
このパーツ写真を見てピンと来た人は
織機関連の業界人。
ということ? で、本日の本命スポット
東京農工大学 科学博物館へやってきました。
(てか、本日はこの 2件だけの予定 ^^;)
駐車場はないかもなー と思いつつも正門前の受付で訊くと、すぐ横(東側)の駐車場に入れるようにと。よかったー、近辺にコインパークが無かったので、どうしようかと悩んでたのでした。
これで時間に束縛されることも無し、ジックリ見させてもらいましょう。
今回ラッキーだったのは本学の成り立ちである織物に関連する織機の説明が聞けたこと。
たまたま時間があれば説明しましょうか、と声をかけていただいたので、是非とも!というところで(^^
全然知らないわけじゃない織物の世界、でも今回説明を受けて初めてなるほどなー、と。
仕込んだ話はイロイロあるが、正直今までよく判らなかったのが、水や空気で糸を飛ばす、ということ。実際に機械を動かしてもらって、実演を見たことでやっと理解できました(^^
えーと、すんません、ハナシがいきなりでしたね(^^;
基本織物ってのは、仕上げたい幅にズラーッと並んだ縦糸の間に、横糸を通して織っていくもの。
ということは、横糸をいかに通すかがポイントなんですね。
時代劇なんかの機織り機で、横糸を手で右から左、左から右と順番に杼(シャトル)を通しながら織ってるのを見たこともあるでしょう。
あのシャトルを動力で左右に移動させる = 打ち出すことが出来るようになって、飛躍的に生産性が上がったわけですが、反面機械から飛び出してしまい作業者にケガなどを負わせることもあったらしい。
そこで考えだされたのが、水や空気を使って、糸を打ち出すという手法。
要は水鉄砲や空気砲で飛ばして、横糸を通すという仕掛け。
この方法、産業革命以降 早くに特許も取られていたそうですが、技術が追いつかなくて実用化に至ったのは 20世紀になってかららしい。で、特許申請に書かれていたのは、生産効率がを上げるためじゃなくて、先のケガをなくすため(工員の安全を図るため)、という内容。
…ええハナシやなあ(ToT)
技術革新イロイロあれど、ナニを大切にするためかってのが、もっと知られるとイイのにねえ。
■フォトギャラリー
東京農工大学 科学博物館 /
織り物関連展示
Posted at 2015/03/22 23:57:36 | |
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ふらり | 日記