
今日は打合せで、東京駅界隈をグルグルと。
チョットした合間程度なら、時間調整に最近できた商業施設とかをフラッと見に行ったりするんだが、バクッと 1.5時間も間が空いちゃうと、さて どうべえか? と。
たまたま居場所が丸の内だったので、今 三菱一号館美術館では何をやってるのかな? とふらり。
そこには「狂ってたのは、俺か、時代か? 画鬼・暁斎」とキレたコピーと、ひときわ目を惹くドピンクのバックに鳥獣戯画の猫又。
結構インパクトあるなあ… 暁斎は知らないけど、一度見てみるか。
てことで、大枚叩いて入館。
エレベータで 3Fの展示ルームへ進み、さてどんな絵だ? と見ていくと…
はて、なんで建物の図面!? それもジョサイア・コンドル。
コンドルっちゃ、
旧古河庭園の洋館や
旧岩崎邸、この前出かけた
東京復活大聖堂など数々の設計を手がけた明治期に活躍した建築家。それが何で… と、しばらく意味も判らずに見ていきますと、どうもこの三菱一号館、設計がコンドルらしい。
まずはこの建物からスタート、ということね。なるほどー
と考えたのは浅はかだった…
そこにはもっと深い仕込みがあったのです。
そのまま順番に見ていくと、今度は日本画。
鷹や鯉などよくあるモチーフが緻密な筆で描かれていて、ほうほう、ナカナカですなあ、とか思いながら作者を見ると「ジョサイア・コンドル」と。
へっ!? いやいや何かの間違いでは… と次の作品を見ても同じくコンドルの名が。
マジでそうなのか。だから馴染みのある建築から入ったのか。
うーん、設計や図面だけでなくて、やっぱ描けるヒトはなんでも描けるんだね。
ちなみに画号をみると「暁英」とある。ははあ、ここでやっと繋がった。
今回の「暁斎」ってのはお師匠さんなんだね(てか解説パネルを全然読んでないからこういうことに… ^^;)。
その後は真打ち登場、暁斎の作品がズラリ。
もともと日本画は好みじゃないんだが、正直今回ちょっと考え方が変わった。
なんちゅうか、ヲッサンがいうのもおこがましいが、筆の運びに迷いがない、というか、意味のない筆がない、というか。自由闊達を感じさせるスミの流れでありながら、計算し尽くされている線、そして構成。もうスゴい、としか言い様がない(としかいえないボキャブラリーの貧困さw)。
そっからは、あっという間に時間が経過。
気づくと次の打合せまで猶予なし。
ふう、時間つぶしのつもりだったが、時間が足りなくなっちゃったねえ(^^
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Posted at 2015/09/01 23:52:00 | |
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ふらり | 日記