相変わらず、blogが現実に追いつきません。
これから数回に分けてボクスターアクセサリ電源取り出しについて書いていきます。途中、色々と失敗していますので、もしも自分で作業をする方は自己責任でお願いします。
車も戻ってきたので乗りに行きたいところですが、お仕事の関係で中々時間が出来ません。少しの合間を見つけて、チャバネさんの残っていた作業に手を付けました。
まずは、レーダー探知機の取付の見直しです。
OBD2からの配線で仮取付したレーダー探知機ですが、ドアを開けるだけでON/OFFしたりと動作がイマイチ安定しません。どうも、問題点はドアをオープンにしたりすると、OBD2に電源が流れるようで、それが反応しているようです。
そこで、OBD2の2分岐コネクタで常時電源をラインをギボシでアクセサリ電源と入換え可能なコネクタを購入して、常時電源のピン(16番)にアクセサリ電源にすることにしました。

ここで、問題になるのがアクセサリ電源をどうやって取るか。後で調べたら、OBD2の1番ピンはアクセサリ電源なので、1番のラインを分岐して16番に繋いでも良かった気もしますが、OBD2の配線はあまり弄りたくなかったし、ドライブレコーダーも取り付けたかったので、どちらにせよアクセサリ電源を取り出す必要がありました。 困るのは輸入車の仕様です。基本的に電源はすべて常時電源なので、ヒューズBOXからアクセサリ電源を取ることが出来そうもありません。(987だと見つかるのですが981は出来ないのかな?)
ナビはキーを挿すと起動するので、少なくともナビにはアクセサリ電源は来ているようです。そんな訳で内装をばらしてナビを外します。
取り外し方は、そのうち整備手帳を参考にして貰えばよいと思いますが、意外と簡単に取り外しが出来ました。初めは勝手が分からないので時間が掛かりましたが、次からは30分で取り外し可能だと思います。ポルシェの内装しっかり組み付けられている割に取り外しも簡単で良く考えられていますね。
ナビを手前に引き、後ろの配線を外してみました。


裏を見てみると、NX713そのままでした。 納車前にパーキングブレーキをアースに落とすのと、USBの取り出し及びバックカメラのオプション取付をやって頼んでいましたが、こんなことならパーキングブレーキの処理だけは自分でやっても良かったかもしれません。USBは挿すだけなのですが、グローブボックスのETCの脇にきれいに取り出し口が付いているので、これはやってもらってよかったです。
通常のNX713と違うのは、電源ケーブルだけスピーカーケーブルを間引いてあるようで、配線を見ると、外部アンプを使う仕様になっていました。

NX713の取付説明書を見ると、常時電源、アクセサリ電源、イルミ電源は来ているようです。NX713のピンアサインが分からなかったので、地道にテスターを当ててみることに。すると、車体側から来ている、赤/黄の太い線が常時電源、黒の線がアクセサリ電源であることが分かりました。
アクセサリ電源の線は細くて、これを分岐していろいろ繋ぐと容量不足になりそうだったので、一緒に常時電源も分岐して、リレーを噛ませてアクセサリ電源を取ることにしました。
そんなわけで、常時電源とアクセサリ電源を切断して、ギボシ加工して2分岐配線を噛ませて電源を取り出しました。

助手席の下の内装をめくるとスペースがあるので、そこまで配線して、リレーを取り付けました。出力の方にはエーモンの電源分岐端子を取り付け、ここからレーダー探知機のOBD2とドライブレコーダー用の増設ソケットへ配線しました。
この状態で仮配線してキーを挿すと無事に動きました。とりあえず問題は無さそうです。
次にドライブレコーダーの配線に取り掛かりました。
ドライブレコーダーの配線を上手くするためには、Aピラーの内装を外す必要がありますが、これはサンバイザーを取り外してから内装を取り外す必要があります。
何とか内装を外して電源線を配線しました。
後は、助手席の足元の内装をめくったところにアースポイントとスペースがあるので、ここにリレー、ドライブレコーダー用の増設ソケット、電源分岐端子、OBD2分岐端子を上手く整理して配線しました。

OBD2コネクタは無理してコネクタだけ押し込んで外したのですが、本当は爪を持ち上げれば、コネクタが付いている土台ごと外れるのが後から分かりました。

OBD2の土台に分岐のコネクタがはまれば一番よかったのですが、これが上手く嵌らなかったので、増設用の空いた端子は土台のあたりに固定しました。 内張りの内側にスポンジのようなものが貼っているのですが、これがベタベタして作業がしにくかったですが、何とかきれいにまとめることが出来たので、内装を元に戻しました。
最後にナビを元に戻して、終わりかと思ったら、ナビが起動しません。何度やってもダメです。増設したレーダーとドライブレコーダーは動いているのに何かおかしい。ナビを壊してしまったか?
参りました。
こういう時は配線を元に戻すしかありません。分岐している配線をとりあえず引っこ抜いてみると、ナビが起動しました。とりあえず良かった。これは、分岐が悪そうです。
ナビを外して、分岐先に配線を繋ぎ、端子をテスターで当たってみると、常時電源は12Vなのですが、アクセサリ電源が8Vしかありません。どうやら、オーディオ裏に来ているアクセサリ電源はそんなに容量が無いようです。
参りました。こうなるとどこか外のところから電源を持ってくるしかありません。次に思いついたのがETCです。ETCを外してみると、電源線が、なんとナビに繋がっています。車両についているETCはDSC012というDRSC対応のクラリオン純正ETCなので、別のところから電源を取っていませんでした。外してみてからクラリオンの型番を引いて分かりました。うーん、こんなところも高級車だけあって普通のETCじゃなくてDRSC対応の素敵なヤツが付いているのね。ただし、今回は余計でした。
こうなると八方ふさがり。本当は一番単純な解決方法があるのですが、この時は思いつきません。ここで気づいていれば、後日無駄な作業をせずに済んだのですが・・・。
次に、OBD2端子にアクセサリ電源が来ていたはずだと思い、もう一度内装をばらして、増設コネクタを切断して分岐することにします。この時内装外しの手順を端折って、ヒューズボックスの内装を外したら、内装のピンが折れました。さすがポルシェ。きちんと嵌っているので、手順を守らないとダメですね。余計な仕事が増えました。
この時点で午後8時。いい加減疲れてきましたが、このままでは気持ちよく眠れません。とりあえず、OBD2を分岐してアクセサリの入力に配線しなおすと、すべて問題なく動きました。これで完成です。

この日は内装とナビを戻して終わりにしました。終わったら午後10時でした。
実は、ナビに来ている、アクセサリと思われる電源はタダのアクセサリでは無いようで、これが原因であとで手痛い目にあいます。基本的にナビの後ろから電源を取るのは、自分の型ではやめた方が良いようなので、ご注意下さい。
Posted at 2016/03/19 17:21:09 | |
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