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2013年11月29日

トヨタ・クラウンアスリートハイブリッド試乗レポート

トヨタ・クラウンアスリートハイブリッド試乗レポート









~新たなフロントグリルを手に入れたアスリート~

今回はトヨタのフラッグシップモデルであるクラウンのアスリートシリーズを試乗しました。その名の通り、クラウンの中でも若々しいフロントマスクですが、きちんとクラウンのオーラを纏うアスリート。そのアスリートから燃費も良好なハイブリッドモデルについてレポートしていきます。

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◆試乗車情報◆

車種:トヨタ・クラウン
グレード:アスリート(ハイブリッド)
排気量:2500cc
ミッション:CVT
車両重量:1630㎏

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◆エクステリアデザイン◆

今回試乗したのはクラウンアスリートのハイブリッドモデルで、特別塗装色のプレシャスブラックパールの車両でした。フロントはロイヤルとは全く違うデザインのグリルで、このグリルがアスリートの一番の特徴になっています。ロイヤルの落ち着いたイメージとは似ても似つかぬ迫力あるものになっています。大胆な形状ですが、違和感は全くなく、フロントに引き締まった印象を与えています。サイドやリアのデザインは他のクラウンシリーズとほぼ同じです。プレシャスブラックパールは、塗料の粒子を平らに整列させ、立体感を際立たせる塗装とのことですが、余程の車好きのレベルではなければ、トヨタのブラックマイカと区別がつきません。プレシャスブラックパールの方が近くで見るとラメの輝きが強いですが、遠くからではその違いもわかりません。

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◆インテリアデザイン◆


内装のデザインは基本的にロイヤルと同じです。ロイヤルには合っている雰囲気ですが、アスリートとなると、やや物足りないというか、スポーティーさに欠ける感じが否めません。大胆なフロントと違って、内装は落ち着いたものとなっています。質感は価格に見合ったレベルです。アスリートを名乗るのであれば、もう少し尖った雰囲気であってもいいと思いました。

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◆動力性能◆

今回の試乗車はハイブリッドモデルなので2500ccのエンジンとハイブリッドモーターという組み合わせの動力源になります。基本的にこちらもロイヤルハイブリッドと同じですが、ロイヤルに比べて足回りがやや固めにセッティングされているせいか、走り出しに感じる重苦しさが、ロイヤルよりは感じにくい印象です。ただし0~30㎞/hまでの出足はやはり思い描くイメージよりワンテンポ遅れてついてくる感じです。よく言えば重厚感がある、悪く言えば初速からの瞬発力に欠けるといったイメージです。ただし、2500ccエンジンとトルクのあるモーターとの組み合わせなので、中速域以降からはスムーズかつシームレスな伸びやかな加速力を発揮します。市街地走行で不満はまず感じることのない動力性能です。

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◆ステアリング・足回り◆

足回りはロイヤルとは違うアスリート専用のものになっています。今回はそのアスリート専用で「いなし」を謳う足回りに着目して試乗しました。結論から言うと、「いなし」とは違うイメージを受けました。そもそも「いなす」とは、「相手の攻撃をかわす」という意味で、ここで言う攻撃とは、路面の凹凸や、峠道の急カーブのようなものです。「いなし」と言うには安定感のある硬さと、障害をヒラリと交わす絶妙な柔らかさの共存が必要になってきます。このアスリートにはある程度の硬さがあり、柔らかさという部分もあるのですが、「いなす」という観点から見ると、やや硬さが強く出てしまっている印象です。このあたりは人によって表現が変わってくる部分ですが、「いなし」という言葉が似合うのはアスリートではなく、ロイヤルの足回りだと思いました。硬いとどうしても高級感を感じにくくなってしまいますが、アスリートは高級感と硬さをうまく融合させた足回りという表現がしっくりくるものになっています。

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◆居住性・静粛性◆

運転席に座るとサイズ相応の広さを感じます。窮屈さは全くありません。シートの座り心地は悪くはないものの、高級セダンというカテゴリを踏まえると、やや物足りなさを感じます。ホールド感が突出しているとか、心地よい柔らかさに秀でているとか、突出した部分・特徴があるわけではなく、良くも悪くも上々な座り心地です。ただ言い換えれば悪い部分を感じさせない点や、誰が乗ってもそれなりの質感を感じられる座り心地にしているあたりが、ソツの無い車作りをするトヨタ車を感じさせます。

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◆総評◆

クラウンロイヤルにスポーティーさをプラスアルファしたイメージのアスリートですが実際はどうだったかというと、確かにロイヤルよりはスポーティーさはUPしています。それと引きかえにプレミアムな乗り味はそれ以上にダウンしてしまってるのが残念なところです。クラウン“らしさ”を堪能するならアスリートよりもロイヤル、というのが今回乗り比べた率直な感想です。ただロイヤルよりも若々しいデザインが欲しいのであればアスリートも選択肢の一つになると思います。ロイヤルとはデザインと足回りが主な違いになるので、どちらが良いかは選ぶ側の完全な好みになります。

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◆5段階評価◆

エクステリア:★★★
インテリア:★★★★
動力性能:★★★
足回り:★★★
静粛性:★★★
コストパフォーマンス:★★
ブログ一覧 | 試乗レポート | クルマ
Posted at 2013/11/29 19:59:10

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この記事へのコメント

2013年11月29日 21:55
売れないかもモデルも

蓋を開いたらバカ売れですからね!!!!!!!

やっぱロイヤルシリーズが良いな....
コメントへの返答
2013年11月29日 22:55
一応クラウンっていうネームバリューがあるからね~。セルシオがない今はヤンキーなんかにもウケるしね(-∀-;)

アスリートっていうくらいだから“官能的”って言葉が似合うような乗り味を期待したのだけど、イマイチそういう大人のオモチャになりきれてなかったかなぁ。どっちかっていうと、乗り味だけならロイヤルの方が好みだったね。
2013年12月1日 21:22
こんばんは♪発売してから乗りにいきました。  やっぱりアスリートがいいです。ピンククラウンのモデルです。
コメントへの返答
2013年12月1日 21:52
色々と話題を呼んだグリルは好みが分かれますね。自分は嫌いではないです。

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