
汐入公園から 10分程度テクテクと歩いて到着。
目印はデカいガスタンクが 2基、で 迷うこともなく。
北から来ると、ちょうど朱塗りの鳥居と、黒々とした富士塚が目に入ります。ネット上で見つけた時の説明には「富士講関係石造物群」との記載があって、富士山信仰の遥拝所をもった塚だというもの。
まあ その内容よりも、青空をバックに黒々とした石を累々と積み上げた姿が印象的で、これは実物を見なきゃ… ということで。
早速境内へ。
一度正面側にまわって大鳥居から中へと向かいます。
鳥居には安永八年と刻まれているので、1780年建立のよう。縁起によると神亀元年 (724年) の鎮座というから、けっこう古いですなあ。ご祭神は天照大御神となってますし、2柱の石碑には、古事記の国生みにある「修理固成」(つくりかためなせ)と、日本書紀に天照大御神の神徳をうたった「光華明彩」と彫られています。もちろん「修理」は現在使われている「直す」という意味ではなく、もともとの「モノを作る」ということで、読みも「つくり」となっています。
(てのは調べた結果、またひとつ賢くなっちゃった 笑)
そこを通り抜けると、本殿が目の前に、そして右手に目指す富士塚。
ほほーう、これはまた…
本殿のお参りも早々に、矯めつ眇めつ富士塚を見ていきます。
写真で見ただけでも結構インパクトがあったが、こうして目の前にあるとその印象はさらに強い。
溶岩のようなひときわ黒い岩を山に見立てて堆く積み上げ、そこに遥拝の碑やら庚申塔、お稲荷さんなどがイロイロと祀られている集合体。黒々とした小山と朱塗りの鳥居・そして抜けるような青空と、こりゃー来た甲斐があるわ(^^
改めてジックリ見ると、庚申塔には三猿(見ざる聞かざる言わざる)が彫られていたり、3基ある鳥居は全て形が違ってたり(笠木部分がかまぼこ状ってのも珍しい)、と全体の雰囲気以外にも見どころ(笑)がたくさん。
しばらくあちこち見ながら写真を撮ってると、一眼を持ったオジサン 2人組が登場。
目の端で追ってると、本殿から境内、そして富士塚へと被写体を移していく。
もちろん富士塚のカットが一番多そう… やっぱね。
とまあ、こっちは結構満足したので、場所は明け渡しましょうか(笑
さて次は、昭和時代に戻ってみましょう。
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ふらり | 日記
Posted at
2015/09/24 20:30:25