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2023年09月09日 イイね!

別れまでの年月

別れまでの年月お盆休み中に倒れたショップの店長,過去何度か倒れているのですが,今回は酷そうなので心配していたところ,復帰叶わず退職となったようです.

ショップとの付き合いは2001年に今のEF8を買った時から始まったので,かれこれ22年にもなりますが,その間の半分以上を店長とやりとりしていたので,もうお店で話が出来なくなると思うと非常に寂しいですね・・・.

やりとりが始まった当初は,「出るとお金が飛ぶ,不幸の知らせ」と私はショップからの電話を無視し続けていたですが,無視されても諦めず,何度も繰り返し電話を掛けてくる熱心さに折れ,ショップには半年に1回行く程度だったのが,月に1回となり,やがて毎週通うようになりました.

店長と私は同年代ですが,考え方が真逆なのでショップでセッティングやドライビングの話になると,「水と油」状態で言い合いになるのがいつものパターン.これを見ていた周囲のお客さんが「この二人,大丈夫か?!」とハラハラする事もしばしばあったそうですが,もうそんな事は二度となくなりますね.歳が歳なので,病を患ったら良くなる事は難しいと思いますが,店長には長生きして欲しいな,と思います.


さて,そんな10年以上の付き合いの後の別れに比べ,何とも短い別れとなったのがタイトル画像の「テンションロッド」.先端部にピロボールを使っているので,経年劣化でガタが出て異音がするのは仕方がないのですが,3月に交換してから僅か半年で,工場長に「サーキット走行は見送って・・・」と言われるほど酷い状態となりました.

このNAGISA AUTO製の「ピロテンションロッド」を使うのは通算3回目で,1回目は3年(途中で日光の縁石にブツけてへし折った↓).



2回目は5年もったのですが,この3回目は僅か半年・・・.さすがにコレは酷いんじゃないの?と思いつつ,3回目に交換する時に工場長が製品がマイナーチェンジされてる事に気づいてくれて,当時は私も「良い方向である事を願う」なんて書いたのですが,そんな願いも空しく,逆方向だったようですね.


ピロボールなので当然当たり・外れがあるとは思いますし,私が引いたのがたまたま外れだった可能性もなくはないですが,さすがに半年で寿命を迎えた製品をリピートする気にはなれず,他にないか?と探したところTRY・BOX製が見つかり,こちらの「調整式ピロラジアスロッド」をオーダーしてみました(↓).



私はよく知らなかったのですが,TRY・BOX製のピロは国内大手の「ミネベアミツミ」製の「HRT(ロッドエンドベアリング)」を採用しているそうで,かなり信頼が置けそうです.ただ,TRY・BOXでは,通常純正のロッドを送ってもらって,それの先端部を加工して返すそうですが,手元にはNAGISA AUTO製のピロ化されたテンションロッドしかなく,これを送って加工してもらえるかどうかが微妙でした.結果的には加工を受けてもらう事ができ,調整してくれた店長(の最後の仕事)に感謝です.<(_ _)>

交換後は異音もなくなったので,後は寿命.今度こそ年単位でもって欲しいものです・・・.


そして,TRY・BOXにオーダーするなら~と,ついでにリアの「ピロトレーリングアームブッシュ」もオーダーしました(↓).



私のEF8は足回りのセットを煮詰め切り,残るはリアのトーをアウトに振るくらいしかやれる事が残ってないのですが,コース上はともかく,土砂降りの高速道路でも走るとなると,リアのトーをアウトに振るのはかなり怖く,予測不能な動きとなるリスクを少しでも低減すべく,ピロ化してみる事にしました.

トレーリングアームブッシュというのはコレ(↓)なのですが,



以前,リアサスのジオメトリーに関して調べた際,EF世代の足回りには「ゼロ・コンプライアンスステア」「ゼロ・サイドフォースステア」という機構が組み込まれ,



「ピロ化してブッシュのたわみをなくすと,トーが余計イン側に入るようになっちゃう気がする」と思ったのですが,TRY・BOX製のは無段階スクリューとなっているため,コンペンセーターアーム自体を外す事が出来るとの事です.


(↑の手前側の⑥がコンペンセーターアームです)

これにより,リンク機構そのものがなくなるので,前述の「ゼロ・コンプライアンスステア」「ゼロ・サイドフォースステア」を無効化出来るんじゃないかと思うのですが(並行移動でトー変化を打ち消すのではなく,そもそも変化しないようにする),上下方向のジオメトリー変化は残るはずなので,実際に走ってみないとどっち方向に行くのか分かりませんね.

なお,こちらの製品も「テンションロッド(ラジアスロッド)」と同様に,「ミネベアミツミ」製のスフェリカルベアリングを採用しているとの事で,信頼が置けそうです.街乗りで乗った印象では,ギャップを乗り越えた時の収束性が良くなった感じで,ゴムの曖昧さが消えてダンパーがスムースに働いているような気がしました.


ちなみに「コンペンセーターアームを外す事で軽量化も期待出来る~」なんてセールストークがあったのですが,



外したアームを持った感じ,左右合わせても1kgもないんじゃないかなー?と思いました(苦笑).


そして,外した無限製の「トレーリングアームブッシュ」ですが(↓),



切れもなくまだ十分使えそうでした.
履歴を追ってみたところ,こちらは2014年に交換していたので9年目の別れになりますね.


最後に番外編で,もういっちょ!

先月「河口湖自動車博物館」へ行った時
に,LINK ECUのセッティング用にタブレットPCを積んでいたのですが,35℃オーバーの外気温+直射日光にやられたのか? 内部のリチウムバッテリーが膨張して下面の板が外れてしまいました・・・(↓).



私が使っていたのは,FFF SMART LIFE CONNECTEDの「MAL-FWTVPCM1」というUMPCだったのですが,こちらは購入してまだ1年ちょっと.交換用のバッテリーは市販されておらず,膨張したバッテリーをそのまま使うのもリスクが高いので,やむなく新しいPCを手配.



ECUのセッティング用なので屋外で使う事も多い事から,今回はUMPCの中では比較的頑丈そうな「GPD MicroPC」にしてみました(画像右側).ただでさえ小さかった画面が更に小さくなり(8インチ→6インチ),キーボードも小さいのでセッティング用としてはちょっと使いにくいかもしれませんが,失火症状もなくなり,今後は「ECUログ」メインでセッティングしていこうと思うので,一先ずこれでやってみます.


以上,別れまでの年月でした.

12年・半年・9年・1年と別れまでの年月は長かったり・短かったりと様々ですが,色々な事を心機一転しつつアタックシーズンに突入していきたいと思います.
Posted at 2023/09/10 03:40:08 | コメント(1) | トラックバック(0) | トラブル&修理 | 日記
2023年09月03日 イイね!

クルマがなくても見に行ける展示 その①

クルマがなくても見に行ける展示 その①先行き不透明で不安だった部品がショップに無事届いたようで,EF8は入院となりました.

不安だった理由は,こちらの手元にある部品を送って先方に加工してもらう必要があり,加工に出す部品が先方の想定した代物ではないので受けてくれるかどうか分からない点にありました.最終的には受けてもらえたので良かったですが,その際,先方から「送ってもらった部品をチェックしたけど,おかしくないよ?」と言われたそうで,左フロントの症状がホントにコレで直るのか? 別な意味で不安です・・・.

そんな進捗報告はさておき.クルマがないので週末はどこにも行けず,暇だったので都内で(電車で)見に行けるモノが何かないか調べていたところ,2つネタがあったので行って来ました.

1つ目は「ミュージアムタワー京橋(アーティゾン美術館)」.



元々BRIDGESTONEの本社および美術館が入っていた建物で,老朽化に伴い改装され,2020年にオープンした施設です.ここまででお察しの通り,BRIDGESTONEの関連施設なので,展示もそのネタ.



6月に「Bridgestone Innovation Gallery」で「Bridgeston Motorsport 60周年記念展」を見に行きましたが,アチラの展示が終了し,一部の展示がコチラに移設されたようです.



見どころとしては,「Bridgestone Innovation Gallery」では展示されていなかったモータースポーツ関連のアートボード.F1,インディカーを筆頭に,SuperGTやMotoGP等が描かれているのですが,行ったのが日曜だったので入口が締まっており,外から覗くだけ・・・(オフィス街なので仕方ない).平日に東京駅を通る方はついでに寄ってみては如何でしょうか?


そこから銀座へ移動し,お次は「NISSAN CROSSING」.



ココは定期的に展示車が入れ替わっているのですが,7/末から「NISMO GT-R LM」のロードカーが展示されているので,そちらを見学.



「NISMO GT-R LM」は,1995年に製作されたR33ベースのル・マン専用GTカーで,当時のレギュレーションに「一般公道を走行できるロードカーが1台存在しなければならない」というものがあったため,これを満たすためだけに作られた車両です.



このクルマで直接レースに出る訳ではなく,あくまでレースベース車としてレギュレーションを満たすだけに作られた車両なので,色々と簡素化されている部分がありますが,経緯の通り世界で1台しかないクルマなので見に来てみました.



R33ベースなのに車名に「スカイライン」の文字が入っていない理由としては,当時のエントリー規定に「同一車種の中に4ドアが存在する車両はエントリーから除外する」という項目があり(あくまでGTカーのクラスなので・・・),「スカイライン」の名を冠するとこれに抵触する事から入れられなかったそうです.


それでは,実車を見て気になった点をいくつか.



1つ目がフロントバンパーの下がスカスカな点.ル・マンカーの方は当然ココにアンダーパネルが付いている訳なのですが,それがない辺りが公道仕様(or 簡素化仕様)といった感じですね.これではバンパー横に空いた穴も意味をなしてない感じです.


2つ目がリアタイヤの前方,ドアの下の開口部(↓).



ここで取り入れた空気は,そのままリアタイヤ前方に通しているのかな?と思ったのですが,



どうも塞がっているっぽい.サイドラジエターじゃないと思いますが,取り込んだ空気は何に使っているんでしょうね?


最後がフロントバンパー上部の開口部(↓).



インタークーラー or ラジエターとは別のラインとして引いているのかな?と思いましたが,



単純にそのまま真っ直ぐ繋がっていました.ル・マンカーでもこれは変わらないので単に開口面積を稼ぎたかっただけのようですね.

これ以外にもレースベース車の認可を得やすいイギリス仕様なので,灯火類はイギリスの法規を満足する仕様になっているそうです.フロントはそんなに印象が変わりませんが,リアのスカイライン伝統の丸目4灯も,よーく見てみると実は中が丸ではなく四角いランプだったりするそうです.
(当日の展示の向きのせいで,これは確認が出来なかった・・・)


以上,クルマがなくても見に行ける展示でした.

この後,ついでに新橋のタミヤ プラモデルファクトリーにも寄って,いつぞやのイベントで見て気になっていたRCも見てきたのですが,一連の道中で遭遇する外国人がホント多い.円安のおかげで他の国と比べてローコストで遊べるおかげで人が集まっているんでしょうね(代わりに日本から海外に向かう方々はホント大変そうです・・・).
Posted at 2023/09/06 17:10:03 | コメント(0) | トラックバック(0) | イベント見学 | 日記

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