三河での
先輩との争いはボコボコに負かされましたが,クラス内の争いでも敗戦を喫しました・・・.
今回は
昨年の優勝でハンデを背負っているため,これを少しでも軽減するために4位狙いでした.しかし,MLMに到着してみると先日の豪雨の影響かEF9はエントリーしておらず,同じクラスはミラ1台! まさかの一騎打ち勝負となりました.
相手が軽であれば,さすがに「ハンデを降ろす・・・」なんて言ってられず,勝ちに行く必要があるのですが,今回は4位狙いで来ていたため摩耗したタイヤしか準備しておらず,これが完全な判断ミス.苦戦を強いられる戦いとなりました.
フリー走行1本目
タイヤを温存しなければならないため,そんなにラップは重ねられません.フィーリングをチェックしたら,8割程度の感覚でアタックし,かろうじて51秒を切る50.949.ターゲットタイムは50秒フラットくらいなので,「やっぱり,このタイヤだと厳しい・・・」という印象.
フリー走行2本目
ここはタイム狙いというよりも,次のタイムアタックに向けてタイヤにしっかりと熱を入れておく準備期間とし,アタックは2LAPで終了.タイムは51.151と,やはり50秒台後半が限界な気がしてきます・・・.
タイムアタック1本目
アタックは2本チャンスがありますが,タイヤの状態を考えたら,この1本目が勝負所.序盤から連続アタックを敢行し,5週目にこの日のベストに到達.
ギリギリですが,何とか50秒台前半(50.456)のタイムをマーク.この後もクーリングラップを挟んでアタックしてみましたが,50.610が限界.予想通りタイヤが終わったようです・・・.
一方のミラのタイムは,52.807 - 2.300(ハンデ) = 50.507.僅か0.05秒ですが,辛くも抑える事が出来ました.しかし,0.05秒では,ほんの僅かな幸運で逆転してしまうため,何とかもう一度50.4秒を搾り出す策が必要です.
フリー走行3本目
タイヤの状況を考えると闇雲に走ってもしょうがないため,このセッションはパスし,データロガーと睨めっこしながら詰め代を考えます.昨年冬のタイムと比較すると,高速の左コーナーが5km/h近く遅く,踏み切れていない事が分かりましたが,先のタイムアタック中に1回踏み抜いて突っ込んでみたところ,ブレーキングでオーバーステアが出て挙動が乱れました・・・.これは"やり過ぎ!"のシグナルですので,現状のまま再度トライするのは危険です.
「他に出来る事はないか・・・?」と考えてみますが,減衰の設定は三河の路面状況を考えると,これ以上は固められず.かと言って,柔らかくする方向では高速コーナーでの姿勢変化が大きくなり,デメリットが増大します.
そこで,走行直後に測ったフロントタイヤの温度を見返してみたところ,左右共にアウト側の温度が20℃近く低く,しっかりとタイヤを使い切れていない事が分かりました.日光やTC1000では結果を出してきた205/45R16ですが,旋回Gの少ないMLMでは,相性が悪いようです.
・・・とは言っても,他にタイヤもなく,スペーサーを噛ませてトレッドを広げるのは逆効果.「ならば,どうする・・・??」と更に思案したところ,
「内圧を下げるか!」
と閃きました.タイヤの外側の温度が低いという事は,内圧が高過ぎてサイドウォールが張っているという証拠.これだと接地面積が稼げないのでグリップの絶対量が小さくなります.日光やTC1000等,自然とタイヤの外側に高荷重掛かるコースであれば,この内圧(2.3キロ)でも良いのですが,荷重を掛けにくいMLMでは高過ぎのようです.
フリー走行4本目
早速,フロントタイヤの内圧を10kPa下げて走行.タイムは51.017で午前中と変わりませんが,フィーリングは良くなりました.1コーナーのブレーキングでしっかりと止まりますし,上りのA/Bコース合流部でもタイヤの鳴き(アンダー)がなくなりました.ただ,フロントの内圧を10kPa下げた状況でも,まだ外側の温度が低く,依然として使い切れていないようなので,更に10kPa下げる事にしました.
タイムアタック2本目
さぁ,泣いても笑っても,これで最後.先頭でコースインし,連続アタックを仕掛けますが,タイムは50.6秒が精一杯.最後に一縷の望みを掛けて,ガムシャラにEF8の先輩を追い掛けてみますが,
やはり出ない! これで万事休す・・・.
ミラが1本目のタイムを上回っていなければ,ギリギリ逃げ切れる可能性もありましたが,見事50.751と0.049秒タイムアップし,僅か0.005秒ですが逆転負けを喫しました・・・(エントリー2台なので,2/2で最下位).
5/1000秒差となると,前日の走行不能トラブルで背負った+10kgの重量増が効いた形となりますが,それよりもタイヤを含めて,きっちりと事前に準備を整えて来なかった事が一番の敗因でしょう.私の中に慢心や油断があったのだと思いますので,今回の結果をしっかりと受け止め,反省したいと思います・・・.
また,ミラ(L700V)のドライバーの方は,悪化し続ける路面コンディションの中,何度も何度もトライ&エラーを繰返し,自分のフィーリングとタイムを照らし合わせる努力をしていらっしゃいました.そういった懸命な努力が0.005秒差での逆転劇を生み出したのだと思いますので,こういった真摯な姿勢も今回の私には足りなかったのだと思います.これも今回の教訓です(ミラのドライバーの方,本当に1位獲得おめでとうございました!).
今回,リザルト的には何も残りませんでしたが,事前準備の大切さや心構えといった部分で得るものはありました.今回の教訓を糧にして,また鍛錬に励みたいと思います.
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モーターランド三河 | 日記
Posted at
2018/07/26 00:33:37