
EF8の先輩のホームコースであるモーターランド三河へ再び遠征してきました.
このコースを走るのは今回で2回目.本来,クルマ的には先輩の1秒落ちで走れなければならないところ,
前回はドライバーがビビリ過ぎて3秒近く離されてしまいました・・・.
このため,前回取らせてもらった
先輩の走行データと自身のデータを比較しつつ,改善点は頭に入れながら準備を進めてきました.
事前のテストでは結果が今一つだったRS Sportも,実はこのコースの特性に合わせるためのチョイス.気温上昇を上回る伸び代が得られるかどうか? 再びチャレンジとなります.
早速,話を始める前に今回は注目の戦いがあるので,まずはそちらの様子から.
三河っこさんのEP91 vs 先輩のEF8.
タイムアタックでは,ハンデタイムとコンディションの妙で差がついてしまいましたが,当日ベストで比較すると,何と0.1秒以下の戦い.EA11RやZN6等も交えて非常に高いレベルで拮抗し,Expertの名にふさわしい戦いでした.
そんな方々の走りに刺激を受けつつ,それでは,自身の走りを振り返ってみましょう.
まずは,練習走行1回目.
今回はタイヤの銘柄を変えたので,減衰を前後2段戻しにしてバランスをチェック.3ヶ月前の記憶を呼び起こしつつ,入念にタイヤを暖めたアタック1回目で 51.958.Cコース入口~第1ヘアピンまでのスキール音が少し大きいですが,破綻する素振りは一切感じなかったので,徐々にブレーキングを詰めて 51.484 と上々の滑り出し.
続けて,練習走行2本目.
本来はクラス違いで先輩と同じ枠では走れないのですが,主催者のご配慮(?)により,なんと同じ走行枠に入れて頂く事が出来ました.この機会を逃す手はないので,先輩の後ろにつけてコースイン.
1本目の感触から,タイヤのキャパシティは充分に思えたので,
前回の経験を活かしてフロントの減衰を1段締め.
最終コーナーのテールスライドを抑えて,ホームストレートのスピードを伸ばす作戦だったのですが・・・.
先輩について行くためにブレーキングを遅らせたら,この挙動.遠征先で刺さったらシャレにならないので,ブレーキの踏み方を変えて抑え込みながら,試行錯誤するもオーバー気味の挙動は消えず.タイムは 51.558 にダウン・・・.
タイムアタック1回目.
リスクは冒せないので,フロントの減衰を戻して,リアを2段階下げる方向で調整.
そうしたら,今度は同じ箇所のブレーキングで左側へ巻く動き.
リアの減衰を弱めたせいで,手前の左コーナーで右リアタイヤに荷重が移るのが早くなり過ぎ,この状態で右にステアを切ると,フェイントモーションを入れたかのような挙動で非常に神経を使います.リアが粘るようになったので前後方向の荷重バランスは良いのですが,左右方向のバランスが崩れてしまいました・・・.当然,タイムは落ちて 51.670 でクラス2位.
気を取り直して,練習走行3本目.
前後バランスは良いので,このまま左右の動きを抑えるべく,前後共に減衰を1段階締め(F:1段戻し R:3段戻し).これでようやく車体の挙動が落ち着いて,アタックに専念出来る状況へ(タイムも 51.236 までアップ).しかし,タイムアタック1回目の結果から,ハンデタイム+0.5秒を跳ね返してトップを奪い返すためには,51秒フラット(=51秒切り)のタイムが必要.
「あと一押し.何か・・・何か他に手がないか?」と走行中の記憶を呼び起こすも,これだ!と思える修正点がない.
あと1ラップでこのセッションも終了と諦めかけたその時に,救いの神が登場!
無心で追いかけた結果,50.926 で目標の51秒切り達成.
練習走行4本目.
3本目終了時の左フロントタイヤが,表面温度 IN:68℃ OUT:65℃ と外側がやや低い状態だったので,内圧をまだ下げられると判断.左右共に5kPa下げて前後バランスを大きく変えずにグリップを少しだけ稼いでおきます.また,練習走行~タイムアタックのインターバルが少し短かった点からクルマを温存する(温度を下げる)ために走行自体はキャンセル.その一方で先輩のEF8に同乗させて頂き,1格上の速度域で目を慣らせておきます.
そして,勝負のタイムアタック2回目.
逆転を賭けて気合を入れていたところに,水を差す雨が・・・.まだ路面を濡らす程ではないにせよ,さすがに全開は出来ないので様子を見つつ,バンカーの51.1秒.
恐らく,これではまだ足りないので,最後のチャンスを窺うべく,隊列の最後尾に回って一番路面コンディションが良くなる状況を狙います.しかし,前走車との距離が近く,トラフィックから抜け出せない.とはいえ,残り時間も2分と迫ってきており,「何とか1周だけでもクリアを!」と祈る気持ちで最後のアタックへ.
見事,1LAPを纏める事ができ,50.717 で自己ベスト更新!
この結果,2位を 0.168 秒差で逆転し,首位に返り咲く事が出来ました.
先輩の方も,三河っこさんの挑戦を新品の71R投入で退け,クラス首位を奪取.
走行終了後は,二人で
美河フランクで祝勝を上げました.
救いの手を差し伸べてくれた先輩,ドライビングの課題を教えてくれた三河っこさん,色々と配慮して頂いた主催者様,その他同枠で走られた皆様,お疲れ様でした!
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モーターランド三河 | 日記
Posted at
2017/07/25 00:51:27