タイプRという車 その３

さて３回目はエンジン、というよりパワートレーンですか。
車を運転してトルクがある、パワーがあると言ったりしますが、これはエンジン単体の評価ではありませんね。
仮に同じ車体、同じエンジンだとしてもミッションのギヤ比が変われば加速性能や速度の伸びとか違ってきます。
同じエンジン、同じミッションだとしても車体が変われば性能は変わります。
まぁ当たり前の事ですけどね。

さてFD2に搭載されているK20エンジン。NA2リッターエンジンとして文句のつけようもありません。（あくまでも個人的にですが）
スペックはS2000のF20エンジンに負けますがそれがどうした！（S2000乗った事ないんで…）
今時流行らない高回転ハイパワーエンジン（オイオイ…）ですが大好きです。

FD2に乗って驚くのはエンジンのパワー感です。2リッターNAエンジンとは思えません。
先代の愛車MR2Ⅴ形NAもスペックは200馬力でしたが、言っちゃ悪いけど比べ物になりません。
レブリミットまでの回転もシャープです。
ゆっくりと回転上げていきます。吸気音？が静かに響き5000回転を超えハイカムに切り替わるとサウンドも高まり昭和生まれの車好きにはたまりません。
そうそうマフラーも純正とは思えないなかなかのサウンドです。

自分の愛車となり気づいたのは乗りやすさです。
低速での力もあり低回転でのズボラ運転もついてきます。
これはローギアなミッションとの組み合わせの効果もあるんでしょうね。
FD2のパワートレーンは今まで乗ったNAエンジン搭載車の中ではサイコーな１台です。（そんなに大した車乗ってませんが）
私が感じる不満点はひとつだけ。
高速巡航時のエンジン回転数の高さです。
100キロ巡航時のエンジン回転数が約3000回転です。
あと１段高いギアを追加して欲しいですね。
普通に市街地走っても６速使いますから。
あと贅沢な悩みはマフラーですか。
可変バルブのついた出来の良すぎる純正マフラーのおかげで社外品に交換するのに踏ん切りつきません。
純正より性能がイイのは無限だけ…なんて噂ですから。

最新のディーゼルエンジンやダウンサイジング・ターボエンジンの車に乗ると「悪くないな…」なんて思いますが、やっぱりK20エンジンイイです。
言葉では上手く説明できません、そこまでの見識もないし。

考えるな、感じろ！ byブルース・リーです。