2011年3月に購入したアルカン製2tアルミジャッキでございます。
タイヤ交換に整備にと結構な頻度で愛用してますが、最近ちょっと調子が悪くて・・・。

この右側のピストン(高圧側ピストンらしい)が
たまに中途半端な位置で止まってしまい、
油圧が掛からなくなりジャッキアップできない現象が頻発。
写真を撮ろうとすると現象が再現しないというね|д゚)
ピストンを手で引っ張って元に戻してやれば、
また油圧が掛かるのでだましだまし使ってたのですが。
先日46のタイヤ交換した際に、車体を持ち上げて
さぁボルトを緩めようかという時に油圧が少し抜けて
少し車が下がるという事案が発生(汗)
車体を持ち上げている時にピストンが引っかかったのはこれが初めて
でしたが、こんなんじゃ安心して使用できないのでこりゃイカンと。
直すにしてもどうすればよいのかさっぱり見当がつかないので
ググってみたら、このトラブルはアルカンのジャッキでは
メジャーなようで、意外とあっさり修理事例がヒット(笑)
先人に習って僕もガレージでガレージジャッキの修理にチャレンジですw
以下、備忘録的なヤツ。

まずはシリンダーからオイルを抜きます。
シリンダーの真上にあるフィラープラグを開けます。

ジャッキをひっくり返してオイルを抜くの図。
ハンドルがあると邪魔なので、先に外しておきました。
いくらアルミ製とはいえそれなりに重いので、
ひっくり返すのも力仕事です・・・。

抜いたオイル。
想像以上に汚い(爆)
そんなに使っていない気がしていたんですが、結構汚れるもんですね。
エンジンオイルならいざ知らず、密閉されたシリンダーを動かすだけ
なのになぜこんなに汚れるのかいまいち理解できない僕です。

ピストンを取り出すだけなら、この矢印のロッドを外すだけでいけます。
左右にある5mmヘックスボルトを外すとロッドが外れます。
このロッドでハンドル下部の土台部分が
前方に倒れすぎないように抑制しているようです。

ロッドを外すとハンドルの土台がバネの力で前方に倒れ込みます。
土台が倒れ込むことでピストンがフリーになり、アクセスが可能に。

続いてピストンを外すのですが、このピストン、
引っ張ればスポッと簡単に外れます(笑)
随分簡単な造りな気もしますが、
本来はハンドル土台で押さえつけられて
抜けることはないのでこんなんでも問題ないって訳ですな。

2本ともピストンを引っこ抜きます。
左側のピストンは一回り太いです。

ピストンとOリングの状態を確認してみましたが、
肝心の右側の高圧側ピストンには特に悪いようなものはなく、
むしろ左側のピストンにかじったような跡がありました。

ピストンのOリングが悪くなるとピストンの戻りが悪くなるようなので、
Oリングを新品に交換します。
左側ピストン用がP18(17.8×2.4)、右側ピストン用がP12(11.8×2.4)
のサイズとの情報なので、その通りのサイズをモノタロウで購入。

これも情報通りなんですが、
用意したOリングは純正Oリングより若干細い。
アルカン用の特殊品なんでしょうか?

とりあえず用意したOリングで事は足りるようなので
気にせずに組み込んでおきました(笑)
潤滑用にピストン全体にラバーグリスを塗布。

そして元通りにピストンを戻す。
差し込むだけ(笑)
ハンドル下部との接触面にグリスをべったり塗ってから、
ハンドル土台を元の位置に戻して外したロッドを固定して作業終了。

オイルを入れます。
オイルはエーゼット製の粘度VG32のジャッキーオイル(300cc)を使用しました。
フィラー口からオイルを注入していきますが、注入量が不明。
ジャッキの取説には
「内部のシリンダーが浸るくらいでOK。
それ以上入れたらダメよ~ダメダメ」
みたいな事が書いてあるのですが・・・
はっきり言ってフィラー口から見える量はよく分かりません(爆)

・・・・・・。
入れすぎてオイルがあふれ出しました|д゚)
言わんこっちゃない。。
仕方が無いので数回ポンピングしてオイルを噴きこぼしたら
いい感じの量になったので、注油完了ということにしました(爆)
おおよそ200ccくらい入ったと思われますが、
どうも抜いたオイル量よりも多く入った気がするんですよね。
知らないうちにオイルが抜けてたのかな?

最後の仕上げにリリースボルトを緩めた状態で
10数回ポンピングしてエア抜きをして終了。
きちんと油圧がかかるか車体を持ち上げて実験。
この状態で20分ほど放置しましたが、
特段問題はないので大丈夫なようです。
これでまた無事に活躍してくれることを期待しましょう。
しかしジャッキまで直すハメになるとは思いも寄らなかった(苦笑)
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Posted at
2014/12/21 23:12:14