Ｆ１カナダＧＰ

カナダＧＰは北米との時差の関係から、ＢＳでは月曜日２２時～放映となり（妥協策としては適当と思います）、たった今見終わりました。

もうネタバレではないので良いかと思いますが、今回の勝利者は、様々な戦略が交錯し、ピット作業では貴重な１秒を失いながらも王者らしい貫禄を見せてくれたハミルトンでした。

２位～３位の表彰台にはワンストップの賭けが当たったグロジャンとペレスが登りました。アロンソのマシンはかなりアップデートが効いて、終盤まで首位争いをしていましたが、タイヤが残り５周で正確に終了し、５位まで後退。残念！

可夢偉もワンストップ作戦でしたが、ちょっとポジション取りに苦しんだ末の９位ゴールでした。ペレス同様に今シーズン中の表彰台を期待したい所です。

カナダＧＰは前回のモナコよりバトルとパスシーンが多いせいか、楽しめました。

それにしても先日、ＴＶＣでＧＰ２のシミュレータを体験してみて実感しましたが、羽根付きフォーミュラの挙動は特殊です。普通の車と最も異なる点は、ダウンフォースの有無でリアのグリップが激しく変わってくる所です。Ｆ１のオンボードを見ていると、低速ターンからの立ち上がりはスロットルを少な目に踏んで、さらに早めのシフトをしている場合もありますが、ああいう加速地点でも、あと１ミリでも踏みすぎるとあっという間にスピンアウトする、氷の上同様なぎりぎりのコントロールをしているはずです。

今後もウイナーは増え続けるかもしれませんが、タイトルを手中にするのは、いずれにしても総合的な実力者になるのではないでしょうか。

また次戦に期待していますよ。