
結構歩いた気がしてましたが、時計を見るとザッと 1.5時間程度。
じゃあということで。
もう一ヶ所、郷土資料館まで足を伸ばしてみます。
東京大仏通りを北上すると、これのどこが滝やねん? な 不動の滝だとか区立美術館などなどがつらつらと続いておりますが、太公望が群れ集う赤塚溜池のその奥にあるのが板橋区立郷土資料館。
予備知識は全くありませんが、郷土資料館なので推して知るべし、ですな。
エントランス前のスペースには、こういう所に似合わない大砲が 3基。
姿的に明治〜大正の頃合いのように見えますが、どういう謂れがあるんでしょうか?
中に進んでみると、大きくは「生きる」「暮らす」「戦う」と分類されています。前者ふたつはよくある内容ですが、「戦う」ってのはなかなか無いテーマ。なんでも明治維新とともにこの辺りに火薬製造所が作られ、それに伴って種々の工場が造られたのだとか。
なるほどねー
ところが現行の展示は、その「戦う」を圧縮して、映画関連の機材がならぶ内容が幅を占めています。そこに掛けられているポスターがなぜか「男はつらいよ」、はて、寅さんのふるさとは葛飾柴又じゃなかったっけ?
よく見ると、渥美清さんのふるさとは板橋なんだとか。
加えて軍の要請で光学産業が充実してたこともあって、映画関連の機材が充実してるということらしい、ふむふむ。
1F はザッとこんな感じ、つづいて 2F は企画展で「江戸明治版画いろいろ~極彩色の魅力~」と銘打って、結構な数の版画が並んでいます。よくある博物館ネタだと時代を感じさせる色あせたモノが多いなか、今回目にするのはタイトル通りの極彩色。知ってた名前といえば歌川広重程度とまあ自慢にもならん(^^;)のですが、その発色の良さには目を見張るものがあります。
時代物でありつつココまで発色させる技術、長らくプロセスカラー & インクとつき合ってきた身にとっては、アタマで判っていつつも結構感動ですね(^^
一通り見終わった最後は、屋外へ。
ソコには旧田中家住宅なる古民家が一棟。これまでも日本民家はいろいろと見てきましたので、それほどのことはありませんが、座敷に設えられた五月人形はナカナカの見もの。そうかー 明日は端午の節句だもんなあ。
よっしゃ、あしたはコゾウを積んでどっかへ出かけましょうか。
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Posted at 2011/05/07 10:45:47 | |
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ふらり | 日記