エレベーターの中のトンボとトンボの思い出

夕方イオンに買い物に行き

ペットショップの猫を見たかったから、普段使わない方の駐車場に停めまして；

で、買い物も猫見物もすませてクルマに戻るのに、エレベーターに乗ったら

何と見たこともない大きなトンボがブンブンぶんぶん飛び回ってまして；

ドアが開いたら出ていくかしらと思い

ドアの方に手招きしたつもりが、大トンボのヤツめが私に向かって

ブンブンぶんぶんと迫ってきまして、恐ろしいのなんの；

エレベーターに乗っていたごくわずかな時間が長～く感じました。



ただそれだけのことでしたが、さっき思い出したことがあります。

子供の頃、私の家のすぐ前が広く畑になっていまして

秋のはじめ、今頃だったかな、トンボがわいわいと大勢で飛んでいたんです。

それを私めは、ひとりで道のキワに立って補虫網を上に横に振り回して、捕まえたら逃がし、捕まえたら逃がす遊びをしておりました。

で、何度もやっていたら、一匹だけ、死んでしまったトンボがいたんです；

その時は

「ああしまった；悪いことをしてしまった；」と冷や汗をかくような思いがして、畑の土に埋めて
「ごめんなさいごめんなさい」と死んだトンボに謝りました。


それ以来、私はトンボが苦手です；


で、先のエレベーターのハナシですが；

今更ですが、エレベーターのドアを長～く開けてやって逃がしてやれば、昔の私のトンボにしたことへのつぐないができたかもしれなかったなあ～と、ぐずぐず後悔をしております；

でも、またエレベーターで大きなトンボに出会うのはもう勘弁してほしい；
(^^;)））