昨年くらいからエアコン使用時のアイドルアップがイマイチなパジェロミニ。
コンプレッサーがONになるとアイドリングが僅かに下がってしまいます。
正常ならアイドリングが上がるハズなんですよね。
アイドル制御をしているISCVが壊れ気味なのかも・・・。
試しにISCVのコネクタを引っこ抜いてみたら途端にエンストしたので、完全に壊れている訳ではなさそうです。

赤矢印がISCV。
スロットルの真下についております。
とりあえずヤフオクでISCVの中古品を物色するも、どうもうちの個体と形状が違う。
パーツリストで調べたところ、どうやらH58の初期ものは形状が違う事が判明。
しかも初期ものはバルブ単体の設定がなく、Assyでしか供給されていないという驚愕の事実。
なんというトラップ(´Д`)

バルブ単体は諦めて、初期ものスロットルボディの中古をゲットしました。
肝心のバルブは矢印のT25のヘックスネジ2カ所で止まっているだけ。
しかもご丁寧に悪戯防止の真ん中に突起があるタイプ|д゚)

ヘックスネジ2本を緩めたらあっさりバルブが外れました。
内部パーツも綺麗で、当たりの中古品ですね。
では予習も済んだことだし、車体からISCバルブを外してみたいと思います!

いきなりですが摘出完了の図。
インタークーラーとのパイプを外して作業空間を確保。
その空間から無理矢理ネジを回せばなんとかバルブだけ外せました。
しかしなんですか、バルブのこの汚さ|д゚)

内部パーツも真っ黒・・・。
中古品の綺麗な状態とは雲泥の差。
汚れが原因でISCVが不調になるらしいので、ひとまず汚れを落としてみます。

ウエスで磨いて汚れを落としてみました。
ちなみに単体で外せる中期以降のISCVは、「清掃時にパークリ等は使用不可」とのメーカーのお達しがあるので、それを守ってひたすらウエスのみで磨き倒しました。
見た目は強烈ですが、オイルミストがメインの汚れだったので、そこまで大変ではなかったです。

ソレノイド内部も汚れが堆積しております・・・。
矢印の黒い部分が汚れ。

綿棒を使ってこちらも綺麗にしました。
これだけ汚れが蓄積していたらソレノイドの動きも悪そうだし、空気流量も少なくなっていそう・・

念のためスロットルボディのバルブを取り外した内側を確認してみると、こちらも真っ黒け|д゚)

内部も同じようにウエス+綿棒で磨いてみました。
こちらもパークリ等は未使用です。
中心部は
白色だったことに驚愕。
てっきりゴム部品かと思ってました(爆)
どんだけ汚れが堆積しているんだ、って話。
ちなみに、外周部のゴムパッキンの新品が手に入らないのでこのまま再使用します。
本来分解することは想定されていないので仕方ない。

お掃除したバルブを元通りに固定。
最後にコネクタをしっかりと接続。
これを忘れるとチェックランプが点灯して全くエンジン始動できません。
そしてエンジン始動。
アイドリングはきちんと制御されているので、とりあえず壊してはいないようです(笑)
エンジンが暖まったところでエアコンON!
ちゃんとアイドルアップしました。
・・・だけど、ある程度車内が冷えてくるとアイドリング上昇が低い気がします。
車内温度が高い時は200RPMくらい跳ね上がりますが、冷えた状態だと100RPMも上がってない感じ。
不調時はアイドリングが下がっていたので、お掃除の効果はそれなりにあったようですが、イマイチ釈然としない・・。

そしたらこんな記述を新型車解説書で発見。
「A/C低負荷時にはアイドルアップ回転数を低めに設定」
これで納得。
冷えた状態ではアイドルアップが低くて正しいようです。
軽のくせに生意気な制御されてますね。
しばらく様子を見て、ダメそうなら中古品に交換かな。
Posted at 2020/06/28 22:01:58 | |
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