今回はEVで使用しているリチウムイオンバッテリーのお話。
私のリーフには公称値40kwhのバッテリー容量を持ったリチウムイオン電池が使われています。
実際使用できる容量は新品時で36kwh程度と言われており、車体側で容量を管理しています。
リチウムイオン電池は、充電率が低いほど大電流で充電することができ、充電率が高いほど電圧が上がる性質があります。
リーフの場合、0%から56%までは最大125Aで充電されそこから低下していきます。
(60%→97A 70%→70A 80%→50A)
そのため、30分での急速充電を効率的にする場合にはぎりぎりまで使用するとたくさんの電気を充電することができます。。。
話が脱線しましたので戻します。
実際に使用する容量と、本来の使用できる容量の差があるほど充電と寿命の特性が変わってきます。
バッテリーの劣化が少なく充電も早いテスラ車の場合、100kwh搭載モデルで実際に使用できる容量は99.6kwh(英語のネット情報w)で、実際に積まれる本来の容量は110kwh程あります。
満タン充電でも上に10%の余力がある(見えないけど)ので、バッテリーに負担をかけず急速充電でもソコソコの電流で100%へ持っていくことができます。
100%なのに僅かに回生ブレーキも効くのは上記の理由の様ですね。
そしてYouTubeで偶然見つけたAudi e-tronの急速充電のメーター映像。
途中の150kwという急速充電で驚きますが、私が気になったのは最後の流れる電力値。
なんと50kwという、日本では最大クラスの出力で充電しています。
これも上記の余力というかマージンを多めにとっているかもしれませんね。
95kwhが公称値で、実際に積んである容量は120kwh以上?
それをソフト的に制限して95kwhの容量で使用している可能性があります。
そうすればバッテリーも傷みにくいし、劣化したら余力を削っていけば実用上劣化は見えなくすることもできますからね。
あくまでも個人的な推測なので、実際はわかりません。
ハイブリッドのバッテリーはこれを極端に余力をとった状態で使用しています。
30秒最大電流で充電してはい満タン!なんていうバッテリーは存在しませんから、本来使用できる容量の50パーセント以下の範囲で利用しているはずです。
フィットも1kwh程度の電池があるので、13kmくらいはバッテリーで走らせられるはず(劣化は進むけどw)
Posted at 2019/06/15 23:51:11 | |
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