46さんのナビ(楽ナビポータブル)、
設置して10年が経ちました。
地図更新も2022年に終了し、出先で新しい道が反映されいなかったりすることが増えてきました。
10年前もオンダッシュナビの選択肢はあまりありませんでしたが、今や絶滅危惧種なのでナビを更新するにも結構ハードルが高いのがネック。

某アリエクで素敵なものを見つけました。
日本未導入のE46専用インダッシュナビ!
20年前の車なのに専用品があるんですよ。凄くないですか(笑)
46に2DINインダッシュナビを取りつけるにはエバポカバーの大手術が必要となり、ハードルが高いので敬遠してきましたが、

このナビは
極薄!
これなら無加工で取りつけられちゃいます。
もうおわかりかと思いますが、昨今流行の
アンドロイドナビってやつです。
メカ部がないからこんなに薄くできるようです。
購入したのは香港のXTRONS製ナビ。
アリエクには沢山の46用中華ナビが売りに出ていますが、比較的知名度や評価のよいところで選びました。
中華製というのが非常に気になったので、購入まで大分悩みましたが、この先46専用ナビなんて廃れる一方だろうから決断しました。
ちなみに最新のトレンドはGシリーズのように配置出来るキットのようです。
ナビの性能が判断できないのでそちらは見送りました。

E46専用というだけあって、最初から車両カプラ(前期用(青矢印)と後期用(赤矢印))にぽん付け出来るハーネスが付属しています。
自分の車両は後期なので赤矢印カプラを使用、青矢印カプラは未使用。
邪魔だけどそのままダッシュボード内に押し込みました。
で、なぜか緑矢印の
ACC線だけが繋がれていなかったので、ギボシ端子で接続しておきました。

車載する前に試験起動。
見慣れたandroidの起動画面がw
セットアップを兼ねて一通り動かしてみましたが、動作に問題はないようです。

ということで車両に取りつけました。
既存オーディオは撤去、エアコンパネルは下段に移設。
その結果、小物入れが失われました(苦笑)
トラブル発生。
作動確認をしていると、キーオフでもACC電源が落ちない状態(動作しっぱなし)に。
ACC線から分岐している各種後付け電装品もON状態|д゚)
自室で動かしている時はちゃんと電源OFFになり、こんな挙動しなかったのに。なぜだ!
ほぼ組み上がっていた状態から再び各所をバラして原因究明開始。
だるい・・・
小一時間格闘して原因判明。

この
CANBUSデコーダーが犯人!
こいつの役目は、車両のCAN通信データをナビに取り込むこと。
どうもこいつ自体にACC電圧が掛かっているようで、このACC電圧がハーネスのACC線を逆流するせいで電源が落ちなかったようです。
デコーダを外すとちゃんと電源が落ちるようになりましたが、どうもデコーダを通してナビに車速情報なども反映してる気配があるので外すには抵抗があります。
そこで気づきました。
冒頭の
「なぜか繋がっていないACC線」
つまりは
「CANBUSデコーダからACC電圧が供給されるので車両ハーネスのACCは接続しなくていいい」
ということですね。
だからACC線が繋がっていなかった、という訳です。
なんせ接続説明書が一切ないので、細かいカラクリが一切分からないのです。
ここら辺が中華。
ということで、ナビへのACC線をカットして他の後付け電装品にだけACC線を接続し、デコーダは元通りに接続。
これできちんと動作するようになりました。

やっと完成!
取付は
前回ブログのETC更新作業と同時にしたので、結局全て終わったのは22:00でした。
実に12時間も掛かってしまい、流石にヘトヘト。
なにわともあれ、20年前の車に最先端の機器が装着されました(笑)
E46専用だけあって違和感なく収まっていると思います。やるな中華。
中華アンドロイドナビの性能が未知数なので、万が一に備えてオンダッシュナビは暫く残置することにしました。
交換する意味ないじゃん!という突っ込みは受け付けません。
以下、ナビ機能の抜粋紹介。
ホーム画面
XTRONSオリジナルのランチャーですが、他のランチャーに変更できないのが曲者。
車速、carplay&androidauto、オーディオ、アプリショートカット。
車速なんか表示されなくてもいいと思うし、アンドロイドナビにandroidautoを繋ぐ意味が分からないので、使わないと思います。

CANBUSデコーダが繋がっているため、OBC情報が表示されるのが面白い。
ドアを開閉するとインジゲーターが表示されます。
残念なのがLHD用ユニットのためドア位置が左右反転表示される点。
写真は運転席(右ドア)が開いているのに左ドアが表示されています(笑)

CANのこんな情報も見れます。
Fuel LevelなんてOBCじゃ確認出来ないので初めて見ました。
ラジオ
設定で日本の周波数に変更できるので、AM、FM、ワイドFMも受信可。
周波数スライダーが昔のガチャガチャラジオ(伝わる?)みたいで面白い。
交通情報ボタンがないのが残念ポイント。周波数をプリセットすればいいんだけど。
ちなみに画面下の物理ボタンはスモール連動でちゃんと点灯します。
GPSモニター
GPSの他にBeidou(中国版GPS)、GLONASS(ロシア版GPS)が受信できます。
ガレージ内でもしっかり受信しているので、GPSアンテナの性能は悪くないようです。
TV
既存の地デジチューナーをAUX入力。
ちゃんと映りますが、変則サイズの画面のため、間延びした変な映像になります(笑)
あまり使うことはないので気にしません。

バックカメラも対応。
ちゃんとRシフト連動で表示されます。素晴らしい。
左の車両アイコンはなんのためにあるのか不明。むしろいらない(笑)

アンドロイドであるため、様々なアプリもインストールできるし、大抵のアプリは動作します。
youtubeはもちろん、ブラウザでネット検索もできます。やらないけど。
標準の音楽プレーヤーがイマイチ使い勝手が悪いので、プレーヤーを物色しています。
今思うと、レジューム再生ができる既存のオーディオ機器って意外と凄いことなんだと気づきました。
プレーヤーアプリも車で使用することは想定されていないと思われ、手動レジュームアプリはあるものの、電源オンオフに連動する自動レジュームのアプリに巡り会えません・・・

肝心のナビはグーグルマップでは画面情報量が少ないので、パイオニアのCOCHHIをお試し中です。
流石ナビの老舗だけあって、画面情報やルート案内は既存ナビと遜色ない。
楽ナビとほぼ同じ画面、同じルート案内をしてくれますが、楽ナビと比べて微妙なルートを引くことが。
フル機能を使うには課金する必要がありますが、無料版だと推奨ルートしか選べず微妙に不便。
大して乗らない46のために課金するのは勿体なく、躊躇しています(苦笑)
こんな感じのXTRONSナビ、使いこなせばなかなか楽しかろうと思います。
アンドロイドナビというより、車載専用タブレットと考えた方がしっくりきますね。
ナビとしては色々懸念がある(電波とかトンネル内とか)のですが、世の流れ的にはオンラインナビへ傾いている気がするので、慣れるしかないですかね。
暫く色々試してみたいと思います。