長ったらしいタイトルどおり文章も長いです。
還暦(+1)男のつれづれ日記によろしかったらお付き合いください。
私の新愛機はアルファロメオ・トナーレ エディツィオーネ スペチアーレ。
今回、この名前も購入の決め手です。響きがカッコイイ。英語なら「スペシャル・バージョン」、日本語なら「特別版」なのですが。。。
トナーレの導入記念モデルで、今はカタログからドロップし、上位互換のヴェローチェがラインナップしています。
クルマの世界で、スペチアーレといえば、有名どころではフェラーリ458スペチアーレ。
フェラーリ458スペチアーレって、カーセンサーを見ると、11月3日現在の平均価格が7686.4万円。2013年当時の新車価格が3390万円だったらしいので、10年で倍以上!!! 投資物件としては超優良ですよね。こんなのクルマ以外に対象を広げてもそうそうないと思います。現在、13台が売りに出ていますよ。
スペチアーレって値段が上がるんじゃないか!? という淡い目論見。
調べてみると、アルファロメオでは、147スペチアーレというモデルが2009年に発売されていて、当時の価格が290万円。
それが、今は・・・
上の数字は147全体のもので、スペチアーレに絞ると4台。その平均が49万円・・・
取らぬ狸の皮算用でした(笑)
147スペチアーレは、モデル末期にオプションをたくさんつけた特別バージョンという位置づけだったようです。いわゆるお買い得という意味のスペチアーレ!?
他にも、スペチアーレといえば、ノエビア化粧品のサロン・ド・スペチアーレとか、
ジョリーパスタのメニューにあるスペチアーレとか、
どちらも行ったことがなかったのですが、とりあえず近所のジョリーパスタへ。
サバコンフィのペペロンチーノに、野菜増し増しオプションと半熟卵のトッピングで、私なりのスペチアーレにしてみました。
これはお値段以上です!
さてさて、お昼の腹ごしらえが済んだところで、トナーレゆかりでもうひとつ。
トナーレって、イタリアにある峠の名前だそう。「そうか~、峠か~、山登りでもしてみようかな。足腰を鍛えるにもいいし」と、いつもの単純な連想をもとに実行を決意。
関東近辺で、「初心者 山登り」で検索してみると、幾つかヒットした中で、筑波山の初心者コースが良さそう。「疲れちゃったら帰りはロープウェイで」って書いてあるし、「いいじゃん、これ」
でも、何となく不安がよぎり、Youtubeで調べてみると、結構キツイ。映っている人たちは登山用の服みたいの着ているし。「やめとこ。ムリ」
次に、関東近辺の「ハイキング」で検索。ここで勉強になったのは「登山」と「ハイキング」はカテゴリーが違うということ。自分の無知と考えの甘さを痛く反省しました。
いろいろ見た結果、行こうと決めたのは、筑波山近くの雪入山。聞いたことはありませんでしたが、標高300mちょっとの山ということで大丈夫だろうと。
雪入ふれあいの里公園にトナーレを停めて、いざ、出発!
いろいろなコースがある中、真ん中くらいの110分コースを選択。
登り始めてすぐに、私と同年齢くらいの山ジィ、山バァの3人組と遭遇。
「えええ、みんな登山用の服みたいの着てるじゃん」
「こっちは普段着なのに」
「なんか、こっちを見て、笑っているような?」
脳裏をよぎる一抹の不安。
・・・見事に的中。
物凄い急坂。ロープが張ってあって、それを手繰らないと登れないほど。
実際は岩がゴロゴロ、もっときつかったです。写真を撮る余裕がなく。。。
「ハイキングコースって書いてあったのに」
息は上がるし、心臓バクバク。休み休み登ったものの、頭の中が酸欠状態になったのか、少しクラクラする・・・
「どうしよう」
それでも意地になって30分ほどかけて登ると剣が峰広場という休憩所に到着。
ここで、ボーっした頭を落ち着かせ、還暦祝いで買ってもらった赤いニューバランスを見ながら考えました。
「まだ、周遊コースの5分の1くらいしか来ていない。この先、あんな急坂が続くんじゃ無理だ。引き返そう」
「でも、戻るにしても、足がガクガクする状態で、赤いニューバランスを履いた自分が、あの急坂を下るなんてできるかな? 大きな岩がたくさんあって、ころんだら一大事だ」
目を閉じて思案する自分の瞼の裏に浮かんだのは、「無事に帰ってきてね」と送り出してくれた妻の優しい笑顔。
ここで、この先の様子をYoutubeで視聴。甘く見ていて事前に見ていなかったことを悔いる自分。
そうしたら、写し出される映像は、意外にも平坦路。これぞハイキングコース!
「よしっ、行こう!」
道中、景色の良さに癒され、
ほどなく、雪入山に到着。
さらに進んで、あきば峠に着くと、一部は舗装路だったりして、最初の頃より断然歩きやすい。
「楽勝!!!」なぁ~んて懲りずにスイスイ歩いていると、またまた、急坂が・・・
でもまあ、こちらは先ほどでもありませんでした。ただし、湧き水が流れているところがあって、足を滑らせないように気を付けて歩きました。
ここが、ハイキングコースの出口。
ゴールはもうすぐ
出発点に無事到着。
当初の不安がウソのように、メッチャメチャの絶頂感、達成感(笑)
110分コースをほぼ定刻で走破。
めでたし。めでたし。
良い子はマネしないでね。
帰路は、道の駅:常総に立ち寄り、夕飯の食材を物色。
気分がいいので奮発し、常陸牛A5ランク、希少部位のシャトーブリアンを。
お家でステーキ。
う~ん、絶品でした。
それにしても充実した1日だったな~(完)
最後までお読みいただきありがとうございました。