Goodwood Festival of Speed

便利な世の中になったもので、Youtubeを開けば、今年のGooodwood Festival of Speedを場内アナウンス付きのノーカットで見られます。
1日分で9時間以上になるので、全部鑑賞するのは大変な時間が必要になります。私は今の所、day3の2時間余りまでチェックしましたが、MAKI F101が実走する雄姿も見ることができました。このイベントはもっと爺さんになってから、優雅に見に行くべきイベントだと思っています。正に成熟した車文化の象徴ですから、日本では望むべくもありません。

新旧F 1ドライバークラスのスターも何人かは参加しており、フェリペ・マッサやブルーノ・セナの顔も見えます。

画像のメルセデスW165を操縦しているのは、ジャッキー・スチュワートです。
氏は1974年でF 1現役ドライバーから引退しました。私がAUTO SPORTを読み始めたのは1975年の暮れですから、ジャッキーがレースをしていた時期をリアルタイムでは夢中に見ていたわけではなく、他の自動車雑誌でほんのちょっと読んでいた程度でした。
しかし、その後2～3年はジャッキースチュワートによるF 1試乗という企画が日本のAUTO SPORTにも掲載されていて、様々なチームのF 1マシンのテストインプレッションを読むことができ、親しみはあります。

ジャッキーが引退してから、間もなく40年ですから、光陰矢のごとし、歳とるわけです(爆）

少なくとも1986年までは、日本でF 1レースのレギュラー番組は無く、一般的には最新情報源はAUTO SPORTでした。1985年終盤からはウイリアムズホンダが好調になってきて、F 1マニアはレース結果を知りたくてうずうずしていました。
しかしF 1レースのリザルトを取り急ぎ知りたくても、火曜日のスポーツニッポンを買ってきて誌面を全チェックし、10行のベタ記事を発見できれば幸運だったという時代です。

ま、今は情報は凄く早いですが、モーターレーシングが日本で欧米並みなメジャースポーツとして認識されることは無いでしょう。なにしろ電子機器で車間距離を保って、繋がっていない電車みたいにしてノロノロ走らせるのが最も安全であるという思想の国になりつつありますからね。