雷雨に巻き込まれたりして 走る機会を逸しているうちに,すっかり真夏日に入ってしまい,「この気温だと午前中じゃないとキツいなぁ~」と思っていたら,首都高も余分に課金しないと通れない状況となってしまいました.
サーキットに行きにくくなりましたが,そろそろテストをしないと次の方向性が決められないので,
機材の補修 や部品集めをしつつ準備を進めています.
さて,そんな下準備ばかりで外に出歩かないので,必然的にYouTubeを眺めている時間が長くなるのですが,そんな折,先日のF1のインシデントの解説を聞きました(↓).
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このインシデントに対するペナルティの是非・重さの是非はともかく,そこに至るまでの過程の話を聞いていて(↓),「あらら,そうだったんだ・・・」と思う事がありました.
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リアルタイムで見ていた時は,ギリギリの攻防に見えて「素晴らしいバトルだなぁ~.これが1周続かなかったのは残念だなぁ~」と思って見ていたのですが,この解説を聞いて,「追い抜く側が引いた結果,成立していたバトルだったのね・・・」と見方が変わりました.
そういえば,引いた側が2019年にこんな事(↓)を言っていた事も思い出し,
(
FORMULA1-DATA より)
レースでの相手との間合いの取り方って,やっぱり難しいんだなぁ~と改めて思いました.
・・・で,「間合いの取り方が難しい」で,ふと思い出したのですが,以前
カートのレースに出た時 に「後続車のフロントバンパーが,先行車のリアタイヤよりも前に出たらインを閉めてはいけない.これを〇〇〇〇〇と言います」という事をドライバーズミーティングで言われ,当時,「へぇ~.そんな用語があるんだぁ~」と思った事を思い出したのですが,その〇〇〇〇〇〇が何だったか思い出せない(笑).
(´⌒`;) ウーム
こういうのは1度気になると,思い出すまで気持ち悪くて仕方ない(苦笑).
主催のプロが言っていたんだから,公式レースのレギュレーションに書いてあるのかな?と思い,JAFのカート競技規則集を調べてみたのですが,それっぽい用語が見当たらない・・・.「あれっ? 公式の用語じゃないのか??」と思いつつ,四苦八苦しながらアレコレ検索を続けた結果,ようやく見つけました.
「カットイン」 と
「エッジイン」 .
先に走っている方にペナルティが出るのが「カットイン」で,後ろを走っている方にペナルティが出るのが「エッジイン」ですね.「そうそう,こんな単語だった!」とようやくスッキリしました(笑).
さて,この「カットイン」と「エッジイン」の判断ですが,「エッジイン」の方はコース外(縁石の内側)を走っているかどうかで比較的判断がつきやすいのですが,「カットイン」の判断が難しい・・・.
定義上は,
後続車のカートが先行車のカートの少なくとも 1/3以上(後続車の前輪が先行車の後輪より前)の位置にいた場合
・・・となっているので,後続車のフロントバンパーがリアタイヤの前まで来たらインを閉めちゃいけない訳なのですが,カートでこれを判断するのってメチャメチャ難しい.四輪だったらバックミラーやサイドミラーで後続車の状況を把握して,相手の位置を大体予想出来るのですが,カートにはミラーがないので目視で確認するしかなく(首を振るしかなく),コーナー進入の,これからブレーキングをしようという場面で後ろを振り返るなんて無理なので,どうしても扉を閉めちゃう形になるんですよねぇ~(こんな感じ↓).
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レースなので,こういったインシデントは仕方ないと思いますが,仕方ないと思うからこそ,カートはともかく四輪では怖くてレースなんて出来ないなーと改めて思いました(笑).
なお,この「カットイン」「エッジイン」のペナルティ規定ですが,国内のカート場で結構採用されているようで,大元は「Rotax Max Challenge」という世界各地で行われているレーシングカートのワンメイクレースのレギュレーションだそうです.この「Rotax Max Challenge」はCIK(Commission Internationale de Karting:国際カート委員会)の公認レースなので,カートでレースをする人達の間では常識なんでしょうね.
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ドライビング理論 | 日記
Posted at
2021/07/26 22:48:19