
目の端に引っかかったアレなポスターとは
そう、上野の森美術館で開催中の
「エヴァンゲリヲンと日本刀展」
12/23 までの会期ということなら、今でしょ、と。
こういうのには珍しく、一部を除いて撮影 OK って
なんでこんな時に限って、カメラがナイのー orz
仕方がないので、ここでも iPhone に頑張ってもらうしかないか。
展示は 2F 構成になっていて
1F は本来の日本刀をベースに、2F はキャラクターに合わせてオリジナルで、という感じかな。
入るといきなり初号機が迎えてくれますが、重さ感がなくてちょいと安っぽい仕上がり。
続いては、日本刀の基礎講座とそれとの融合を試みたエヴァのソードたちが並ぶが、これが何とも微妙。
まずは、狙ってる? と思えるほどに、刃物と束がマッチしてない。
日本刀の引いて切る優美な曲線と、束以降の直線デザインが繋がってないし
不規則な鈍い照りの波紋を生かすようなデザインでもない。
ちょうど鍔の部分でデザインの流れが切れてる感じ。
次にカラーリング。
確かにエヴァの世界観に属したカラーだが、あまりにも安直。
判りやすさからいえばそうなっちゃうんだろうけど、日本刀のイメージにマッチする色を考えず単に浸食したとしか思えない。
日本の伝統色にも彩度の高いものがたくさんあるし、脳に突き刺さるような鮮烈な色合いもある。
そんな中から今回の企画でいう「やいば」とマッチしたカラーがあるはず。
ライティングの問題もあるかもしれないが
気持ち彩度を下げてチョビッと深み感をプラスすれば、もっとシンクロ率は上がったと思うんだけどw
職人の技や、仕上げのコダワリ感は十二分に伝わってはくるが
結局最後までその感覚は抜けずじまい。
一番合ってたように思ったのがプログナイフとは、やはり純然たる日本刀に縛られちゃってるからかもしれないが(^^;
とまあ、解釈はそれぞれでしょうが、ヲッサン的には消化不良感。
一部に制作途中のものもあったので、また来るのかもしれないが、それなら今度に期待だね。
■フォトギャラリー
Posted at 2013/12/23 11:30:35 | |
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ふらり | 日記