とらぶるす・ねばぁ・かむ・あろ~ん!?
お上からの度重なる”車検整備勧告”のハガキ&電話により、ビモータ君の車検を依頼したリタでしたが…
「燃料漏れてますよ…Oリングだったら大抵”モノタロウ”にありますから…」
不意の指摘に驚きましたが、持ち込んだ時には大丈夫だったはず(通常の定期点検・車検整備は一通り終わらせてから持ち込んだから)
たしかに以前、燃料センサー付近から燃料滲みを修理した記憶がありましたが、当時もOリング自体は正常だったはず…(-_-;)
「まぁ今回もOリングに耐ガソリンの専用シリコンシーラントを塗れば、簡単に漏れは止まるはず。取り敢えず車検を取得していただいて、そのあと自分で修理しますよ」
などと余裕をかまします (;^_^A アセアセ・・・
他にも
・左ライト光の拡散が酷過ぎる⇒要電球交換
やはり中華HIDはダメだわ┐(´∀`)┌ヤレヤレ
☆燃料漏れ探求編
話が前後しますが、まず燃料漏れの原因を探り、修理しなければ危険です。
残量センサーは、ココに付いてまして
このゴムカバーは二十年の月日を感じさせるようにカッピカピにプラスティック化してました
外れてしまっていますが、丸型端子がマイナス・アースで、中心の紫がプラスのようです。
プラスティック化していたカバーは切っちゃいました。
ボルト二本を外すと残量センサーが取り外せます。
構成部品群がコチラ。
懸念されていたOリングの状態は頗(すこぶ)る良好ですね(笑)
何処(どこ)から漏れていたのかな?
ココでした!!
真鍮パイプが金属疲労を起こし、ひび割れているではありませんかΣ(・□・;)!?
真鍮ではなく、銅製ですが同径のパイプが用意できたのですが、適径のピンポンチがなくて古いパイプを打ち出せず、今回はセンサーなし状態での修理になりました。
次回はちゃんと直そう。
※こんなこともあるのですね、また一つお利口さんになっちゃいました(〃´∪`〃)ゞ
☆安易な追加は・・・!?:(;゙゚''ω゚''):
お礼と車検費用のお支払いを済ませ、燃料漏れ修理のために帰宅する前に一通り点検すると、見事に燃料がありません(^▽^;)\
これは暖気なしでガソリンスタンドへ向かわないとガス欠かも(;^ω^)
が、
走り出すと
”笑いが出るほどの絶不調!?”
アイドリングもままならず、アクセルを開けても前後にガックンガックンとスナッチ出まくり:(;゙゚''ω゚''):
勿論スピードなんて出ませんからね。
でもこの不調は、以前体験済みだったような記憶がぁ…
取り敢えず5リッターほど給油してガレージへの帰還を試みますが…
右折レーンで息絶えました(⌒▽⌒)アハハ!
押しましたとも、ビモータで初めてね((ノェ`*)っ))タシタシ
その日は気温は30℃プラス、ヘルメットを被るだけで汗が噴き出す陽気でしたが(;´Д`)
二十年ぶりの”一人8耐”状態再体験(⌒▽⌒)アハハ!
5分ほど押すと、幸運にもエンジンが息を吹き返しましたので、坂道を押さずに済みました(笑)
ガレージに帰還するや否や、心当たりの原因を確かめるために一気に外装をバラします。
力技も駆使しつつ、数分で分解完了!
ところが…
今回の原因は心当たりのアレではなく
この画像のなかにあるブローバイのホースを、燃料コック切り替え時に折り曲げてしまったことでした。
※ブローバイホースを折り曲げてしまうと、冷間時にブローバイガスが出てきませんのでエンジン内が正圧状態になり、空気抵抗でエンジンが回りづらくなるのみならず、混合気も吸い込めない状態になるのです(体験済み)。
たかがブローバイホースなのですが、不思議なことにホースを正常に戻しても10分くらい不調を引き摺ります(-"-;A ...アセアセ
お騒がせいたしましたm(_ _)m
皆様もご注意くださいませ。⇐ こんな体験しませんよね(笑)
無事に帰宅後、改めて該当部品を分解・洗浄作業をコソコソと施工したのでした。
数日後、さぁ車検も取得したことですし、いつものビモータ君に戻しましょう\(^0^)
ところが排気にオイルの青白い煙が混じっています… オイル上がりも併発!?(◎_◎;)
アイドリング回転数は低く、水温が上がると更に不調です(^_^;)
「ん~燃料が濃い(Rich)なぁ」
と、A/F計を取り付けると空燃比は12:1と見事に濃かったです(笑)
いつも通りパイロットエアスクリューを少しずつ開けることで調整しますが、一回転開けても空燃比は12:1のまま:(;゙゚''ω゚''):
何故???
炎天下に3時間ほど頑張ってみたところ、コンプレッション(圧縮圧力)も12程度と良好。
意外なところに原因が。
絶不調の原因はコレ!
KTM純正のワンウェイバルブでした:(;゙゚''ω゚''):
このワンウェイバルブをブローバイに追加することで、エンジン内部を負圧に保つことができ、エンジンブレーキが緩和できるとの触れ込みから安易に追加した部品なのです。
エンジン内部を負圧にすると、どんなメリットがあるのかというと、
・エンジンブレーキが弱くなる
・アクセルを開け始め、回転が上がり始める時に混合気が若干多く入る
が挙げられます。
そうです、原因がわかりましたね?
今度は前回とは逆に、バルブの容量不足からエンジン内が過剰に負圧になってしまって起きたのでした(^▽^;)\
原因がわかれば対策は簡単です。
こんな部品、取っ払ってしまいましょう\(^0^)
するとオイル上がりの症状も消え失せ、エンジンブレーキは元に戻り強くなりましたが、以前の元気なビモータ君が蘇ったではありませんか(笑)
☆とらぶるす・ねばぁ・かむ・あろ~ん(^▽^;)
毎度お馴染ビモータ君のストリップです(^▽^;)\
「リタちゃ~ん、まだバイクに乗ってんのげ?(訳:まだバイクに乗っていたのね?)。あれっ、オイル吹いてねぇか?(訳:オイルが噴出してはいませんか?)」
そう知人に指摘されて右足を見ると…
ギョエ~!オイルまみれΣ(・□・;)
ブローバイホースから盛大にオイルを噴出しているではあえりませんか!?
「ピストン終わった…エンジンブロー?」
頭が真っ白になりましたが、とにかく帰宅しなくては。
帰路観察してみると、アクセルを閉じた少し後にゴボゴボッとオイルを噴くことがわかりました。
気休めにもなりませんが…
”ピストン終了~・エンジンブロー”の言葉がが頭の中を駆け巡ります…
が早速バラシて検証です!
洗浄してしまいましたのでよくわかりませんが、この辺一帯オイルまみれでした(◎_◎;)
恐る恐るエンジン側のブローバイ配管を見てみると、
あら不思議!?ほとんどオイルが付着していません。
ということは…
またコンプレッション(圧縮圧力)を調べてみると、今回も全気筒12程度で良好
ピストン&エンジンセーフ(笑)
そうです、如何にリタが冷静さを失っていたのかの証明ですね。
噴出してきたオイルは、キャッチタンク内に溜まっていたものだったのです(^▽^;)\
ワンウェイバルブを除去したことによって、ブローバイガスが正常に排出された証でした(;^ω^)
そうとわかればあとは簡単ですね(笑)
圧縮空気を吹き込むと、すぐにこれだけ出てきました(^^ゞ
廃油処分箱に切り替えて、圧縮空気を吹き込み続けるとこれだけ出てきました(;^ω^)
最初はオイルが。
次にシンナーみたいな嫌なニオイの液体が。
最後に茶色い水(?)が出てきました(^_^;)
今回はまず燃料漏れ、続いてブローバイホース折り曲げ、更にブローバイ狭窄、キャッチタンク内排出忘れと予想外のトラブルが
”泣きっ面に蜂”=とらぶるす・ねばぁ・かむ・あろ~ん
の如く続きました(-"-;A ...アセアセ
燃料漏れ以外は、ブローバイに安易に部品を追加したことによる不具合でしたので、今後はもっと慎重に維持りたいと思います。
今年の夏はバイクに乗るぞぉ~!
ワクd(*^0^*)dワク