
この前、
吉祥寺美術館で ”萩尾望都 SF原画展” を見てからというもの、上手くのせられた格好で、40年ぶりの続編「春の夢」ってのが気になる(笑
さてどうしたものか… としばらく悩んでみたけれど
それはどっちかというと、買う買わない ぢゃなくて、自分自身に「買う理由」を納得させる その口実を捜してるだけだったりw
ということで、結局それほどのこともなくポチッと。
いやー、少女マンガを買うなんて、何十年ぶりだろう(笑
よくよく思い出してみると、ザッと 30年ぶりぐらいだと思うんだよなー
で、早速読み進めてみますと

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…
うーん。
これは違う。
いや違わないんだが、違う(^^;
まず、この何だか骨太な輪郭のエドガーは…
あの、バラをたしなみ、細い指先からエナジーを掬う、繊細なポーのイメージじゃない。
えーと、なんちゅうか、これは、佐々木倫子みたいな雰囲気w
(いやいや、佐々木倫子は大好きな漫画家なんですってば ^^)
ストーリーも戦時中とはいえ何だか殺伐としちゃって、あのどこか幻想を抱かせる空気感がない。
まあ、あれから 40年ぶりなんだから、画風や話の組立て方が変わってても当然といえば当然なんだが、やっぱ淋しいモンがありますね。
ということで、久しぶりに本棚の奥から出して読んでみました、ポーの一族。
そうそう、これこれ(^^
この瑞々しさ、紗のかかったようなシーンイメージ、そしてバンパネラの恐ろしさと哀しさ。
やっぱコレだよなあ…
てなことで、逆に 40年前の作品を改めて堪能させていただきました(^^
で、と。
この「春の夢」は前編、さて後編をどうするか…
ってまた、自分を納得させる口実捜しになるんだろうなあw
Posted at 2016/08/08 20:25:01 | |
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