
移転してたとは知らなかった、たばこと塩の博物館。
人やモノならいざ知らず、思いがけず博物館にバッタリ出会うとか、なかなかありえんことですよね。
公園側から入ると、そこは裏口だったようで、改めて正面側の受付へ。
最初は分館かと思ったのでそう訊いてみると、去年渋谷から移転してきたらしい。
展示スペースが広くなったので見やすくなりましたよ、ということだったので そこも期待しつつみさせてもらいましょ。
エスカレータで 2Fへ登り、まずは企画展「根付と提げ物」から。
ヲッサンもご多分に漏れず小さいモノには目がない方ですが(笑)、こういうのを見るにつけ、日本人のちっさいモノに対するコダワリ感はやはりハンパないなーと実感しますね。どうしてそこまでこだわって細工するの? ってぐらい精密な細工の数々。最初は生活用品のパーツをちょっとオシャレにしたモノだったが、気づくと作家の工芸作品の域に達してる。
このコダワリ感が日本人だよねえ。
さてさてシブい展示を堪能した後は、常設展のたばこ & 塩へ。
まずはそのまま、同じ階にある塩の展示へ。
さすが新規にデザインしただけあって、渋谷にあった頃とはまったく違ったシンプルモダンな空間設計。
塩をイメージしたのか、ホワイトを基調にしたカラーリングが、展示内容と相まってクリアな雰囲気を醸し出しています。この展示物のほとんどがあそこから持ってきたとは思えないまとまり感、いやー上手く仕上げましたね。オマケにフレコミ通りの広めの空間で、ゆったりと展示を見ていくことが出来ますなー
でもまあ、基本的な内容は変わらんので、ふんふんってところですが(^^;
続いて 3Fのたばこ関連の展示。
いきなりパレンケの神殿レリーフがお出迎え、こういうのスキだしw とヲッサン的にはツカミは上々(^^
その先には、渋谷だと詰め込み状態だった展示物がキチンとショーケースに入れられて、すっきりと展示されてる。だからかどうか、盛りだくさんだったような気がした物量も、何だかもの足りんような気になるから困ったもんです(^^;
そして最奥には、近代たばこ文化のながれを見せる展示。
大きく変わったのはここでしょう。前はリアルなたばこのパッケージがズラーッと並んでいたんですが、今回はそれを大幅に電子化。操作するとインタラクティブに解説が出るようなモニタが壁に用意されていて、なんともサイバーなイメージ。こういう造りは好みではあるんだがw ここに関してはとちょっと残念。
やっぱ当時モノは当時のリアルな姿で見たいってのがホンネ。昔父親が吸ってたチェリーとか、何故かずっと机にあったピース缶とか… 現物があるとその当時を思い出せるしね。
てな感じで、イマドキの人たちが見るには、リファインされて見やすくなってると思うのですが、いいトシのヲッサンにはちょっと郷愁感がダウンしたなー って気持ちになる展示となっておりました。
■フォトギャラリー
2F 塩の世界 /
3F たばこの歴史と文化
Posted at 2016/05/07 08:31:11 | |
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ふらり | 日記