2010年10月27日
こんにちは。
今回はマスコミについて、ですが、いろいろ考えているうちにもうどうでもいいや、と投げ出したくなってきました。
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マスコミの駄目な主原因:
・経済的に自立していないので、スポンサーの意向を受けすぎてしまう。
NHKの場合は政府の意向。
マスコミの駄目な副原因:
・マスコミ自らが、それを駄目だとは思っていない
ということで、お互いにダメなものに寄りかかりすぎているあたりが、もうぐだぐだになっている理由であると、簡潔ながら述べさせていただきます。
もうひとつ、マスコミを駄目にしている別の面はといえば、自らが「立ち止まると死んでしまう」と思い込んでいること。
つまり、テレビはすべての時間を番組で埋めねばならず、そのためには番組にはネタが必要。
あるいは新聞・雑誌などは、紙面を空白にしたり、ページを減らしたりなんてことは決してしない。
強迫神経症!?何であってもすべて満たされていないとダメだと思ってる。
伝えることがなければ、あるいは、実はそんなにたいしたことではないのであれば、コンテンツを短くすればいいだけなのに、あらゆる手段を使って満たそうとする。
そんなことするから、記者や取材者が定型の記事にしようと言葉を飾り立てる。
やらなくてよいことまで無理やり作り上げた上でバレて「お詫び」する羽目になる。
そんな意味のない取材や内容は、もういらないんじゃないだろうか。
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さて改めて。
マスコミに対する意識として念頭に置くべきは以下が挙げられる。
1.NHKだって「中立」じゃないよ。そもそも「中立」なんてないよ。
・・・よくよく考えて頂ければ分かるが、「中立」なんていういかにも透明で誰にも組しない立場なんてない。
じゃあ事実を淡々と述べればいいじゃないか、と思うかもしれないが、
・どういう事柄を報道するか、あるいは報道しないか
・どういう事柄を大きく取り上げるか
なんてのは全く恣意的だ。
じっさいのところ、「報道する」ということそれ自体が、無意識的にであれ、常識的にであれ、何らかの立場に立って行われているものである。
2.言ってる内容が正しいとは限らない。
・・・これはよく言われることです。よい/悪いといった道義的な事柄、あるいは(科学的,客観的)事実であるかそうでないかといったことについて、マスコミは単純に間違って(確かめもせずに)伝えたり、世論に乗ってスキャンダラスに、ヒステリックに喚くだけだったりすることは、よくあることです。
3.でも、日頃の情報はほぼすべて、マスコミに頼っている
・・・そう、実際のところ、自分の目で見たり耳で聞いたりする情報はごくわずか。
しかもそういう情報は世間話のレベルか、マスコミの伝聞だったりします。
正しく判断しようと思いつつも情報の仕入先はマスコミ。よくよく周りを見渡してみれば実感できるかと思います。
・・・ふと同じ観点から気付いたのは、そういった情報と同じく、モノや資産、資源も、自分の手元にあるものは少ない。まあ社会なんだし当たり前?
むしろ、様々なあずかり知らぬ所との交流がないと暮らしが成立しない。
つまり、否応なく、知らない場所のことまで知らざるを得ない。
そしてその情報源はマスコミに頼らざるをえない。
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映画「マトリックス」じゃないけども、じっさい知らないほうが幸せなのかなと真剣に思ったりする。少なくとも楽だろう。
Posted at 2010/10/27 21:04:10 | |
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間違ってもいいから言ってみるシリーズ | その他
2010年10月26日
前回のは文体を丁寧にしようとしすぎて、そっちにつられたヤな感じになってしまった。
よってもうちょっとくだけた感じでいきます。
「その1」のテーマは端的に言うと、「その義憤は本当!?」でした。
今回はちょっとそこから離れます。
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マスコミの横並びの仕方があまりに気持ち悪い。
薄気味悪い、といったほうがしっくりくる。
例えば、米軍の寄港とかで数十人のデモがあっても報道で取り上げている一方、今回の「反中」デモはなぜ取り上げなかったのか。
(そして反日デモばかり取り上げて、デモ参加者の言い分まで長々と報道しているせいもあり、日本が悪いみたいな印象を受ける。)
素直な疑問だと思う。
そしてやはり腹が立ったので、冷静に冷静に努めて、ちょっと考えてみた。
・・・
こういったときのマスコミのスタイルの基本は、煽り立てることで戦争に向かうことがないように、という太平洋戦争の苦い教訓によるものと思われる。
これがつまり、
・反中/愛国心を煽る→右寄り→報道自粛
・反米とか戦争(関連)反対とか→左寄り→報道OK
という図式になっているのだろうと。
そう考えると、規模的に小さいデモのほうが報道に乗る理由も分かるというもの。
ただ、あまりにも横並び過ぎるその姿勢はやはり、
・国交を考慮して反中姿勢を自粛してほしい、とする政府の意向を受けている
・日本の実質の生産部門であり、かつ巨大マーケットである中国を叩かないで、と財界から圧力をかけられている
が見え隠れしている...。
ということで、『理性的な報道に徹して、周辺国とはこれからも友好を築いていくんです』という姿勢が、単にたまたまそう見えているだけかもしれないマスコミ、そして自律できないマスコミに対して不信感を募らせております。
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次もマスコミの話を予定してます。
Posted at 2010/10/26 18:32:09 | |
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間違ってもいいから言ってみるシリーズ | その他
2010年10月25日
しばしば何にも関係ない話題を淡々と書いたりします。
少なくとも、(その2)までは続きます。
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例の一連の尖閣問題、タイムリーな報道と、後日談っぽい報道を交えながら推移しています。
そして少なくとも先々週ぐらいまでは大変腹を立てておりました。
その腹の立て方は、時を同じくして腹を立てている皆さんと理由は変わるものではありません。
1.中国のやり方は実に汚い。南沙諸島と同じようなやり方で実効支配を狙ってそうだ
2.それに対して地検ごときが政治的判断?政府だ政府の判断だ。まったく生ぬるい
3.仙石はまったく○がおかしい。こんな○国○がなんで官房長官!?よくよく民主党は理想しか見てない輩が多い
4.国内で日本人が反中・政府批判デモがあったが、国内では横並びでどこも報道しなかった。新聞にすら載ってない。気味が悪い
と、書いてたらだんだん思い出して腹が立ってきたのですが、しかし先々週はこんなものではなかったです。クーデターっていうのはこういう気持ちが積もりつもって発生するのではなかろうか、と思うほどでした。
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冷静になれ冷静になれ、と思うと同時に、自分でもちょっとこの怒り様はおかしいな?と気が付きます。
数年前ならおそらくはスルーしてるぐらい、気にも留めなかったはず。
・・・
猛烈に怒るその理由、それは、自分の身にまさに降りかかろうとしている脅威である、と認識しているからです。
「認識している」というのがポイント!
脅威が存在すること自体は間違いない。間違いないんだけども、脅威自体がどれぐらいの大きさであるかを認識することに関しては、それを受け取っている人の主観が大きな割合を占めてます。
そして、個人的・主観的な現在の不安、将来の不安が、そのまんま脅威に対する皮膚感覚の鋭さにつながっている図式です。
もちろん冷静な洞察力によって、脅威の大きさを正確に認識しているのだと言う方もいらっしゃるだろうが、そういった正常な方々はなんの問題もないのでこの際は置いておきます。
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この件と反応は似ていますが、社会正義 -- 例えば公務員の不正に憤るとか、予算の無駄使いに目くじらを立てるとかいうことに関して、いらだちを通り越した怒りを覚えるというときには冷静に振り返ってみる必要があります。
・なぜ、そこまで「怒る」のか?
・社会正義がなされないことが、そのままあなたにダメージを与えましたか?
・不正のある社会がそんなに我慢ならないことですか?あるいは、そんな社会で生きるのは不安ですか?
・あなた自身の不安や不満を、その時々の社会情勢にぶつけてみたところで、社会自体も変わることはないし、あなたの不安や不満の種も解決することはありません
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ということが最近の自分にも起こった、というお話でした。
関連ネタは以降いくつか続く予定です。
Posted at 2010/10/25 21:21:29 | |
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間違ってもいいから言ってみるシリーズ | その他