
・・・という経験を一年ほど前(みんカラを始める前)にしました。
フルモデルチェンジ寸前のGSの情報を仕入れに行くのと、
前愛車XFの査定額を知るのが目的でした。
XFは年数が2年あまり、距離が2万キロといったところで、
やや早いものの「買い替え?」と思われてもおかしくない時期でした。
前愛車(XF)のレポート
対応してくれた方は中年にさしかかるくらいの年代の穏やかそうな人。
後で考えれば、やる気が無い人だったのかも。。。
実車がないので、先行パンフレットとセールス・スタッフ用のマニュアルを使って説明してくれました。そのやり取りは親切だったかな。
査定をお願いすると快く引き受けてくれたので、その間、こちらはセールス・スタッフ用のマニュアルを見ていました。目に止まったのが、セールストークの対象、すなわち仮想敵、、、
BMW5シリーズ
メルセデス・ベンツEクラス
アウディA6
そうだよなぁ、マイナーなジャガーXFを相手にするためにセールストークなんて作らないよなぁ、
と少しがっかりしつつ、その時は納得、納得と思いました。
肝心のGSについては、内装はピン!っときたものの、スタイリングは、ン?って感じて私の琴線には触れず、印象に残りませんでした。
査定額を聞くと「え~、そんなモンなの」と一瞬驚きましたが平然を装い、GSの実車が入ったら連絡が欲しい旨を伝えてショールームを出ました。(ちなみに査定額はジャガーや他の外車ディーラーよりも、正月のハワイ旅行2人分くらい低めでした)
ところが、
一切連絡なし。
アンケートは書いたし、査定だってしているし、家だって近いし、車格から見ても2年乗ったXFからGSへの買い替えは十分にあり得るでしょうε=ε=ε=(ノTдT)ノ
実は、その時は既にXJの発注をしていて納車待ちの状態だったので、買う気が無いことを見透かされたのかもしれませんが、それにしてもなぁ。
セールス・スタッフ用のマニュアルどおり、
LEXUSはJAGUARを相手にしません
っていう対応(仕打ち)でした(ノд・。)
時は過ぎ、1年後、マイナーチェンジされたLSを見に行きました。
今度は実車があるので、マジマジと観察。今回は若手と思しきスタッフが横について説明してくれました。
「ジャガーにお乗りなんですね」
そうだよ、でも、セールス・スタッフ用のマニュアルには、
BMW7シリーズ
メルセデス・ベンツSクラス
アウディA8
・・・向けのセールストークしか書いてないんでしょ・・・と心の中で呟く私。
その証拠に、仮想敵(今回の場合はXJ)との違い、強みと弱み、そういう話が一切出てきません。
LSの美点を並べるだけ。
まぁ、XJはFセグメントのど真ん中から外れて、プレミアム・ニッチ路線に変わったので、仮想敵にならないのは当たり前のこと。それに販売台数自体が全く違う。相手にならない(されない)ことに違和感はありません。
そして、私のXJは、乗り始めて1年だし、「見学に来た」という雰囲気は明らか。
まさしくそのとおり、今回は「見るだけ」に行きました。
でも、今回のセールス・スタッフの方は嫌味なく相手をしてくれました。言わなくてもカタログをくれました。
普通に対応してくれました。別に気にしていたわけではありませんが、LEXUSへの思いもフラットに戻りました。そもそも、1人のセールス・スタッフの対応次第ですからね。
ただ、それを組織でカバーする体制がLEXUSにはあると思っていたのに、1年前にはそうでなかったことが、日本人として残念でした。
現状、いろんな意味で日の丸を掲げて世界で戦えるのはLEXUSだけだと思います。
車の品質はもちろんのこと、マーケティングやセールスコミュニケーション、ならびにサービス体制などを含めて最高を目指してほしいと思います。
さて、乗り味は専門家の方にお任せするとして、内装および見た目重視で何枚か写真を撮ってきました。XJとLSを購入の比較対象にされる方は少ないと思いますが、よければご覧ください。
展示車はLS460 version L
外装色:ホワイトパールクリスタルシャイン
内装色:メローホワイト
このグレードではインストルメントパネルは本革貼りではなくオプションのようです。ジャガーはXFの最廉価バージョンでも本革です。本木目はアッシュパール(シャンパンゴールド)だそうですが、仕上げのテカリ方の度が過ぎていてウソっぽく見えます。マットフィニッシュブラウンというのもあるそうですが、そちらのほうが良さそうです。
インストルメントパネルが本革貼りでない代わりに、フロアコンソールの下部まで本革に覆われています。ジャガーの場合は、フロアコンソール上部のみとなります。
とても見やすい12.3インチディスプレイ。操作もパソコンのマウスのように扱えてGoodです。この辺はさすがです。ジャガーXJの場合は、外光が映り込むうえ、タッチパネルの操作性も今ひとつです。
シートマテリアルは、セミアニリン本革です。XJの場合、私のグレードよりも一つ上のグレードに使われている素材です。ただし、感触の違いは分かりませんでした。大きさはLSのほうが若干大きめです。
運転席10Way、助手席8Way電動シートです。名称は異なるようですが、シートヒーター/クーラーも装備されています。このグレードでは運転席にマッサージ機能は付いていないようです。
シートベルトの上下が電動(写真はスイッチ)。これは感動。。。
私のXJのグレードは、portfolio(ショートホイールベース)です。LSのグレード構成にあてはめたとすると、今回見た展示車よりも上の位置づけになります。
アッパーフェイシア(インストルメントパネル)がネイビーブルー、シートがロンドンタンという色です。運転席・助手席ともに20Way電動シート、シートヒーター/クーラー&マッサージ機能付きです。
自分の愛車とはいえ、あまり好みではないのですが、バーチャルインストルメントがNewXJの売りの一つです。真っ黒の状態からメーターが浮かび上がります。よろしければ動画でどうぞ。
リアシートの比較です。圧倒的にLSが広いです。ショートホイールベース同士で全長を比べると、
LSが5080mm、XJが5135mmなのに。また、LSはリアシートにマッサージ機能が付いているみたいです。設計思想の違いですね。この比較は無意味かもしれません。
オーディオの比較です。展示車にはオプションで、マークレビンソンのシステムが装着されていました。スピーカー数は、セールス氏は15個と言っていましたが、カタログを見ると19個でした。ワット数は不明とのこと。カタログでも見当たりませんでした。音は聞いていません
ジャガーは、バウアーズ&ウィルキンスです。私のグレードには標準です。20スピーカー、1200Wです。みん友の akilambo さんによると「低音の出方が全然違う」とのことでした。
最後にスタイリングについてちょっとだけ。
LEXUSの基幹系ではISが一番好きでLS→GSの順番に好きでした。
フロントマスクは写真で見るより派手ではありませんが、コンサバティブなボディラインにアグレッシブなフェイスを無理やり(?)付けた感じで、マイナーチェンジ前のほうがまとまりがあり、「らしい」と思います。個人的ランキングをIS→GS→LSに変更します。「法人はこの顔をどう思っているの?」と聞いたら、「好評ですよ」とのことでしたが、本当かなあ。