
REVSPEEDの2019年12月号に載っていたタイトル画像の記事,最初に見た時は「初心者向けのクルマを振り回すトレーニングなのかなぁ~?」と思って読んでました.
そこそこ高い車速から,フルブレーキングしてリアの荷重を抜き(リアを浮かし),散水した低μの路面に進入すれば,そりゃアウト側のリアタイヤが耐え切れなくなって,オーバーも出るだろうと思ってました.
この時はそれで終わっていたのですが,その後YouTubeでこの動画(↓)を見つけ,ショックを受けました.
アンダーステアの方は,田中ミノルさんの操作を見れば一目瞭然です.強めのブレーキングでフロントタイヤにMAXの荷重をかけ,その荷重を抜かないままステアリングをこんな早さで切り込んだら,そりゃアンダー出ます.
でも,オーバーステアの方は,操作の仕方に対して,オーバーが出るタイミングがおかしい(エイペックスを過ぎた辺りから出始めている).見た瞬間「何だ!?この動き」と目を疑いました.
以前,ショップで見たTC2000で1分5秒台を叩き出す某FD2乗りのクルマの動きに似ていて,コーナーの進入時はアンダー傾向なのに,エイペックスを過ぎて立ち上がる瞬間(アクセルを入れた瞬間)にオーバーステアが出るという,FFとしては酷く乗りづらそうなセッティングをしているクルマと同じ動きに見えました.しかし,この動画は,アンダーステア編で,ちゃんとアンダーが出ているので,クルマのセッティングでこの動きを作り出している訳ではない.間違いなくドラテクで,ドライバーの操作でこれを引き起こしています.
俄然,興味が湧いたので,もう一度REVSPEEDを引っ張り出し,記事を読み返してみましたが,
「う~ん・・・全然分からん(苦笑)」
そりゃ,そうだ.有料のレッスンなんだから記事をちょっと眺めたくらいで分かるはずがない.じゃあ,レッスンに参加・・・と言いたいところですが,スイフトオンリーなのでそれも出来ない.何とかヒントが得られないかなぁ~?とアチコチ情報を探して,このブログ(↓)に辿り着き,
田中ミノル式 ドラテク道場 「これが、スイフトの荷重移動だ!」 エントリー受付終了のお知らせ!!
この中の「3)フロントタイヤを滑らせない(優しいブレーキ・優しいステアリング)」の文字を見て,ピン!ときたので,TC1000の動画を引っ張り出します.
うん.間違いない.きっとこの操作だ.
そう思っていると,今度はREVSPEED2020年1月号に,更に詳しい記事が.
最初の2Pはタイヤの記事だったので,「アレッ!?違ったか?」と思いましたが,後半の2Pの田中ミノルさんのコメントを見て,「間違いない.自分が考えてきたセッティングの方向性(ショップの店長と口論にまでなった方向性)は合っている」と確信出来ました.
ただ,その後の
ジムカーナ車両の調査結果から,更にこの方向性でセッティングを押し進めてしまったので,記事を読んだ印象からすると,少しやり過ぎたかも・・・と思い始めました.
となると,セッティングを確認しに早速サーキットへ・・・と言いたいところですが,ホームコースのTC1000だと,レイアウトの関係上少し確認がしづらそう.もう少し試し易いコース・・・と思案して,ここ(↓)が思いつきました.
動画のEF8の動きを見ても,やっぱり試すには良さそうです.
ターゲットは6コーナー(下側の赤丸)と11コーナー(上側の赤丸).久方振りの日光で確認してみたいと思います.
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ドライビング理論 | 日記
Posted at
2019/12/14 00:21:42