2019年11月03日
新劇場版銀河英雄伝説の第2章を今月も見に行ったわけだが。
※いつものチネチッタ川崎の最終です(笑)夜の映画館最高です!
今回はリップシュタット戦役突入からリッテンハイム公の死とヴェスターランドへの核攻撃までと、同盟のクーデター開始~スタジアムの惨劇からのヤン艦隊出撃まで。
この場面は、帝国に関しては非常に重要な意味を持ちます。
ラインハルトが無二の親友というよりも、黄金の翼の半分を失い、
最愛の姉にも見放され、覇王への道を歩み始めたきっかけでもあります。
というのも、物語上、このあたりでキルヒアイスが普通に無事でわだかまりもなく、
今まで通りの関係なら・・・
この物語はエンディングを迎えてしまうのです。
そもそも、ラインハルトと、キルヒアイスの最大の目的は、
皇帝から姉を取り戻し、3人で昔と同じように、
普通に平和に暮らしたいだけなんですから。
皇帝は亡くなり、大貴族も滅び、自分は国の要職に就いている以上、
これ以上戦う理由なんかなくなってしまうのです。
同盟もアムリッツァ以降、弱体化していて、イゼルローン要塞を抑えてはいるけれど、進行する体力は殆どない。
再び膠着状態になるだけです。
灰色の平和です。
以上完。
ここでキルヒアイスとわだかまりの末、今生の別れをすることで、
彼の目標が覇道に変わるのです。
ここからの目標は、キルヒアイスの最後の言葉の実行が、
ラインハルトが、自分を救うための目的に変わります。
宇宙をこの手に!
これを成してこそ、キルヒアイスに許してもらえると、
考えたから、限界を超えるような仕事の鬼になったのでしょう。
結果として、覇道を達成し、目的がなくなると、一気に燃え尽きてしまったのでしょう。
そういった意味でも、この辺りは、大きな意味を持ちます。
そのほかでも、この辺りはのちの伏線貼りまくりなので、
面白いところでもあります。
Posted at 2019/11/04 00:37:08 | |
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