
「似て非なる」CカーとIMSA-GTP、日産GTP ZX-Tもモデルカーを集め始めた当初からコレクションに加えたかったモデルで、「どうせなら初めてチャンピオンを獲った88年型が欲しいなぁ…」なんて思いつつ、TSMからモデルカーが出てるのを知りその後にスパークからも出てるのを知り、「どっちかに行き会えたらなぁ…」と思っていました。
先月ヤフオク!でスパークのを見つけたんですが落とせずで、次の機会を期待していたら先日ヤフオク!にTSMのが出品されているのを発見!この機会にTSMとスパークは何処か違うのかあらためて調べてみたら、TSMのは86年型でスパークのは88年型だったんですね!
「86年型なら未だ活躍する前の車だなぁ…」とスルーするつもりだったんですが、トリコロールカラーに魅せられて?しまい…😅。

あ、スパークの88年型も引き続き探しますよ!(何か「89年型」もあるみたいなんだけど…苦笑)
TSMの86年型って事は、85年WECのフェアレデイZCに近いモノがあるんでしょうね(笑)。

外からはわかりませんが、ZCはツインターボ、ZX-Tはシングルターボ。ポルシェ962C-962と同じくリヤカウルのエアイントレットが違うのがわかります。
そしてここでいつものパターン?でGTP ZX-Tについて深掘りしてみました(笑)。
アメリカのエレクトラモーテイブ社がローラT810にVG30を載っけて作った車で、

実戦デビューは85年だったようですが、この年は出たり出なかったりで目立ったリザルトは残せず。

86年中盤からボデイをモデイファイして参戦、徐々に成績を上げ87年rd.3マイアミで初勝利。
88年はエレクトラモーテイブのオリジナル車ZX-T88で参戦、

ドライバースタイトル1位/メイクス2位。
89年はドライバーズ/メイクスのダブルタイトル、90年はシーズン途中からNPTIが開発したNPT-90に変更、2年連続ドライバーズ/メイクスのダブルタイトル獲得。

91年もドライバーズ/メイクスのダブルタイトルを獲りましたが

92年は低迷、NPTIからの参戦はこの年限りで終了に(92~93年はトヨタイーグルMKⅢがシリーズを席巻)。
GTPクラスは93年で廃止が決まり、最後のシーズンはモモの創業者のモレッテイがモモカラーのNPT-90で出走。

セブリング12時間で2位、ミッドオハイオで3位等の活躍でドライバーズランキング3位。メイクス3位。
GTPクラスが廃止にならければ、こんな未来?もあった…⁈

「P35ってどんな立ち位置?NP35と何が違うの…?」って思ってたんですが、CカーのR92CPの後継車がNP35で、

そのIMSA版がP35。だから年数空いたけどNPT-90の後継車って事になりますかね。

NP35は美祢のレースに一戦だけテスト参戦しましたが、P35は実戦デビューする事無く終了。
但しNP35はP35をベースにしてニスモが開発、NPTIの方が先行してた事になります。

今思うのは、エレクトラモーテイブにしろNPTIにしろ、この時期のプロトタイプカーはアメリカとの関わりが結構大きかった(ある意味アメリカの方が進んでた?)んですね。
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Posted at
2021/09/17 16:20:27