
さて、本日のメインイベント、といっても 2件目ですが(^^;
河鍋暁斎記念美術館へと。
正直どんな姿の美術館なんだろうと色々と想像しておりましたが
着いた場所はどう見ても住宅街。
確かこの辺に、美術館専用駐車場があるはずなんだけど…
と、止まりそうなスピードでグルリを巡ってやっと発見。
いや、これはどう見ても個人宅のガレージでしょって場所。
こりゃ、ここにあると知らないと、絶対駐車場にたどり着けんわ(笑
出だしから苦戦しましたが、何とかクルマを停め、いざ美術館へ。
なんでも自宅を改装して美術館に仕立てたらしく、確かに立地といいそんな感じを受けますね。
入り口もガレージ脇って雰囲気で、よくいえばアットホーム… かな?
まあ、とりあえず入ってみましょう。
扉を開けると、何となく受付ですが、人影なし。
と思ってると、奥からオネーサンがスタスタと。ふむ、スタッフさんのようですな。
そそくさと入館料を渡すと、全部で 3室に分かれた展示室があるので、順番に見て頂戴、と。先のように自宅を美術館にしているので、展示室も昔ながらの応接を改築って感じで、パッと見 市販のピクチャーレールから吊るされた作品が、なんともみすぼらしい空気。
くーっ、財団法人とはいえ、何だか泣かせるなあ。
ただそれも、掛けられている作品に目をやると、一気に吹っ飛ぶ。
今回は下絵の特集(といっても元々完成作は世に出ていくので手元にはあまりないらしい)で、先の展覧会で見たような華はないが、その分躍動感にあふれた運筆は倍加したような感じ。そして、ここではじめて知ったのは、下絵を何枚か重ね書きして構図やバランスを調整したりしていること。
(そうか、「猫又と狸」のあれもそうだったのかも…)
その微妙な重なり具合の線の見え方が、立体感を強調したりして、まるでペーパーで 3D 感が出てる気がするw
と、そこまでは言い過ぎだが、そう感じさせるほどの画力であるのは間違いない。
そのまま順番に一つひとつ見ていきますが、もう、ほほーっと唸ってしまうほど。
確かにどれも下絵だが、そこらの絵画作品にも負けない力感がほとばしる。
そのまま、ずずいと最後まで一気に見て回りましたが、結構満足…というか全然食い足らん(笑
でも画集っていう気もしないし、やっぱ作品展をナマで見る、コレしかないんだろうなあ。
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Posted at 2015/10/27 22:24:29 | |
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