
いつものようにSNSを徘徊して情報収集をしていたら,「パワーウェイトレシオ」ならぬ「
最高速タイムレシオ」なんて話を見つけました.
何の話だ?と気になったので詳しく読んでみると,TC2000のタイムアタック上位50名のデータを分析し,「(筑波公式の)最高速1km/hあたり何秒のタイムを叩き出しているか?」を導き出したものだそうです.
ちょっと面白そうなので,私も計算してみる事にしました.
曰く,「(筑波公式の)最高速が1km/h上がると,タイムは0.149秒縮まる」のだそうで,まずは基本情報の確認から.
筑波公式の最高速は,以下のポイント(↓)で計測されます.
バックストレートの終わり,最終コーナー手前の100m看板付近です.
車載映像で見ると,この辺り(↓)ですね.
ピットエントリーの切れ目が始まる手前くらいでしょうか.私のEF8くらいだと本当の最高速はこれより先の地点となるので,あんまり役に立たない情報・・・というのがこれまでの認識だったのですが,見方を変えれば,ブレーキ性能に左右されない純粋なクルマの動力性能を示す指標として,相対評価には使えますね.
では,自己ベストが出た先日のデータを起点にタイム差を確認してみます.
'21.11.15 ・・・ 151.451km/h / 1'07.692
'21.05.13 ・・・ 150.355km/h / 1'08.668 ⇒ -1.096km/h / +0.976sec ⇒ -0.890sec/KPH
'21.02.17 ・・・ 150.607km/h / 1'08.271 ⇒ -0.844km/h / +0.579sec ⇒ -0.686sec/KPH
'20.12.12 ・・・ 150.523km/h / 1'08.444 ⇒ -0.928km/h / +0.752sec ⇒ -0.810sec/KPH
'20.02.08 ・・・ 150.670km/h / 1'07.713 ⇒ -0.781km/h / +0.021sec ⇒ -0.026sec/KPH
う~ん・・・全く数値が合わない.さすがにラップタイムが10秒も違うと当てはまらなそうですね.
「意味なかったかー」と思いつつ読み進めると,「最高速タイムレシオの平均値」なんてものもあるようです.
最高速の平均値 = 586.65 -(6.6905 × タイム)
タイムが○○くらいだったら,最高速は△△くらいが平均値って事ですね.
早速,これに自己ベスト時のタイムを入れてみると・・・,
最高速の平均値 = 586.65 -(6.6905 × 67.692) = 133.756km/h
実際の最高速(実測値)が 151.451km/h ですから, +17.695km/hでこれまた合いませんね.
「やっぱり意味ない指標だったかー」と思いつつ読み進めると,この平均値の意味は合ってる・合ってないではなく,
平均値 > 実測値 ⇒ コーナーでタイムを稼いでる
平均値 ≒ 実測値 ⇒ ストレート・コーナーでバランス良くタイムを稼いでる
平均値 < 実測値 ⇒ ストレートでタイムを稼いでいる
・・・という事なんだそうです.私の場合だと平均値と実測値の差が「+17」ですから「ストレートでタイムを稼いでる(=コーナーでもっと稼げる)」という事になります.
「う~ん・・・プロに乗ってもらった時のタイムと比較すると,特性は逆(プロの方がストレートで稼いでいる)なんだが?」と思い,更に読み進めてみると,「タイムアタック上位50名はSタイヤだから,ラジアルタイヤで計算すると差が大きくなる」のだそうです.
「やっぱり,一度Sタイヤ履いてデータ取ってみないとダメかー」と思いつつ,「Sタイヤ履いている上位50名ではなく,ラジアルタイヤを履いている上位50名」で平均値を出してみれば,欲しい指標が得られるかも・・・?と思いました.
どなたか,データを集めてラジアルの平均値を教えて下さい(笑).
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筑波サーキット・コース2000 | 日記
Posted at
2021/12/08 03:22:22