今年のREPSOL杯から設定されたAコースでのタイムアタック.
当然,私は一度も走った事がないのでターゲットタイムは分からなかったのですが,そんな私のためにEF8の先輩が
ライバルのEF9の走りをチェックしてくれていました.
今回はその先輩から頂いたデータを使ってAコースの分析をしてみたいと思います.
まず,Aコースのレイアウトですが,基本的にはドリフト用のコースなので,行きのストレートはフルコースと同じですが,戻りの連続S字は右に左にお尻を振り易いレイアウトとなっています.
それでは,このコースを駆け抜けるEF9の模様をご覧下さい.
EF9との相対距離から推測すると,ターゲットタイムは28.6秒辺りとなりそうです.
コースの印象としては,まず,1コーナーの立ち上がりからAコースの入口(右コーナー)までを2速キープで行くか? 2→3→2速とするか?の判断が難しそうです.先輩の3LAP目が前者,4LAP目が後者なので,両者のタイム差をDigSpice比較してみると(青:2速キープ 赤:シフトアップ 黒:タイム差),
2速キープの方が踏み抜ける分,進入速度が高いです(1つ目の緑丸).これで0.019秒のゲインを得ていますが,3速にシフトアップした瞬間に抜かれ(2つ目の緑丸),右コーナーにアプローチする時点では0.06秒のビハインドとなっています.ただ,その後は3→2速へのシフトダウンでる強めにブレーキングせざるを得ないため,エンブレを活かしてアクセルワークで切り抜ける2速キープの方が高い車速を保てているようです(3つ目の緑丸).トータルで見ると差はないので,どちらの方が運転し易いか? ラインをトレースしやすいか?で決めれば良さそうです(そうすると,恐らく2速キープになる気もしますが・・・).
次に気になったのが,このタイヤ.
「イヤ~な位置にあるなぁ・・・」という感じです.追っかけの途中で先輩は28.5秒をマークしているラップがありますが,この要因の1つが,このタイヤへの寄せ具合でした(青:28.6秒 赤:28.5秒).
タイヤに寄せれば寄せる程,S字を直線的に抜けられるので距離のメリットが出ますし,ボトムスピードも高い.でも,寄せ過ぎてパイロンタッチならぬタイヤタッチをしてしまえば+1秒加算でしょうし,何よりボディにダメージを負う・・・.おまけに左コーナーの寄せは大の苦手なので,これは難敵となりそうです.
それにしても,このEF9,ホントにB16Aなんですか? ホームストレートの全開加速でB18C+クロスミッション搭載の先輩が全く追いつけないんですけど・・・.一昨年より確実に速くなってないか?
ドライバーの方も,こんな風に更にアグレッシブになっているみたいだし,
インベタのさらにイン!(タイヤ浮いてるって・・・)
こりゃ,機会を作って練習に行かないとダメかも・・・.
以上,Aコース(そしてEF9の)攻略でした.
先程ターゲットタイムは28.6秒と言いましたが,先輩との方程式(0.7秒/km)に従うと,全長800mのAコースにおけるハンデは0.56秒.先輩のベストが27.802秒ですから,
27.802 + 0.560 = 28.362秒
つまり,0.3秒をドライバーがどこかから見つけてくる必要があるという事です・・・.
やっぱりジムカーナで練習するか,広場トレーニングにでも行かないとダメかなぁ~?
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EF8の先輩 | 日記
Posted at
2019/05/11 00:19:49