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イイね!
2015年08月30日

ビートの意外な得意技

基本、ブログ書くのは好きなので、ネタさえ浮かべば一気に行ってしまうのですが、しかし書き手が偏屈ゆえに、けして一般受けはしない、思想の片寄った話題ばかりになっておりますが、それにも関わらず毎度「イイネ」を戴けることに、恐悦至極でございます。

さて今日のお題は「空力」
と言っても、そんなに難しい話はないです。

私の気が…もとい、記憶が確かならば、空気抵抗というのは速度の二乗に比例する、という話。
空気抵抗求める公式というのもあって、ググってみたら

全面投影面積×cd値×空気の密度×速度の二乗÷2

だそうです。
以前は空力の良し悪しをアピールするつもりなのか、cd値の高さをカタログに載っける車もありましたが、それだけじゃ空力ははかれないようです。
カメラでも「3600万の高画素」「ISO感度一万オーバーで暗所に強い」という具合に、数字の大きさをアピールして、実際にその大小が販売に与える影響も大きいようですが、やってることはどこも同じなんですね…。

話題を戻しましょう。
前述の公式のうち、全面投影面積というのが結構大きいようで、それをもろに体感する機会がありました。
あれは仕事でダイハツ・ムーブのターボを運転したときの話。

一仕事終えたのち、「高速使って急いで戻れ!」という依頼が来たので、深夜の高速をブースト全開で飛ばす。(何km/h出したかは秘密w)
しかし、ターボつきかつ4ATをもってしても、ある速度でピタッととまって、以降はいくら踏んでも加速してくれない。
ビートなんて、ターボもないのにまだまだ延びていくのに…そこで理由を考えているうちに、はっと気がついた。

もしかして、ビートって最高速延びる?

以前乗ってたビートは、140km/hのリミッターはそのままでしたが、一度富士スピードウェイのファミリー走行をやったとき、名物のストレートで楽々リミッター当てた上、そこからさらに延びていこうとする傾向もあったので、軽四NAのビートでそれなら、ローギアードの軽トラやジムニーとかでなければ、だいたいの軽四はリミッター当てられるものだと思ってたんですが、どうやら最高速延びるのはビートだからこその仕様っぽい。
…で、そうなる理由というのは「空力」じゃないかと。

ビートって車、確かに車高低くて、前から見ると正面から見た面積も小さめなので、空力は明らかに有利。

一方、今や軽四スタンダードのハイルーフタイプのワゴンRみたいなのは、言うまでもなく面積でかいし、おまけに車重もあるから、空力不利だわ、空気抵抗と重さに抗うには、ターボつけても確かにきつそう…と不利な要素はたくさんある。

似たような話で言えば、キャラ(AZ-1兄弟車)からkeiワークスへ乗り換えた知人がいますが、「80km/hまではめっちゃ速い」という話。
スポーツバージョンで車高落とされてるとはいえ、KeiももとはSUVのような車で背が高いので、キャラと比べれば明らかに全面投影面積では不利になります。
ガチのスポーツカーに乗ったことある人だからこそ、こういう見かたが出来るのかもしれません。

そう言えば、今乗ってるヴィッツも、「最高速どれだけ行くか?」とクローズトコースで試したことがあるのですが、150km/hまでメーターで確認したところでストレート終わり。
ただ体感的に、120km/h越えた辺りから、加速がだんだん鈍ってくる感覚があったのですが、ヴィッツも結構背が高い車なので、やはり全面投影面積の大きさからの空気抵抗が大きいのが理由じゃないかと思ったんです…。

そんなわけでビートの高速走り、速度は延びるし、車体はしっかりしてるしで、高速は案外苦しくなかったと思ってます。
まあ、100km/h巡航でエンジンが6000rpm以上回ってるとか、エンジンの音が車内に響いて、助手席の人との会話は困難になる…という欠点はありましたがw

ただ、高速域における空力が、全面投影面積によるものであれば、カプチーノやAZ-1/キャラ、新旧コペンやS660あたりも、高速走りはビートと同じかそれ以上のものと思えます。

ビート以外はみんなターボついてますから、高速域の加速は有利、巡航もギア比可変自由のCVTであれば、快適に走れそうに思います。

背の高いミニバンタイプが持て囃されてる昨今ですが、高速巡航となれば、やはりセダンやスポーツカーのように、程ほどの高さの車の方が有利なんでしょうね。

ベンツ・アウディ・BMWの車で、ミニバンタイプの車があんまり見られないのは、アウトバーンのような超高速巡航を意識していて、背の高い車はその点で不利…と見切っているんでしょうねえ。
ドイツ車でも、背の高いSUVタイプの車も増えてますが、アウトバーンの速度無制限区間が年々減っていくにつれて、SUVやミニバンのような車がドイツでも増えてきた…という話もあります。

120km/hを境に空力の有利不利を感じる…と言いましたが、それが真実であるならば、今話題になっている高速道路の最高速度が120km/hになる話が実現されれば、日本の車作りもまた変わってくるかもしれません。
ブログ一覧 | 自動車雑談 | 日記
Posted at 2015/08/30 14:56:46

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フロントタイヤがグラグラ揺れる(動 ...
@Yasu !さん

こんばんは、
138タワー観光さん

この記事へのコメント

2015年8月30日 16:51
ビートってそんなに速いのですか!
んしゃ今度借りてみよ♪

つい最近まで軽自動車のリミッターが140kmhとは知らなかったのですよ。
S660高速で踏み切っても134kmhで失速するの見て、やっぱ軽エンジンはこんなものねと思ってましたが、リミッター解除すれば結構伸びるんですかね♪
コメントへの返答
2015年8月30日 23:54
最高速は確かに伸びますが、そこまでの到達時間はまた別の話になりますw

S660はまだ乗ったことありませんが、意外と高回転伸びないのかな?
ビートのE07は、現在においても、軽NAエンジン最強という噂が・・・。

S660乗ったのならば、ぜひビートと比べていただきたいです。
2015年8月30日 21:27
こんばんは。

ビート、幌開けた状態と、幌閉じた状態で、鈴鹿フルコースの最高速、5km/h違いました(閉じた状態の方が伸びる)。

車高も下げているので、Cd値×全面投影面積的にはかなり良いと思うのですが、ボトムの形状なんかはS660あたりと較べて、ダメダメですよね。


・フロントタイヤハウス内の空気を引き抜きたい(フェンダー形状変更か、カナードでの引き抜き)

・リアタイヤハウスに空気を入れたくない(ストレーキの追加か、サイドステップの追加)


など、他にも改善したい箇所がいっぱいあります。
コメントへの返答
2015年8月30日 23:59
ふむ、貴重なお話ですね。

自分のビートは、ハードトップつけっぱなしだったので、これも空力に関与していた可能性が。

ビートも多少は考えられてたっぽいですが、S660はその点強いですね。
カタログざっと見ただけでも、下回りの空力処理は凝ってますね。

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