ルマンにかける夢～最高峰のレースに集う人々

12日(土)にNHKのBS-1で放映されたルマン24時間の番組をやっと録画で見ました。
レースの表現が叙情的すぎる感はありましたが、映像と構成は凝っていて２時間近い番組は十分楽しめました。

ワークスチーム、プライベーター、チームリーダー、ドライバー、メカニック、観客、主催者、コースマーシャルといった、ルマンに関わる人間を多角的に取材した特集番組でした。

印象に残ったのはルマン24時間のコースマーシャルを40年続けている方でした。
息子さんも当然のように、そのボランティアの仕事を引き継ぎ、中学生くらいのお孫さんもすでにコースポストの現場に同行しており、資格が取れる年齢になったら三代目としてフラッグを振る気十分なのだそうです。
斯様に、ヨーロッパ人の日常生活とマインドにはクルマとモータースポーツが100年前から浸み込んでいます。

しかし唐突に発表されたポルシェワークスのWECとルマンのLMP-1からの撤退についてはちょっと触れていただけで番組のストーリー的には未消化でした。

上の画像はガレージNO.５６という、ルマンの規定クラス外出走枠で来年に自前の先進的マシンによる参加を目指している地元の方です。倉庫風の研究ガレージ基地といい、主の雰囲気といい、バックトゥーザフューチャーのドクによく似ていて面白かったです。