![ローコストで行こう[259] 哲学堂公園 ローコストで行こう[259] 哲学堂公園](https://cdn.snsimg.carview.co.jp/carlife/images/UserDiary/11653663/p1m.jpg?ct=4b02e9dc0b2d)
嫁がこの 2日程故障中なので、家族揃っての初詣はおあずけ。
ただ、1日中家の中にコゾウを置いておくと(ウルサ過ぎで)回復も遅れるだろうということで、洗車やら食材を仕入れるのもかねてちょいとお出かけへ。
■今日の出費:なし
やってきたのは中野区にある哲学堂公園。
哲学堂とは何ともおカタいイメージの名前ですが、まぁ公園ですから子どもの遊具もあるし野球場やテニスコートなんてのもあります。
でもポイントはもちろんソコじゃなくて、名前の由縁たる「哲学」の世界。
入り口前にある 10台程度の駐車場にねじ込んで、いざ 抽象概念を具現化した場所へ(嗚呼 難しいw)
この公園はもともと東洋大学を創設した井上円了氏が私財をなげうって作ったもの。
「諸学の基礎は哲学にあり」という観点から教育に力を注いだが、一方近代的な妖怪研究の創始者でもあり、「妖怪博士」とも呼ばれたという。そんな哲学と妖怪が合体(笑)した公園、いったいどんな情景を見せてくれるのか…
クルマをとめたすぐ先には遊具のある広場、まずはココで肩ならしから(笑
そしておもむろに、両脇を石柱で固められた入り口へと。左に「真理界」右に「哲学???」…読めん(^^; 出だしからヤられました(笑
続いてその先には、哲理門(別名 妖怪門)と。
「哲」の瓦が目を惹く山門風の小振りな門ですが、これがユニークなのは左右に配置された像。
向かって右には天狗、左にはなんと幽霊が… 普通は仁王様をを置くもんですが、さすが妖怪博士 やることが違うなぁ。ちなみにこれにはちゃんと理由があって、天狗は陽・幽霊は陰をあらわすという事らしい(From 解説パネル)でもって、なぜ天狗と幽霊かといえば、敷地に天狗松と幽霊梅があるから、という実に安直なもの(笑 うーん、真理とは案外こういうものか。
ほかにも園内には哲学系・妖怪系で名付けられた建物や場所などがイロイロ、その数 77 にのぼるという。
ぶらぶらと園内を散策しながら、無盡藏(書庫)、鬼神窟(迎賓室)、唯心庭、概念橋などなど、順番にそのネーミングを楽しんでいく。
そして、こうして歩いてみて改めて思い出すのは、なぜか子どもの頃。
昔はまだまだ造成地や背の高い雑草のワンサカ生えた薮なんかがあって、遊び仲間たちととっておきの秘密基地(笑)を作って、何でもない草木や崩れた壁の隙間などにそれぞれ名前を付けていく。あるはずもない緊急事態のために緊急脱出口なんてのまで完備してたり(笑 ここを見てると、なんだかそんな自分だけのイメージを自由に名付ける喜び、なんてのが沸き上がってくる。
うーん、これは大分狙いと外れとるよなぁ(^^;
真剣に哲学を説いた氏の考えからはすごい逸脱だろうが、妖怪博士の異名も持つ奇才、凡人のこういう感じ方もアリですよね、ね。
■フォトギャラリー
Posted at 2009/01/04 11:20:44 | |
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Jr とふらり | 日記