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2023年05月26日

アストンから12気筒が消えた

アストンから12気筒が消えた アストンマーティンの新型、DB12を見てきました。
注)サムネイルのクルマは愛車のDB11です







愛車DB11の後継、DB12。気にならないはずがなく、アストンマーティン東京で開かれた展示イベントに行ってきました。




まずは、外観から。
フロントの開口部が大きくなったり、ホイールが21インチなったりというのが目立つところです。ただし、これらはDBSに寄せた感じで、新鮮味はあまりありません。
それと、今まで、1ピースのグラムシェルボンネットがフロントの最前方まで覆っていたのが、プレスラインが変わって、フロントマスクとボンネットの間に継ぎ目が入りました。開き方も前方開きが後方に開くタイプに変わりました。
これはマイナスポイントだな~
なんで変えちゃったんだろう?

DB12




DB11




他にも、ミラーやサイドシルの形状に変更があります。DB11より丸みを帯びていますが、全体では柔らかくなったというより力強くマッシブになった印象を受けます。その分、繊細さとかシャープな感じは後退したと思います。






また、ヘッドライドの上にあるデイタイムランニングライトの形状がかなり凝っています。ただし、ラメ入りのアイシャドーのようで、お化粧、気合い入れすぎじゃないかなぁ?

注)私の写真ではあまりよくわからないと思うので、興味のある方はネットで検索してください。


次に、内装。
インパネは、まったく別モノ。
これまでの縦基調から横基調に大きく変化しました。以前からのアストンのインパネに見慣れた目には違和感があるものの、これだけ見ているとカッコいい。とっても好き! 
・・・なんだけど、別の意味で、どっかで見たな感も否めません。自分が試乗したりした中では、ポルシェのタイカンとか。まぁ、DB12の場合は、物理スイッチがかなり多いので、“らしさ”は出ていますが。
あと、愛車V40と同じフローティングインパネになっています。先代のプリウスも同じだったかな。

注)私の写真はボケボケなので、興味のある方はネットでクリアな画像を検索してください。


右ハンドルってことは本国(英国)仕様でしょうね。この車両はアストンマーティン東京を皮切りにワールドツアーに向かうそうです。


機能的な変更点はグローブボックスがあること! DB11にはありません


それと、コンソールボックスの開き方も一般的な後方開き(手動)に変わりました。DB11は後方スライド(電動)です。DB12 もオプションで選択できるのかもしれません。




センターコンソール内の静電容量式タッチコントロールなどインフォテイメントシステムはベンツのお下がりを止めて、自社開発したそうですが、点灯されていなかったので、使い勝手や表示のクリアさは未確認です。



内装全体として見ると、英国車の中では、マクラーレンとベントレーの中間くらいのテイストで、中途半端な印象だったのが、ベントレー寄りのラグジュアリー感がアップしたようです。アストンマーティンのラインアップの中で少なくともDB12に関しては。他のスーパーカー群との差別化という意味で、この路線は好ましいと思います。“らしさ”とは何ぞやという話もありますが、アストン“らしさ”で乗り手を選ぶ存在であってほしいと思います。違う言葉だと“世界観”かな。自分の場合だと、007です。その世界観の中にいたいんです。言葉では上手く表せませんが。
内装は、オリジナリティとDNAの継承ではマイナスですが、“らしさ”の演出ではプラスポイントです。





そして、エンジン。
4リッターV型8気筒ツインターボ。
V型12気筒が残るかもという噂が一部にありましたが、やっぱりラインナップから外れちゃいましたね。「DBS770アルティメットがアストンの12気筒の最終形だよ~」みたいなふれ込みだったので、さすがにもう12気筒は出せないですよね、アストンとしては。
アストンは12気筒をウリにしていた時期もありましたが、12気筒の歴史自体はそんなに長くはないので、こだわりがなかったのかもしれません。担当セールスによれば、復活は無いだろうと。
DB12なのに、V12を積むのを止めたというのは、こだわりの無さを表しているように感じます。それとも、英国流のジョークなのか、アイロニーなのか。



12気筒をドロップした替わりにトピックが欲しいところですがそれもありません。V8はパワーアップしていますが、電動化についてはどうするんでしょうか。そろそろ布石くらい打っておかないといけないと思いますが。
エンジンだけで捉えると、選ぶ理由が希薄になりました。マイナスポイントです。



ベントレーはW12エンジンの生産終了をアナウンスしていますし、ロールスロイスも2030年までにはラインナップの電動化を達成すると表明しているので、12気筒エンジンを積んだ英国車は、消える運命にあるようです。消えた英国製時計のように。



自分としては、12気筒に乗り続けたいという気持ちが強くなりました。V40の5気筒と合わせ、絶滅した希少車を大切にしようと、気筒マニアとしては。




ブログ一覧 | Aston Martin | クルマ
Posted at 2023/05/26 17:10:14

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この記事へのコメント

2023年5月26日 20:39
この新型の内装、VH系やDB11のシンプルさが消えたのは残念に思います。物理スイッチをもっと美しくするとか、新世代アストンの様式美を作ってくれると良かったのですが。

V12、なくなってしまうのですか。あとから出そうなDB12AMRに搭載されるのかな...と思ったりしたのですが。

V12アストン、手放せないですね。
コメントへの返答
2023年5月26日 21:18
コメントありがとうございます。

新世代アストンに向けたブランドイメージについて、迷走中なのかもしれません。
オーナーが変わって、F1に力を入れる一方で、市販車はラグジュアリーを謳うといったように、チグハグ感があるような?
様式美とか気品とか、一本筋が通ったところがあってほしいですね、アストンには。

V12はメインのDB系に載せていないと、台数が少なすぎてコスト管理的に無理だと思います。
たぶん無いかなと。。。

となると、V12、確かに手放せないです!
2023年5月27日 0:55
こんばんは。

私よりも早い時間帯に行かれたんですね。

DB9→DB11の変化と比べるとDB11→DB12の変化はそれほど大きくないように感じたのですがいかがでしょうか。

今回のV8エンジンは性能的には申し分ありませんし、走りの良さを求めるのであればV12よりもV8モデルが勝りますが、乗り味で勝負するアストンマーティンとしてはV12モデルを残してほしかったですね。

ボンネットが後ろヒンジになったのは、性能が上がったことにより増加した空気の抵抗への強度の確保のためだそうです。
コメントへの返答
2023年5月27日 8:08
おはようございます。

朝方、ちょこっと立ち寄りました。

DB9→DB11のときは、フレーム等の骨格から変わってますからね。今回はお化粧直しなので・・・ちょっと厚化粧な気がしますが。。。

スペックを追うのか、感性に訴えかけるのかの違いですよね。12気筒も機械的に複雑なので、工業製品としての価値も高いでしょうが、それ以上に芸術品としての価値もあると思っています。
だから、私が個人的に残していこうと思っています!

ボンネットの話は、会場でも背景を伺っていました。空気抵抗増加への対応というなら、空気抵抗が多少あっても美しいデザイン、アピアランスのほうを優先して欲しかったです。機能優先のクルマ作りは、他社に任せておけばいいのではないのでしょうか。
あるいは、アストンの中でのポートフォリオとして、メインのDB(特に”5”から始まるナンバー系)は、ビューティフルカーであって欲しいと願います。
2023年5月27日 3:51
60代になった時の候補が、また一つ消えてしまいました(涙)
コメントへの返答
2023年5月27日 8:13
”8”の次は”12”ですよ。

DB9までの6リッターの自然吸気のほうが、エンジン自体を楽しめるでしょうが、故障が不安なところがあります。

DB11の5.2リッター:ターボ付きは、エンジン自体の楽しさは少しスポイルされているかもしれませんが、製品としての安定感は勝ってるはずです。
少なくとも私のV12は絶好調です。
中古の場合、狙い目だと思います。
12気筒の中では、アストンはリーズナブルだし。

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2気筒、3気筒、4気筒、5気筒、6気筒、8気筒、12気筒、7種類のエンジンを乗り継いできた「気筒マニア」です。 & みんカラネームどおり、「007フリーク...

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