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さてさてやってまいりました埼玉県立近代美術館。
通称 MOMAS と、なんだかニューヨーク近代美術館をイメージさせる愛称です。
収蔵品はそれにどこまで迫れるんでしょう？　なんて気になりますねえ。

今日がちょうど企画展の「アール・ブリュット・ジャポネ展」の最終日だからか、この手の割に結構な人出。メインの目的は椅子たちに座ることなのでまずは椅子探しからスタート。
フロアは 3F + B1 という構成ですがちょうど県展の準備のためか慌ただしい雰囲気。
1F のロビーにさりげなくワシリーやバルセロナチェアが置かれています。どれも結構擦り切れていて、使われてナンボという椅子本来のあるべき姿、と言えないこともないんですがもう少し手入れをして欲しいなあ。なにげに荷物置きにされてるバルセロナスツールなどを見ると、なんだか悲しくなります…

ほかにも昔からスゴく好きなヒルハウス1 を発見！
思わず受付で「座っていいですか？」って訊いてしまいましたよ（笑
他にもラ・マリー（Kartell に売ってる透明なヤツ）とかトム・ヴァックとかは見つけたけれど、マリリンがない！
エクストレムもマシュマロ・ソファもサッコもない…　あれえ、おかしいなあ。
これはもしや展示室内に!? 、と考えざるを得ません。
仕方なく、もともとあまり気乗りしなかった企画展ですが、見せてもらうことにしましょ。

金額も訊かずに受付で野口サンを 1枚出したところ、「企画展ふくめ 1000円です」…って、えっ！
確か常設展示は 200円ぐらいだったはず。ということは… orz
とりあえずは常設展の MOMAS コレクションから。メインが日本人の作家モノなので派手さはないですが、それでも 3D と見まがうような今野忠一の「山湖浅春」や竹林の透明感漂う空気を見事に再現した橋本雅邦の「竹梅図」など、屋外展示の「階段」を含めまずまず納得な内容。…でも椅子はない(^^;
残すは企画展のみ。
もう観覧料払ってるんだからどうしようもないんだけど、内容想像つくしなあ。
見たら「勿体ないなあ 800円」って思っちゃうんだろうなあ、とかグルグルする訳ですよ。でもコレも椅子のため（爆）ということで踏み込みましたが。並ぶ作品はどれも ”時間かかったでしょ ごくろうさん” 的なものが並んでいて、イメージの範囲を超えるモノなし。まあ泉巌氏（佐和山遊園 建立者）が出てるくらいだからなあ（笑
でも思いのほか混んでます。みんな見入ってます。うーん、こりゃワタシにその手の感性がないということかw

結局ここで出会ったのはマシュマロ・ソファのみ。
結構凹みつつ美術館を後にし、3F を探索してないのに気づいたのは既に車上の人となった後 orz
でも再度訪問は　…ないだろうなあ。

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北浦和駅近くの公園内にある近代美術館に、なんでも有名な椅子たちのコレクションがあるという。
それも座れるらしい。
その手のものというと、これまで撮影小物として見るだけだった代物なんで、コレはぜひとも(^^)
オマケにその公園にも、彫刻広場とか音楽噴水なんてモノもあるらしく、コレは結構楽しみ。

早速出動、30分程度で到着。
場所はホントに北浦和駅からすぐの立地。おかげか公園用のパーキングはなし orz　なので、近くのコインパークへ。
この辺だと \100 /20分 というところなので、あまり気にしなくても大丈夫。
まずは案内マップを見ると…　えーと、県営北浦和公園とな。ふーん、でなに、南側はさいたま市営浦和北公園 ???　なんですか。うーん、まあよくある行政の線引きによるモンなんでしょうが、こんなことで管理を分けてメリットがあるんでしょうかね。正直 意味不明(^^;
まあ、そうはいいつつ利用者にとってはあまり関係のないことなので、ツッコミは置いといて。

案内マップ横に設置された音声ガイダンスでは、「文化の薫り高い浦和」とかなんとか蘊蓄が流れております。
そうなんですか、浦和。関西人の認識ではサッカーぐらいしか思い浮かびませんが(^^;
そんなことを考えつつも園内を散策。
近代美術館は後のお楽しみにとっておいて、まずは彫刻広場を目指します。
公園自体は街中なのでそれほどの広さもなく、目当ての彫刻広場には予想外にすぐ着いた、までは良かったが…

うむむ。
「文化の薫り」…　は作品から感じることは出来ますが、使用としては芝生広場…　ですな orz
アチコチに作品が点在するその周りで親子でキャッチボールや追いかけっこなどなど利用者が文化の薫りを満喫しているようには見えませんなあ(^^;　どちらかというと近隣住宅地の憩いの場という空気が強く、どう転んでも作品を観賞するという気持ちが湧いてこない環境。これは作品を見にきたものにとっては結構残念な点。せめて彫刻広場だけは他とは異なるツクリにして欲しかったってのが正直な気持ち。

行政は文化の薫りをうたいたいのかもしれませんが、使用者の意識はそうでもなさそう。
そんな乖離がみえるこの公園、北浦和と浦和北に象徴されているような気もしてしまいますねえ。

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