
なんだか尿道が痛いかるあおです。
2日連続Gカップの片方だけに出てきました。
朝4時半起き、5時半出発。
途中、一部高速を使いつつ、ただしゆったり行ってちょうど8時半ゲートオープンぐらいに調整しました。
タマダと三原の間のところが2回ほど道路分岐して、方向が分かりにくくなりますが、それぞれそこからの距離が長い...。片方を通り過ぎたときに、ああもうタマダに着くな、なんて思ってぬか喜びです。
高速1時間、下道2時間~2時間半かな。
タマダの入口で、入場料500円払うのも久しぶり...。これ忘れてたな、ジムカーナ料金としては6,500円とカウントしておかねば。
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2日目のGカップは少々参加者がさみしく、いつもは2階観覧席へとつながる上のほうのパドックに停めるのですが、コース出入り口が近い1階パドックが開いてたので途中からそちらへ移動。
今日の目的:
1.ゆるんだ車高調のネジをしめる(アッパーマウントのナット、全長調整部分のロックナット...よく緩む)
2.サイドブレーキの引きしろ調整
3.ABS解除
4.フルバケ装着
4は時間の都合でできず、残りは前日整備(前日タイヤ交換)や当日休憩に停まったときにやっちゃいましたので、実際のところはABS解除して(サイド)ブレーキがどうなるかをテスト。
人間側がブレーキロックした際に対応できるかどうかも含めてなので、道中ブレーキいっぱい踏んで確認。
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さて走行。なんだかリア駆動比率が異常に高い。
1500cc未満除くFFの方が少ないなあ。
参加者少な目ということで、午前中は6本走行。最後の6本目が表彰を決める本番タイム計測となります。
朝のうちの2本ほどはなんだか路面がよくすべる。
実際のところ、クルマがまずいのか設定がまずいのか腕がまずいのか、おそらく全てだとは思うけど、だからこそどうにもならず滑りまくる。
おかげでサイドブレーキはよく効きます。
2本ともミスコースで終了...。
そのまま最終結果まで報告しますと、結局ペナなしで走れたのが1本のみ。
本番タイム計測も含め、残り2本は左リアでパイロン跳ね飛ばす同じパターンで撃沈。
先日のなださきのチェリジム以来、どうも左リアの車両感覚が怪しい。
今日のはそれに加えて、スラローム1本目~2本目が振りっかえし気味の挙動になるためリアが後からついてきて、見事にパイロンを跳ね飛ばすらしい...。
こりゃなんとかせねば。

ということで、特にたいした成果もなく終了。
3速入らないコースで、1速と2速の使い分けが頻繁で悩みどころが多いあたり、小難しくて楽しいですな。
グリップしないあたりも考慮に入れないとずざーっとアンダー出て曲がれない、ストップ&ゴーなコースですが、逆に気にしすぎて踏めない、止まりすぎになるのもダメですので調整が難しい。
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午後は再びジムカーナ6本...でなく、カート走行(5チーム作って2時間耐久)だそうな。
うぁ、聞いてないぞそんなの!ほんと帰ろうかと思いましたが、それはそれとしてカート走行は一度はやっておかねばと思っていたので、まあ何事も体験ということで残ることに。
遊園地のゴーカートぐらいしか経験がないので、初心者レクチャ後、手始めにコースを1周だけ走らせてもらった。
...みんなこんなの、何十周も走るのか!?
路面は、クルマでは気にならない些細な凹凸やアスファルト亀裂がもろに衝撃として伝わり、あばばばばと上下に激しく揺すられてしまう。
縁石は高く、挙動が変わりすぎて危険。スピードも落ちる。
ハンドルは切れるのか切れないのかよく分からん感じ。重い。回すというより抑え込む感じ。
首も体も、コーナーでは持っていかれてしまうのを支えるのに必死。
なによりその、見せてもらったカートのコース図(コース設定)で、ブレーキ踏む場所が2箇所しかない!!
えぇ!?クルマでは使わないメインストレートを端から端まで走るコース設定なのに、そのストレートエンドでブレーキ踏まないの!?
アンビリーバブル全く信じられません。もちろんアクセル緩めてブレーキ踏みます。
んが...。後で分かるんですが...
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とりあえず初心者、チームのお荷物ということで、メンバー5人のうち最後を少ない周回だけ走ります。
他の人の半分ぐらい。なにか途中で無理そうなら手を上げてピットインする。
ゆっくり走ってもいいけどスピンしないようにする(タイムをかなりロスする)。
指令の中でも特に「スピンしない」はかなり無理あるんじゃないかと。
しかしチームオーダー死守ということで走ります。
他の方々は、前日のGカップの午後に、同じようにカート走行しているため手馴れたものです。速い!
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なんだかんだで耐久「レース」なので、コース上で不可避の接触や、おなじみの「インから行ったー」みたいなバトルもある。
そういえばレース自体も、クルマでは模擬レース含め一切したことがないのでむしろ恐怖です。
だって危ないって!!マリオカートじゃないんだから!!思ってるそばから、バトルしてる2台がまとめてスピンとかしてます。おーこわ。
メンバー中、順番としては最後に走るので1時間弱経過してから走行開始。
超緊張。
「スピンしない」ことだけ目標に走ります。
おかげでばんばん抜かれていきます...。つらいなあ。
そして何周走ったか数えていないけど、こう、だんだん思考がまとまらなくなってきます。
メインストレート後、1コーナーを横Gに耐えつつ曲がりきった後、
「はて、何しようか」
とか
「ブレーキってどっち(右足、左足)だっけ?」
など、状況的に大変危険な脳状態となります。それが2周続いたので、こりゃ無理だと手を上げてピットインを求めるサイン。
そこから1周回ってピットインしましたが、ちょうど目標周回数の7周でした。
こりゃかなり無理ゲー。とにかく思考が回らないので栄養補給すべく甘いサイダーを購入して一気飲み。
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2回目の走行順はもう時間的に最終。ウイニングラン(?)してらっしゃい、とのことだったので、はぁありがとうございますとコースイン。
実は順位がぜんぜん分かっておりません。
最初の走行より慣れたものの、やはりためらい走りをしているうちにするっと後ろから抜かれる。
振り向く余裕がないです。
そのうち、女性ドライバーに抜かれてしまう...。
ここで無意味な「男のプライド」が発動し、とにかくできるだけくらいついていこうと後ろに張り付く。
まあ、抜く自信もないし、走ってみると抜き方もよく分からんし、とにかくついていく。
カートがほぼイコールコンディションということは、シビアなまでに腕前の違いが現れるわけで...となると自分の走りのどこがまずいのか、同じように走れば前のカートと同じように走れるはずなのに、と、原因を自分に求める。
(うん、これ基本だ。いいことだ。)
コーナリング時の姿勢(イン側に体を傾けるのでなく、アウト側に傾け外側のタイヤに荷重をかけることで曲がりやすくする)を見直し、さらにもうちょっとハンドルも切ってみる。
おお、おお、曲がるぞ。
アクセルべた踏み(は無意識に少々緩めるが)で曲がれる!
やはり追走してると、いろいろ冷静に考えることができるというもの。
徐々にしっかりとついていけるようになり、何周か後に最終コーナーで抜くことができた!

いやっほー!と思うもつかの間、1コーナーであっさりインを刺されて抜かれる(笑
あー、インを刺されるってこういう感じなのか。
ゲームでなく実体験するというのは、またぜんぜん違っておもしろい。
結局そのまま追いつけず。3台が団子になってチェッカーを受けます。
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うーん、自分が抜かれて3位か...。複雑だ、と思っていたら、どうもうちのチームは周回遅れだったようで、なんだかよく分からないリザルト。
多分、団子3台がどういう順序でも、順位変わらなかったみたい。
(団子1位の方がGカップスタッフチームで総合2位、団子2位の女性の方のチームが総合1位でした)
最後に、カート含めたジムカーナ表彰をして終了。
どこにもかすりもしなかったですが、実に楽しかった。
特にカート。久々に瞳孔ひらきっぱなしになるほどのいっぱいいっぱいさで取り組んだので、なんかすっきりしました。
走らせ方がだいぶ違うので、クルマの運転の参考になるのかどうか分かりませんが、でもなんだかつながってる。
どうも口ではうまく説明できませんが、そんな気がしました。
うーん、こりゃカートだけやりにタマダへまた行かねば。
意識さえ保っておけば、あのコース設定とカーとのスピードだとそれなりに安心して、ただし力いっぱい走れるので役に立ちそうな気がします。
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最後に、バイク用ヘルメットを流用してますが、バイザーをおろして使ったのは初めてではないかな、と。
逆にバイザー開いてたら、目を見開いて「こんなん無理だー」とか叫んで口元がもごもごしてる、醜い姿をさらしていたはずなので、バイザーついててよかった。
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さらに最後に。
今回のカートのように、施設備え付けでほぼイコールコンディションで走ると、腕の差を思い知らされてジムカーナ以上にがっくり落ち込みます(むしろ絶望感を味わう)し、悔しさも半端ないです。
カートを競技としてやってる人(やってた人)、すごいなぁ...。