四日市へ旅をしました。
・あすなろう(日永の追分)
・近鉄四日市(市立博物館)
・霞ヶ浦地区(ポートビル)
という、主に3つの内容です。
(↑フォトアルバムです。別のタブが開きます)
四日市市立博物館は2回目の訪問です。
(↓ブログの記事です。別のタブが開きます)
前回:[近鉄名古屋線]近鉄四日市 四日市市立博物館/四日市公害と環境未来館

目次
・01. 近鉄 名古屋線
・02. 四日市あすなろう鉄道
・03. 日永の追分
・04. 四日市市立博物館
・05. 四日市一番街商店街
・06. 中央通り~JR 四日市駅
・07. 霞ヶ浦地区 ポートビル「うみてらす14」
・99. パンフレット
・運行表(土曜ダイヤ)
01. 近鉄 名古屋線
東海道本線で岐阜→名古屋。
近鉄名古屋線で近鉄名古屋→近鉄四日市。
近鉄名古屋線や関西本線の特徴は、
木曽川、長良川、そして揖斐川と、木曽三川を一気に越える事です。
木曽川の向こうは方言の変わる三重県です。名鉄(尾西線)未踏の地です。
02. 四日市あすなろう鉄道
四日市あすなろう鉄道 あすなろう四日市駅。
近鉄四日市駅の隣です。
「開業762日記念」のクリアファイルを窓口で買いました。
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もともと三重鉄道や三重交通だった鉄道会社が、
第三セクターの「四日市あすなろう鉄道」として2014年3月27日に開業。
2016年4月27日で開業から762日です。
「762」という数字は、特殊狭軌線762mmの軌間の数字です。
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狭軌線の軌間1067mmよりさらに短い。
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ホームには260系が並んでいます。
内部線(左の緑色)と八王子線(右の橙色)です。
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僕の目指す駅は追分です。内部線に乗車をします。
あすなろう四日市から追分の運賃は、260円。
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260系車内。
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「なろう」(ナロー)だけに、狭い。
1列のみのクロスシートより、ロングシートに座ったほうがかえって広いかもしれません。
四日市あすなろう鉄道であすなろう四日市→追分。
03. 日永の追分
追分駅。
追分というのは、日永の追分です。
東海道の四日市宿と石薬師宿の「間の宿」です。
旅籠や茶店があったそうな。
そして、ここは東海道と伊勢街道の追分です。
東海道四日市宿は、宮宿(熱田)から「十里の渡し」で海路を使っていきます。
宮宿から桑名宿への「七里の渡し」のほうが有名ですが、
こちらは、海路を使って、よりショートカットする感じでしょうか。
道標は「左 いせ参宮道」と「右 京大坂道」。
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伊勢神宮方面の伊勢街道と、三条大橋方面の東海道の分れ道です。
神宮遥拝鳥居。
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江戸から京都へ行く時、
「ここ(日永の追分)から伊勢神宮を遙拝するように」
と考えて立てられたそうです。
鳥居は、伊勢神宮の式年の遷宮毎に、神宮の古材を使って建て替えられます。
追分駅に戻りました。
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260系が元気良く走っています。
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四日市あすなろう鉄道で追分→あすなろう四日市。
徒歩であすなろう四日市→四日市市立博物館。
04. 四日市市立博物館
四日市市立博物館。
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この博物館は2回目の訪問です。
アケボノゾウの骨格標本も変わらずあります。
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四日市市内の八郷地区からアケボノゾウの臼歯の化石が発見されているそうです。
他にも八郷地区からは、ゾウの門歯の化石も産出されているとか。
「GINGA PORT 401」という名前のプラネタリウム。
岐阜市科学館のプラネタリウム同様、JAXAの宇宙服のレプリカが展示されています。
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宇宙空間の作業で酸素を供給、二酸化炭素を除去。
まさに1人用の”小さな宇宙船”です。
以前の投映機、「HELIOS」(ヘリオス)。
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1993年から2014年まで運用されていたそうです。
現在の投映機、「CHIRON4○1」(ケイロンよんまるいち)。
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「最も多くの星(1億4000万個)を投映するプラネタリウム」
としてギネス世界記録に認定された、高性能の投映機です。
プラネタリウムの番組は「月のふしぎ」。
・月の公転周期が何故、29.5日じゃなく、27.3日なのか?(地球も公転しているから)
・月は何故、地球に対して同じ面ばかり向いているのか?(公転周期と自転周期が同じだから)
・潮の満ち引き(潮汐力)は何故起こるか?(引力があるから)
・月が誕生したきっかけ(ジャイアント・インパクト=巨大衝突説)
・1月31日の皆既月食
……など。
先日の岐阜県科学館は北緯35度24分14.04秒。
名古屋市科学館は北緯35度9分54.09秒。
そして、四日市市立博物館は
北緯34度58分4.8秒(←この中では最も南)。
時期的にカノープスは冬の大三角の下、余裕で見えます。
さすが1億4000万個の星を投映するケイロン4○1です。
四日市の街の夜景もキレイでしたし、楽しいプラネタリウムでした。
お客さんが結構居たのが良かったです。三択クイズとかもありました。
ここからは3階~2階の常設展。
まず、3階の「時空街道」。
昔の四日市の町が再現されています。
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昔は鈴鹿山脈の向こう(千草峠)から近江商人がやってきて、「四」の付く日に市場が開かれていた。
これが「四日市」という名前となったそうです。
次に、2階の「四日市公害と環境未来館」。
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(画像は公式Webサイトより)
四日市といえば日本で最初の石油化学コンビナート
……ですが、SOx(硫黄酸化物)が原因で、四日市ぜんそくという公害がありました。
今では「住工分離」と言われる都市計画手法で、住む場所と工場の場所をわけたり、
緑地化をしていたり(↑と同じように、住宅と工場の”遮断緑地”の効果もある)、
「みえ水素ステーション」など、環境に取り組んでクリーンな街になっています。
四日市といえばB29による四日市空襲。
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多くは語らずですが、映画「この世界の片隅に」でも
焼夷弾
[8]の恐ろしさが描かれていました。(↑の焼夷弾は2016年7月14日 撮影)
プラネタリウム、四日市の事、色々と勉強になりました。
徒歩で四日市市立博物館→一番街。
05. 四日市一番街商店街
一番街の「中華料理 一楽」で昼ご飯。
トンテキ定食を食べました。。
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ニンニクが効いていて旨かったです!
しかし、口臭が……
一番街でブレスケアでも買えば良かったかもしれません。
結局、一生懸命うがいを続けていました。
徒歩で一番街→中央通り。
06. 中央通り~JR 四日市駅
近鉄四日市の界隈からJR四日市へ。
中央通りを徒歩で移動していきます。
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近鉄四日市~JR四日市は、2kmほどの距離です。
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中央通り。
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四日市の街は環境への取り組みとして、緑化が所々で行われています。
この中央通りも緑化の一環かもしれません。
JR四日市駅。
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うーん、近鉄四日市と比べると、まわりに何も無くてさびしいかも。
三重県に「JRの街」と「近鉄の街」があるならば、四日市は近鉄の街なのかもしれません。
近鉄四日市は三重県内で最多の利用客の駅だそうです(JR四日市の8倍)。
関西本線で四日市→富田浜。
徒歩で富田浜→ポートビル。
07. 霞ヶ浦地区 ポートビル「うみてらす14」
JR富田浜駅。
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無人駅。簡易TOICA改札機があります。
快速「みえ」は通過、区間快速や普通が止まります。
霞大橋から四日市港ポートビル。
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巨大なビルゆえ、
徒歩だと「見えているのになかな近づいていかない」という錯覚に陥ります。
稲葉三右衛門さんが作った、国際拠点港湾である四日市港。
三重県最大の港です(ナンバー2は津港)。
日本発の本格的石油化学コンビナートが出来たのが四日市港です。
現在はシーバースとか海底パイプラインがあります。
主に「四日市地区」と「霞ヶ浦地区」があり、ポートビルは霞ヶ浦地区です。
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ポートビルへ来た目的は、コンビナートの夜景撮影。
夜景撮影は、この霞ヶ浦地区の第3コンビナートを撮影しています。
ポートビルのマスコットは「ポルテ君」。
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小さな水先案内人です。
同業者のカメラマンが大勢居ましたが……
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16時40分頃には三脚の場所を確保しています。
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三脚を置きっ放しにして、今のうちに昼間の景色を楽しみます。
ややガスっているので、遠くの山々までは見えません。
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鈴鹿・亀山方面の南西。夜景撮影はこの方向です。
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中部国際空港方面の南東。
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名古屋方面の北東。
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そして、滋賀・岐阜方面の北西。R1やR23(名四国道)、東名阪などが見えます。
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R23は「名四国道」と呼ばれるくらいですし、四日市の物流のために作られた国道でしょうか。
18時頃。
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日が落ちて、コンビナートに明かりが灯ってきました。
そしていよいよ、19時30分~19時45分の15分間のライトダウン。
ほんの15分間の夜景撮影です。
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腕がへぼくて没の写真も多いんです……恐縮でございます。
FFVIIの魔晄都市・ミッドガルを思い出します。
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いい撮影でした。
ここまで来た甲斐がありました。
徒歩でポートビル→富田浜。
関西本線で富田浜→名古屋。
東海道本線で名古屋→岐阜。
99. パンフレット
無事帰宅。
いい旅でした。
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四日市の皆さん、
「何シテル?」で「イイね」やコメントで応援してくれた皆さん、
どうもありがとうございました。
運行表(土曜ダイヤ)
0637 JR(東海道本線) 岐阜 発
0657 JR(東海道本線) 名古屋 着
0711 近鉄(名古屋線) 近鉄名古屋 発
0745 近鉄(名古屋線) 近鉄四日市 着
0814 四日市あすなろう鉄道 あすなろう四日市 発
0826 四日市あすなろう鉄道 追分 着
(日永の追分)
0909 四日市あすなろう鉄道 追分 発
0922 四日市あすなろう鉄道 あすなろう四日市 着
(四日市市立博物館・一番街)
1413 JR(関西本線) 四日市 発
1416 JR(関西本線) 富田浜 着
(霞ヶ浦 ポートビル)
2030 JR(関西本線) 富田浜 発
2119 JR(関西本線) 名古屋 着
2130 JR(東海道本線) 名古屋 発
2150 JR(東海道本線) 岐阜 着