
今週に入ってモーターランド三河のコースレコードが8年振りに更新されたそうで,久方振りに公式HPを見に行ったら,6月から休業してコースレイアウトの変更を行うとの事.どう変わるのか分かりませんが,EF8の先輩が帰国したらまた行きたいなぁ~と思うOXでした.
さて,
復活の兆しから4日.1週間で仕上げてくれたショップに報いるためにも,早速TC1000に行ってテストして来ました.
直前の予報ではあまり天気が良くなく,曇りと雨の間を行ったり来たりしているような状態でしたが,経験則的に「降り出すのは11時頃だろう」と思ったので,2本はドライで走れると判断して臨みました.行きの高速は雨予報で皆さんの出足が鈍いのか? やけに空いていて,いつもより15分も早く到着してしまいました.
雨予報なので湿度は100%.当然,筑波ではお馴染みの霧が出ていてTC1000のゲートも霞んでいましたが,珍しく早く着いていたAT使いのBB6の隣にクルマを止めると,
なんとご神体の真ん前となりました!
この睨みを利かされる位置が幸運を生むのか? 不幸を呼び込むのか? はたして・・・?(笑)
テキパキと準備を終わらせて隣のBB6に挨拶をすると,「コース,再舗装した?」と聞いてきます.そんな話は聞かないですし,2日前に走った人達のブログでもそんな気配はなかったので,「えっ? してないと思いますよ」と答えると,「そうかぁ~,なんかコースの雰囲気が違うのだけれど」と言うので霧が晴れ始めたコースを覗いてみると,
「あっ! 白線が引き直されてる!!」
コースのイン側とアウト側がくっきり分かるようになりましたね.ピットとコースの合流部分のホワイトラインも延長されているような? 記憶にある限り白線が引き直されたのは,2016年(↓)以来??
いずれにせよ,アウト側の白線がはっきりと見えるようになったのは個人的にかなり嬉しい.これでアタックライン時のクルマの位置取りも容易に分かります.
そんな感じで周囲の知人に声を掛けたり・掛けられたりをやっていると,ゲストで来ていた井尻さんにも声を掛けて頂きました.

(画像は走行会終了時のものです.朝のドラミの時に撮影すれば良かった・・・)
前回のレッカー時にも声を掛けて頂いて,機械的なトラブルではなく,電気系のトラブルであった事をお伝えしました.お気遣い頂き有難う御座いました.<(_ _)>
さて,早速1本目(9:00~).
私が走るクラスは今回は3台しかいないので,車間を空けて念入りにタイヤのウォームアップをします.最近CR-Sのウォームアップの悪さが話題になっていますが,それで
私も一度痛い目に遭ったので,路面温度は既に20℃を超えていますが,何度も何度もフロントに荷重を掛けます.1周丸々フロントだけを温めるのに使ったので,これでどうだ?とフルブレーキングを試してみると,
ズザザザ・・・と普通にロック.ホント温まりが悪いですねぇ.この後,更に2周ウォームアップに費やし,とっくにリアは温まってるよ!って感じでした.その後,一応失火が本当に直っているか確認するために9割くらいの力でラップを刻んでみたところ,41.7秒をマーク.失火の気配は一切感じませんでした.フロントタイヤもロックしない事が確認出来たので,もう一度車間を空けて今度は全開でアタック.
結果は
41.514.このタイムなら失火は完全に直ってますね!
その後も4回アタックしてみましたが,フィーリングは変わらず,安定して41.6秒台をマークし,パドックに戻っての再始動でも普通に掛かりました~♪
これでようやくホッと一安心.万が一の事態に備えて現地に来てくれていた工場長にも問題ない旨を伝え,これで
11月のTC2000から始まった,5ヵ月に及ぶ失火との戦いにようやく終止符が打たれました(長かった・・・).
原因を突き止めてくれた工場長達に,改めて感謝の意を述べさせて頂きます.
続けて2本目(10:00~).
遂にエンジンが完調になったので,これでようやく他のパーツの評価を正しく出来ます.
まずは,フロントに入れた
HALの高反発スプリング.
マトモに走れない中でも薄々感じ取っていた事が今回で確信がもてました.やはり私のドライビングには合ってないですね.
「HALの高反発はHYPERCOより低反発」という噂でしたが,私は全くそう思いませんでした.「HALの12キロ・高反発は,HYPERCOの14.3キロと同等かそれ以上の反発力」というのが私の見解で,低荷重域ではフロントが突っ張ってしまい,全然ロールしないので姿勢を作れず,進入はひたすらアンダーステアです.その一方でHYPERCOの14キロほど高荷重にも耐えられないので,ブレーキロックもし易いですし,高速コーナーの立ち上がりで車体が外側に流れていきます.感触的にこのスプリングのせいで0.1秒は失っている気がします.
続けて,NANGKANGの
CR-S 225/45R15.
昨年の春にCR-Sを試した際,「
同サイズであればA052の0.2秒落ち」というのが私の評価だったので,幅を205→225(タイヤ幅で214→225mm)にすればA052の205幅相当になるかなぁ~?と期待していたのですが,正直こちらも失敗でした.これは3本目の方で詳しく述べます.
という事で,ラストの3本目(11:00~).
2本目でCR-Sの感触は大体見切れたので,フロントタイヤを使い古しの195/50R16のA052に変更して比較してみました.サイズを筆頭に諸々条件は異なるのですが,全部CR-S側が有利になるような感じです.結果は,タレた225幅のCR-Sとフレッシュな195幅のA052が同等という感じで,コーナーを3つに分けて説明すると,
コーナーの入口(Entry) ・・・ CR-Sの方が幅が太い分,ブレーキングでよく止まる
コーナーの中間(Middle) ・・・ 完全にA052の勝ち(泣)
コーナーの出口(Exit) ・・・ A052の方が大径なので,加速がモッサリするだけ(他は変わらない)
今回使ったA052はショルダー部分の溝がないような状態ですので,同じ鮮度だったら225幅のCR-Sを195幅のA052で上回れたのでは・・・?とすら思いました.私の買っているところでは,この両者の価格差はほとんどないですし(※値上げ前時点),これなら例え2ランク細くてもA052を買った方がいいなぁ~と思いました.
以上,遂に復活したエンジンと,3ヵ月遅れでようやく出来たパーツ評価でした.
走行会終了後は,突如オレさまが「モツ定食いたいから,帰りはお前のクルマで帰る!」とワガママを言い出し,LINK ECUのセットアップ用に整えておいた助手席の片付けをさせられる羽目になりました・・・.
サロンでモツ定を食べた後,最寄のセイコーマートにも寄らされ,まだ2時台だというのになぜか激混みの首都高の渋滞にも耐えて,駅まで送ってあげました.ガソリン代を請求してやろうかとも思いましたが,失火が直ったエンジンは「オレさま」という数十キロの追加のウェイトを積んだ状態でも,苦もなく加速してくれるくらい調子が良かったので,今回は大目に見てあげます(笑).