前回出かけた成身院観音堂は
さざえ堂としては由緒正しいものではあったけれど
イメージしてる螺旋のお堂ってのとは、大分違った様相だったこともあり、ちょっと物足りなかった。
てことで、改めて さざえっぽいお堂にトライ(^^
とはいえ、会津まで行けるわけもなく、近場でないの? と捜してみると、ありました!
それも都内と、近いぢゃないですか。
一も二もなく訪問でございます > 大正大学 すがも鴨台観音堂
てっきりキャンパスを横切って… と思ってましたが
敷地の南西側がオープンになっているので、そのまま観音堂に参拝可能。
外見は、会津さざえ堂を今建てたらこうなるよね、ってイメージ通りの造り。
早速見せてもらいましょう。
入り口正面には「制吒迦(せいたか)童子」が祀られていて、話によると 1,000年ほど前の作。両腕がないのは明治の廃仏毀釈で首を落とすのが忍びなく、両腕を落とすにとどまった、という伝えなんだとか。うーん、IS もそうだけど、やっぱ狂信者ってのはコワいねえ。
中はそのままスロープとなっており、クルクルと上へ登っていきます。
壁には梵字が書かれていて、歩いていくだけで功徳を得られる… とまあ、マニ車みたいなもんですか。
そうこうする内、頂上階にあたる踊り場に到着。
そこには、滝をイメージしたパネルの前に白木の「すがも鴨台観音」像が安置されています。
その右手中指からは、赤い糸が往路の天井に向かって伸びており、その行き着く先は…
思い返せば、入り口の天井辺りに赤い糸が繋がってたような。
なにか謂れがあるのでしょうかね?
さて今度は復路なので、ズンズンと下っていきます。
こちらは壁がガラスになっていて、そこに五色幕をイメージしたかのような色が付けられています。
ちょうど太陽光が入り込み、なんだかスゴくアーティスティックな雰囲気。
こうなると、観音堂とはちょっとイメージが違うような気が…
やっぱ布製のあれだから、発色のいい色味でもホッとするんだよなあ。
と思ってるうちに、出口に到着。
うーん、なんか考え事ばかりしていて、ちっとも功徳を得られた気がしない(^^;
入り口向かいにあるオクトパス君もここでなくとも、という気するし。
やはり新旧比較で、会津に出向くしか無いかねえ。
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Posted at 2015/12/13 11:51:21 | |
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