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ここに来たら最後は、サンリオ ピューロランド…　ぢゃなくて！ 多摩美術大学美術館ですよね。

■今日の出費：\540
（入館料 大人×1、駐車場代）/累計 \1,260

とはいえ別に多摩美に思い入れがある訳じゃなく、この前 TV で宣伝やってた「モノミナヒカル展」が面白そうだったから。
とりあえず美術館の位置がよくわからなかったので、クルマを動かしてナビ様に入力したらば…　目と鼻の先だった orz　まあしゃあない、近くの駐車場に入れ直しますわ。

さてと。
改めて美術館前に立ちまして、思いの外そのコンパクトさにふーん…　てな気になりましたが。
まあガワじゃなくて中身だわな、と思い返して中へ。
受付で、これまた学生サンなイメージの方へ入館料を払って、先へと進みます。
ちょうど学芸員によるギャラリーツアーの最中、でもそれには参加せず片耳だけそちらにおいて、他の展示物を見ていきます。
だってみんなそっちに釣られるんで、他の作品をかぶりつきで見られる絶好のチャンスなんだから。

そうそう TV で見たのはこれこれ。
振動で動くということだったのでもっと五月蝿いのかと思ってたが、案外静かでこれならオブジェとして売ってもありなんじゃね？　とか姑息な気持ちになるのが、心貧しいとこですなあ(^^;
それはそれとして順番に見ていきますが、やっぱマグネット素子とかがムシっぽい。
あの独特のコソコソと行き来する姿が、どう見てもムシを連想させる。
まあ、実はそれがイイ訳だが（笑
他にも予想より大きなものがイロイロと並んでいて、そっちはそっちで面白い。
動きはさっきのチビッコイのと比べるとずっとゆっくりだが、その分なんというか考える時間をくれる…　という感じかな。
ちっちゃいが「感じる」だとすれば、大きいのは「考える」的な時間軸、そんな感じ。
別に悠久とか大きなことを言う気はないが、今の自分の時間の歩みを考えるという気にさせてくれる。

年寄りはそんな回りくどい見方になっちゃうんだろうが、コゾウはどんなモンでしょか？
訊いてはみたが、応えは
「あの玉が途中で入れ替わって見えるのは何故？」
とかいう科学的見地な内容。
うーん、まあ人それぞれ楽しみ方あり、ということで、哲学的な考えはジーサンにお任せということですなあ(^^;

とかいいながら、2周を巡って終了。
さーて、そろそろ時計も良い時間だし今日はこれにて撤退。てかこれで年内は打ち止め、ですな。

■フォトギャラリー

お昼を済ませて、次はチョコッと移動。
一度は歩いて現場までいったんだが、無料の駐車場があるとわかるや、取って返してクルマで移動です（笑

■今日の出費：なし /累計 \720

やってきましたのは、東京都埋蔵文化財センター。
埋蔵物系は奈良で似たような名前の、桜井市立 埋蔵文化財センターというのにいきましたが、コッチは東京「都」ですから、まあ大分いい感じのはず…　とか勝手に想像して訪れてみたのですが。
結論からいくと、結構イイ(^^)　いやー　展示もガクジュツに拘りすぎず、体験モノ・お遊びモノものあるし、屋外には復元住居まで備えるとは。
これがまた無料ってんだから、東京都ナカナカ頑張るねえ。

研究施設のようなモダンな作りの建物に入ってみると、目に飛び込むのは肉食系男子（笑
いや、別にネタふってるんじゃなくて、キャプションにそう書いてあるんだから。まあ狩猟民族はみな肉食系だわなあ。
それはさて置き、ちょうど企画展で「縄文人の食事」てのを開催中、さてさてどんな食事をしてたのかと拝見しますと、これがナカナカ豪華な内容じゃないですか。ツボ煮込にシカの縄文風石焼肉、オマケに肉と木の実のハンバーグ・縄文クッキーでデザートと、なんかウチの食卓よりよっぽど豪勢な気がします(^^;

続いて他の展示も見ていきますが、気を惹くのはやはり体験モノ。
火起こし体験に木の実割り、当時のファッションを再現した縄文コレクションなど、盛りだくさんな内容。
そんな中やっぱ白熱するのは、土器復元パズル。珍しく立体タイプが 2個用意されていて、単純に組み立てを楽しむことの他に組み立てスピードを競うことも出来ます。今回は貸し切り状態だったので、2個占有してヨーイドンで競争開始。結果辛くも勝利しましたが、ぼちぼち頭脳系はヤバいかも知れませんね（笑

そして最後は屋外の住居復元跡、その名も「縄文の村」。
林の中にポツポツと茅葺き？の縄文住居が復元されていて、中に入ることも出来ます。
薄暗い住居にはもちろん照明などありませんが、今回はラッキーなことに中でたき火をしている住居が。
入ってみるとそれほど明るくはありません、それでも灯りがあるのとないのとでは大違い、当時はこれで十分だったんじゃ？　と感じられます。
もちろん煙を抜く穴も機能していて、こりゃ快適だったんじゃなかろうか。

落ち葉を踏みしだきながら、村内を散歩してボチボチここも終了。
さてと、最後はやはりあそこに行っときましょう。

■フォトギャラリー　館内篇 / 縄文の村へ

続いては、多摩中央公園北の端にあるパルテノン多摩。
なんだかスゲーネーミングですが、その心は？

■今日の出費：なし /累計 \720

正式名称は「多摩市立複合文化施設」というらしく、ホールでは年末イベント・発表会なんかが開催されているようですが、ウチらとしてはタダw　で見せてもらえるとこメインで狙います（笑
その視点でいくと見れるのは、歴史ミュージアム・多摩美の作品発表、えーと後は小銭で OK のミュージックサウンドギャラリー。

まずは、歴史ミュージアムからスタート。
ここにどんな歴史が…　と見ていくと、確かに古代からの歴史も全体の半分弱ぐらい展示されていますが、やはり目を惹くのは多摩開発の歴史。
ヲッサンが子供の頃といえば、マンションぢゃなくて団地w　だったわけですが、まさに多摩ニュータウンという大型団地群開発の歴史がココの見どころ。当時の間取り再現なんていう 1/1入室可能モデルなんてのがあれば、結構インパクトがあるのになー　なんて思いながらも並べられている資料を見ていきます。
にしても、懐かしい、と感じさせるアイテムがイッパイ。
映像の中のクルマたちや家々、団地の購入一時金 30万円とか電車賃 初乗り 40円とかいう物価。
コゾウがどういう気持ちで見てるのか今ひとつ解りませんが、ヲッサン的にはこういうのを見るとスゴく郷愁を感じますねえ（笑

次は多摩美 メディア芸術コースの2回・3回生共同開催の展覧会「ガラパゴス=」
「ぼくらにとってのガラパゴスとは、何なのか」がテーマらしいんですが、実際イロイロ見ていても今ひとつ伝わってくるものがありません。
情報過多が普通となった今の時代、ガクセーさんたちにとって、こういうテーマの掘り下げは難しいんじゃない？　と思ってしまう、そんな内容。コッチの感受性も確かに落ちてますw　が、なるほどねー、を感じさせない作品ってのはツラいなー。それよりも単純に 2回生の作品群の方が楽しめましたね(^^

最後はミュージックサウンドギャラリー。
オルゴール主体の展示といえば、この夏出かけたオルゴール博物館 奏鳴館を思い出しますが、感覚的にはコッチの方が良いなあ、と。多分に今日は特別で無料入館てのが効いております（笑）が、何というかこちらの方がオルゴールたちを身近に感じる。たとえそれが年代物であろうとも、世界に数台ってモノであろうとも、学芸員さん？ が気さくに解説してくれて、おまけに中まで開けてくれて、パンチカードタイプのオルゴールを手回しで体験もできて、それでもってタダw　と（爆

とか見て回ってる間に、お昼時。
そういや 5Fにレストランがあったっけ。今日はちょっと豪華にソコでランチといきましょか(^^

■フォトギャラリー

12月頭の健康診断で、血液ドロドロが判明したため(^^;)　慌ててお散歩でも結構せねば、と（笑

■今日の出費：\720（駐車場代 3h）

京王百草園やら旧多摩聖蹟記念館など、ここ最近よく来ている多摩へ今日も出没。
目指す公園にはお安い駐車場があるので、気軽に散策も出来ます。ということで、併設のパルテノン多摩は後回しにして、早速園内を歩いていきます。

真ん中に大きな池を配して、夏だと芝生が生い茂るんだろう丘陵になってる広場が広がります。
シートを広げたりしてのんびりするのは良いけれど、ボール遊びが池ぽちゃ確実と、対象年齢の高い公園ですなあ。
てか、よく見るとマジでそんな内容。
お約束の子供向け遊具が全くない代わりに、日本庭園を備えた旧富澤家古民家住宅・ちっちゃいけれど温室もあるグリーンライブセンター・そして先にふれたパルテノン多摩などなど、遊び場というより多摩ニュータウンの憩いの場という考えなんでしょうね。
まあ散策に来たヲッサンにはちょうどいい感じ、まずは旧富澤家古民家住宅から往っちゃいましょう。

これまでも何度か見た古民家、いつも思うけど畳一枚がデカいよなあ、同じ 6畳とは思えん(^^;
（ま、いまでも江戸間と本間では全然大きさが違うが…）
神棚もキチンと設えられていて、今の日本にみられなくなった信仰・信心を感じさせます。
外の日本庭園も池が配されていて本格的、頭を垂れるススキの向こうに鴨の親子がいたりして、なんとも風流です。
ソコを抜けた先にはグリーンセンターと温室。
結構寒かったので、コゾウ共々色とりどりの花に囲まれながら暖でもとりましょ、と入ったんですが中は結構狭い & 緑色一色。
もう少し花とかないかいねー、とか文句をいったりしましたが、まあ温かかったしいいか(^^;

もちろん外まわりもほとんど冬枯れで、あまり見どころというほどのものもないですが、そんな中見つけたのが水琴窟。
よっしゃ、ちょっと試してみましょ。
横にある水瓶からひと掬いして、静かにジャーッと。

………………………

あれ？　何にも音がしませんねえ。
もう少し近づいて耳を澄ましますが　………あれえ？？　まさか壊れてるとか。
しばらく考えた結果、そういや昨日は雨が降ったっけ。
んじゃあ、水琴窟は無理だわなあ(^^;

てなところで、園内散歩は大体終了。
さて、次は併設のパルテノン多摩を覗いてみましょう。

■フォトギャラリー

雨もほとんど上がったので、上杉博物館に続いて松が岬公園もブラブラ。
ソコソコ雪が残ってますが、ボトボトになるというほどじゃないので、お気楽に巡っていきます。
上杉神社の後は上杉記念館、そしてチョイと離れた上杉家廟所とまあ上杉づくしだった訳ですが、今回の本命は実はソコじゃなく(^^;

それはカレコレ 20年も昔のこと。
当時仕事で米沢に訪れた際、夜 米沢だからとステーキを食べに連れて行ってもらった。なんて特徴もない普通の食堂的な雰囲気だったから、正直お店の名前を覚えようとも思わなかったが、ソコがメッチャ美味かった。
これがもう、口に入れたとたん溶けるというのがホントに正しい表現のおニク(^^
これが米沢牛かーと素直にカンドーした訳ですが、以降また食べにいけるなんて機会は全くなく。
まあ、関西在住だとナカナカ難しいわなあー、と。

月日は流れ、そんな記憶も過去のものとなりつつあった時、ひょんなことからその店の名を入手。
やたっ！　日中はフリーなんだからこら行っとかないと！
ということで、お昼ですが行ってまいりました、ミートピア(^^
2Fへの階段を上って、右手のカウンターを見た瞬間、20年前のその記憶がふつふつと。
そうそう、ココに座ってステーキ食いました…　ああ懐かしい。


今回はお昼 & 自腹なのでサイフに優しいヤツでとメニューを見渡すと、ランチが 630円からとこれがまた安い。
結局ちょっとお高いビーフカツにして待つことしばし、思いのほかドデカいのが目の前に！
赤みが差してるのが気になるヒトにはダメでしょうが、もちろんソコは気にならないので（笑）ガブリ！　と。
…そうそう、こうだった。かむほどに溶けるこの感じ…

最初出てきた時は食えるかな?　と心配でしたが、なんのなんのきれいに完食(^^
やっと 20年来の念願を果たせたー。てかそれほどの時を経ても変わらず美味かったのに感動。
これで思い残すことは何もない…　ぢゃない今度来た時も食いにくるぞー（笑