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2014年12月23日 イイね!

ミシュラン プライマシー3(Primacy 3)のインプレ(1000km時)

ミシュラン プライマシー3(Primacy 3)のインプレ(1000km時)後期型LS600hで、ミシュランのプライマシー3にタイヤ交換して2ヶ月ちょっと経ちましたが、大体、1000km程度走りましたので、インプレなど。





まず、イントロダクションとして・・

交換前のタイヤは、REGNO GR-XTでしたが、これは前車のLS600hの中期から、5000km程度走行した物をそのまま換装した物でした。



因みに、LS600hの純正タイヤは、DUNLOP SP SPORT MAXX A1でしたが、例の内部にスポンジを配したものなので、静寂性は高いようですが、DUNLOPの特徴でもあるサイドウォールの硬さから乗り心地が悪い以外の印象は無いです。(納車までの間、中期型に装着していました・・)




一方で、GR-XTですが、ブリジストンとしては珍しく?、サイドウォールが柔らかくしてあり、それまで使用していた、先代REGNOのGR-9000に比較して、乗り心地が格段に良くなったというのが、中期型に取り付けていた印象でした。

一方で、REGNOの最大の特徴でも有る世界一であろう静寂性に関しては、GR-9000に劣ると言わざるを得ず、ロードノイズはやや高域のザワツキ音が気になる感じで、残念な印象でした。




特に、LS600hでは、中期型との相性が悪かったみたいで、60km/hくらいで僅かながら「ワォン・ワォン・ワォン」という共振音的な音が出てしまう始末でしたが、後期型に換装した所、この共振音は全く無くなったので、もしかしたら、私の中期の個体差レベルだったのかも知れません・・

私が調べたところによりますと、静寂性の悪化の一つの原因としては、エコタイヤ化によるものであるらしく、転がり抵抗を弱めるため、トレッド面のゴムの硬質化があるらしいので、当然、ロードノイズの悪化は避けられないのだと思います。加えて、実はサイドウォールを柔らかくしたのもこの為であると推測されます。


さて、そんな感じで後期でも使用してきたREGNO GR-XTですが、重量級のLS600hとは寿命面でも相性が悪いらしく、トータル1.5万キロ程度で、スリップサイン的には4分山以上残っていましたが、ショルダー部の溝がかなり薄くなってきました。

やはりブリジストンということなのか、ヨコハマ程ではないにしても、ご多分に漏れずショルダーが立ち気味なので、重量級のLS600hでは、ショルダー部分の劣化が激しくなってしまうようです。



という事で、交換となりましたのが、ミシュラン プライマシー3でしたが、決め手の一つとしては、ショルダーが寝ていること・・



これは、ミシュランの特徴というか、昔からずっと一貫していますが、ミシュランタイヤは、ショルダーを寝かせる事を基本としていますが、実は、昨今、世界的なタイヤトレンドとしても、ショルダーを寝かせる方向に行っていると聞きます。


ショルダーを寝かせると、まずタイヤの寿命が延びのと同時に、燃費性能が上がるのに加えて、轍など外乱に対して強くなるので直進安定性が上がるとの事らしいです。

ただ、ハンドリングに対する初期レスポンスが悪くなるのが一般的であると言われ、ややダルな印象を与える可能性があるそうです。
しかしながら、実際の所、コーナリング中は寧ろ安定するそうです。


もう一つの決め手は、満足保証プログラム中であったこと。



購入60日以内であれば、購入金額と取付費用を返金するという物。
まぁ、履いてダメなら、返品可能ということで、これはこれを選ぶキッカケとしては大きかったです。


一方で、不安材料としては、REGNOとは根本的に発想が違っていワールドワイドモデル(実際、LSのサイズは、STというものでアジア(特に日本?)でのマーケットを見据えたものだそうですが・・)であり、乗り心地や静寂性より、走行性能に振っているということ。

REGNOは、日本専用ブランドであり、日本の道路事情で最大限の乗り心地性能や静寂性を発揮する物ですから、言ってしまえば、100km/h+α程度の走行性能しか想定していないと言っても過言ではないでしょう・・・・

一方で、プライマシー3は、アウトバーンで使える事が大前提で有るわけで、極端な言い方をすれば、250km/hは常用される事を前提にされているはずですので、そもそもの想定に大きな違いが有って当たり前でしょうか。



これって、ブリジストンでは、ポテンザのS001やRE050に近いポジショニング・・と言うと言い過ぎでしょうか。。。。(笑)




という事で、プライマシー3の方が寿命や走行性能が良いのは間違いないというのは、言わずもがなとしても、LS600hという車格に見合った、常用速度での乗り心地と静寂性がどうか?という点でした・・



という前置きが偉く長くなりましたが・・・・・

まず、実際に使用してみて、心配事だった点に関しては、、杞憂とまでは言い切れず、やはり・・という部分も有りますが、一応、不満のないギリギリのレベルでした・・という感じです。

まず、静寂性ですが、確実に劣化したGR-XTより悪化したのは間違いないと言えますが、これは、街中の40km/h程度までで、それ以上の速度域では同等か、それ以下と言えます。

特に、高速ではGR-XTより静かでは?と思えるくらいで、日本ではテストコースでしか味わえない速度域では、LSにも関わらず風切音のほうが五月蝿いと思うくらいです。(←だそうです・・・・(笑))

表現が変ですが、高速走行では、REGNOでは味わったことのない、何か新幹線を思い起こすような感じというと良いんだか悪いんだか分かり難いでしょうか・・

ただ、街中走行では、REGNOに対して、ややロードノイズが気になる感じがしますが、決して安っぽい感じはなく静寂性は十分な静寂性は確保されていると思います。

一方で、窓を開けて走っていると、クリーピングレベルの極低速時に「ビジビジビジ」と小石でも踏んでいるかの如くの独特な音が微かに聞こえるのは、興味深い現象ですね・・・(窓を閉めていれば全く聞こえませんが・)


それと肝心の乗り心地性能ですが・・

交換後の初期段階と、現在でもそれなりに変化しましたが、現状でもGR-XTと比べるとやや硬い・・という印象です。

ただ、これも速度域により印象は違っており、60km/h以上~高速域では寧ろ、プライマシー3の方が乗り心地というか、フラット感は優れていると思います。

GR-XTも悪くないのですが、ややプライマシー3に比べると、速度を上げていくとやや腰砕け感があり、路面のアンジュレーションの変化量について行けずにキャビンが揺さぶられる事があります。

この点、プライマシー3はきちんと路面の変化を吸収しつつ、キャビンの揺れも最小限にとどめている感じがあります。

ただ、やはり、日本の道路事情で重要な速度域である40km/h以下ではややキツイダンピング感があり、路面情報が分かる反面、ややキャビンへダイレクトに揺れを伝える感じがあります。

これが良いのか、REGNOが実はやり過ぎなのかは、分かりませんが、やはり、乗り心地のみを考えるとすると、REGNOの方がいいと思いますし、もうすぐ、廃盤となるであろう、プライマシーLCという3年以上前の物の方がREGNOと近い乗り心地性能を発揮するものと推測されます。




最後に走行性能について触れておきます。

これは、はっきり言って、高速性能はさすがミシュランというか、REGNOとは一線を画す性能を見せます。
とにかく、安定感が段違いで高速走行が楽でしかも飛ばしても怖さが全く無いのは凄い!の一言です。

ミシュランは別な車も含めて3種類履きましたが、一貫している、加減速に対して乱れが少ない事。

例えば高速でアクセルを踏み込むと、加速方向により進行方向に引っ張られる感じが有り、加速感がジワッとよりリニアに増やされる感じがするのです。(←わかりにくいですかね・・)

これはブレーキング時も同じで、ブレーキング時に、後ろにジワッと後ろに引っ張られる感覚がリニアに増す感じで確実に停まれる感じがします。

なので、加速でも減速でも楽なので高速走行が実に楽ちんです。

それと、ショルダーが寝ているせいでコーナリングや進路変更などの初期応答性が悪い・・・というのも、タイヤ形状から受ける印象ほどの違いは分かりません。

これは、LSという車格からくるものかもしれませんが、逆に、REGNOの時のほうが一瞬グラっと来る感覚が有ったように思います。(←決してダメではないですが・・)

ただ、コーナリング中でも、やはり加減速時の同じで、実にオンザレールという感じでコーナリング方向に引っ張られる感じがあり、実に安定感があるコーナリングで、これも安心感に繋がりますし、特に、高速でのインターチェンジなど、ややきつめのカーブでも全く不安感のないのは、ミシュランならではだと思います。

何れにしても、広告通り、アクティブコンフォートという言葉がピッタリだと思いますし、LSにも相性が良いと思います。



ただ、走行性能はそこそこ、1.5万km程度の寿命で良く、徹底的に静寂性や乗り心地を求めるなら(後、価格もGR-XTの方が高いですね・・)、迷わずREGNO GR-XTをおすすめします!
Posted at 2014/12/24 03:09:40 | コメント(2) | トラックバック(0) | LS600h | クルマ

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