
登場したのがチビッとばかり遅かった。
正直そう思う。
ビデオデッキが世に出たとき、 PCM 録音という名のデジタル音源化の手段が民生機にもあらわれたが、録音機器としてのビデオデッキ以外にデジタル化する機材がいったりとハードルが高かった。
その後、今度は DAT デッキなるものが出現。各社から一斉に発売されたような気がするが、CD からデジタル録音できないという恐ろしい宿命を背負った規格だったため、誰が買うの? っちゅう内容だった
(ような希ガスw
結局 DAT はデータバックアップ用の機器になるしかなかったわけだが、そんな頃にやっとでたのが MD だった。
CD を超えるサンプリングで録音できるなんて売り文句だったが、圧縮して録音されるため初期のモデルは下手するとカセットテープより音が悪かった (^^;
これが結構尾を引いたりして、結局生き延びる術は持ち出し用 = MD ウォークマン・カーステ用編集機器になるしかなかったんだよなあ。
せめて後 3年市場導入が早ければ、確実にカセットの代替機として売れてたと思うんだけど。
…という割りには乗り換えているなあ(^^;
■SONY MDS-302(1995年)
携帯カセットプレーヤw が結構くたびれてたので、ここらでそろそろ MD か? ということで録音用としてデッキに手を出してみました。
カセットと比べると録音は神経使わなくてイイし、ランダムアクセスなので使い勝手も良し。
でも、正直音はカセットの方が良かった。もうワウフラとヒスノイズがないからイイように聴こえるだけ。
メインシステムで鳴らすことは殆どなかったですなあ。
■KENWOOD DM-7090(1997年) ※写真は7080です。
2年も経つと SONY タイマー発動で、ほとんど自家録再しかできなくなった MDS-302。
仕方が無いので、今度は KENWOOD でいってみましたよ。流石に値段も含めて前機種よりも高性能(笑)、KENWOOD らしいすっきりとした表現で、いい感じで再生してくれました。
もうこの頃にはオリジナルで曲を編集する熱もさめてた時期でしたが、改めて録音した曲の音の出方の違いにびっくりして、録り直したディスクがちらほら(^^
■SONY MDS-JA50ES(2001年)
熱が冷めて… とか言いながらまだ買うか(爆
たまたま行ったハードオフで中古で売ってたんですよー たしか 5万円切るぐらい。もともとが 18万ですからもう前後考えずに(^^; 流石に 21世紀の機種、デジタル技術の進歩を感じる再生音。とくに D/A コンバータにはカネがかかっていて、他のデジタル機器から信号だけ出して、コイツでアナログ変換 → 再生が一番いい音を奏でてくれます。
ただし、やはり SONY、ディスクを 1枚喰ったまま吐き出しやがりません orz でも修理に出しても MD 聴かないしね…
Posted at 2009/12/20 08:35:56 | |
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