
ミュージアムやイベントの見学の合間にEF8のアップデート&トラブル対応も進め,ドタバタの1週間が終わり,ようやく落ち着いてきました.
今年も実質残り1週間程度になりましたが,来週から再び走れそうなので,何とか間に合ったかな?という感じ.自己ベストを更新している方もチラホラ見かけ,今シーズンこそ4年以上更新出来ていないTC1000の自己ベストを塗り替えたいところなのですが,ここ数日気温こそグッと下がったものの,気圧の上昇が今一歩な感じなので,これだと届かないかなぁ~?なんて思っています.
さて,この間に気になる小ネタがいくつかあったので,それぞれ個別のブログにする程でもない事から,備忘録も兼ねて纏めて上げておきます.
①EF用の無限製スタビライザー
先日,ダンパーフォークブッシュをピロボール→ゴムブッシュに戻した訳なのですが,この際,
無限製のハードブッシュを再購入しました.
「無限の新品ブッシュなんて,もう二度と手に入らない」と思い込んでいたので,最初見つけた時はニセモノか?と疑ったほどだったのですが,ちゃんと正規品でした.この際,正規品かどうかを確認するのに部番を調べていたのですが,その過程で当時の無限のカタログを見つけました.今では手に入らないモノばかりで「懐かしいなぁ~」と眺めていたのですが,その中にEF用のスタビライザーの項目が(↓).

(無限:COMPETITION PARTSより)
無限のスタビは何種類かあると聞いていたのですが,フロント/リアで各2種類あったようですね.
フロント ・・・ 17.3mm/19.1mmの2種類(中空)
リア ・・・ 20.0mm/22.0mmの2種類
EF9用がEF8にそのまま付くのか分かりませんが,今でもこれが入手出来ればなぁ~.足回りのセットアップをもう少し詰められたかと思うとホント残念です(中空パイプを曲げてワンオフで作ってくれるトコないかなぁ~?).
②シートレールアップデートキット
12/10にBRIDEが「シートレールアップデートキット」なる製品を発表しました(↓).

(BRIDE:
NEWSより)
シートレールの左右を連結して剛性UPを図るもので,慢性的に剛性不足で悩まされている人間にとっては魅力的な商品.早速購入しようと思ったのですが,私の使っているシートレールがどれだか分からない・・・.私が使っているシートは2010年に購入した「
VIOSⅢ LOWMAX」なのですが,当時シートレールも同時に購入しました.BRIDEの適合表を見てみると(↓),
「LFタイプ or Fシリーズ」と書いてあり,どちらだか分からない.仕方がないので,ショップに行って購入時の伝票を確認してもらったところ「LFタイプ」と書いてありました.「ならば,そうなのかなぁ~?」と思い,一応現物を確認してみたところ,
「LFタイプ」は2シーター用のシートレールで,シート後方に横棒が付いていないタイプのようなのですが,私のEF8に付いているレールは横棒がある・・・.伝票が間違っていて「FOタイプ」なのか? 一体どっちなんだー!と騒いでいると,メカニックさんがシートの裏に潜って部番を確認してくれました(↓).
しかし,タイプ名が分かるような情報は見つからず.どっちをオーダーしたら良いのやら分かりませんでした.
( 困った・・・泣)
③スプリング干渉対策
レートアップ後の挙動対策として
HALの低反発スプリングを投入したのですが,「低反発」は「中反発」とは異なりバレル形状となっているため(↓),
中央部付近の内径が5mm大きく,片側2.5mmほど外側に出る事になったのですが,これを見落として組み込んでしまい,
ナックルアームとスプリングが干渉する問題が発生しました(↓).
工場長と協議した結果,「キャンバーを起こしましょう」という話となり,
フロントのキャンバー角を30分ほど立てる事にしました(↓).
この結果,たった2日でアライメントを再度取り直す羽目になりましたが(泣),キャンバーを起こした後は干渉はなくなり,問題は解消しました.
一方,キャンバーを30分失ったネガに関しては,レートアップして以降,フロントタイヤの表面温度はIN/OUTで割とキレイに揃っているので,温度の上がらない冬場であれば何とか耐えられるかなぁ~?と思いつつ,夏場だったり,高速コーナーが多かったりすると摩耗的には厳しくなりそうです.そんな折,三十爺さんから「ASLANの偏心ピロアッパーを使うと対策出来ますよ」とアドバイス頂き調べてみると,

(ASLAN:
偏心ピロアッパーより)
「ワァ~オ! まさに必要なのはこれじゃん!!」という製品でした.早速これが使えそうか調べてみると,「ロッド径がΦ12のショックだった使えます」との事で,今使っているAragosta「
TYPE-S」のロッド径をショップ経由で確認してもらったところ,「Φ14」との事でガックリ・・・.orz
「いや,待てよ.もしかして~」と思い,Aragostaのカタログをひっくり返してみたところ,

(Aragosta:
オプションパーツより)
「調整式のピロアッパーがあるじゃ~ん! これが使えれば!!」と返す刀でショップの営業さんに提案.問題はダブルウィッシュボーン用の車高調に,調整式ピロアッパーの設定があるかどうか? カタログには「各車種別」と書かれていますが,そもそも調整式のピロアッパーはストラット用を想定しているはずなので,ない可能性の方が高いか・・・.
④雨滴考察の裏取り
10月にウェットのTC1000を走った際,
走行後の雨滴の付き方が気になりました(↓).
ドアの部分に付いている雨滴が下方向に引っ張られるかのように流れていたので,車体下部に負圧域でも出来ているのかなぁ~?と考察しました(↓).
「タイヤウェイクの影響では?」といったコメントを頂いたりもして,以降もどういう流れ方をしているのか気になったので,また洗車機のシャワーを使って確認してみました(笑).
これを見ると,ボディ下部はフェンダーフラップの後方が乱流状態になっており(↓),
一定の方向性を持たない流れとなっているので,実質タイヤウェイクが発生しているのと変わりませんね.
一方,ボディ上部に関しては,ミラーに当たった気流が下方に沈み込む様子が見てとれ(↓),
どうやら,これが先日の雨滴の流れ方の要因のようですね.F1を筆頭に,GTカーや最近はラリーカーなんかでもミラーを空力パーツと見なして形状を工夫していますが,EF8のこんな単純な形状のミラーでも意外と影響が大きいんだなぁ~と思いました(まぁ,空気中に突き出ている部品なんで当たり前と言えば当たり前).この気流を下に落とすのが良いのか? 上に跳ね上げるのが良いのか?は勉強不足で分からないので,また色々と調べてみようと思います.
以上,こんな多種多様な小ネタをラーメン食べながら考えていたお話でした.

(
2年前にEF8の先輩と行った時以来,久方振りに行ったら1100円まで値上がりして券売機が出来てた・・・)
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Posted at
2024/12/21 23:04:09