この画像にピクンと反応する人は、みんカラユーザーさん
では少ないですかね?過去の鉄道ネタ閲覧数も、ことごとくモー娘。以下だしw
というわけで、
説明しよう(^^)b
↑ヤッターマン風
通常、JR(旧国鉄)の車両には、一両ごとに写真のような車番が書かれていて、ハイフン前がその車両の
形式、ハイフン以下が製造番号を示します。ハイフン前の説明を始めると、それだけでブログが1ヶ月は
埋まるので、今回は見逃してください(爆)
「んじゃ、こいつは製造番号902番か?」
ブーッ!違います。
ここが今回のキモ!
900番台とは、その形式の「試作車」に与えられる、
とってもスペシャルな番号なのです。
自動車では試作車が一般に出回る事はまずありえませんが、鉄道の場合、試作車が各種試験を終えた後そのまま使用されることがままあります。その試験結果を元に量産車が出てくると、紛れてしまって一般の人にはほとんどわかりませんが、ほんの僅かな違いがマニア心をくすぐるレアな存在となるのです。
写真の車両はE231系という、湘南新宿ラインや山手線etc.で、今やすっかり首都圏を牛耳るようになった
新世代電車の貴重な試作車で、黄色の帯が示す通り総武線・中央線の各駅停車として運用されています。
2000年には、その先進技術が認められて「ローレル賞」という、カー・オブ・ザ・イヤーの
部門賞みたいな賞も取っています。
よって写真のモハE231-902は試作2番目ってコトになり、同じ編成の中には当然901がいます。
んが、そこは試作車。作られた工場や、搭載される機材のメーカーが違っていて、
同じモノではないのれす。試作車ならではの、比較試験の一環ですな。
場合によってはその後の検査整備で、量産車とオソロにされちゃう事もありますがね。
ちなみにこの試作編成は自動ドアの開閉機構が量産車とは違っていて、ちょっと前、
「次に参ります電車は、故障の為一部のドアが開きません」
なんて怪しいアナウンスをやっとるな~と思ってると、案の定コイツらが入ってきました(笑)
しかし、フツーに書いてりゃ、
”今日、新宿駅でちょっと変わった電車を見ました”
で終わり。知ってる人はニヤッとするし、知らない人は「何でもいいから朝のラッシュを何とかしてくれ」
としか思わない話を、我ながら良くぞここまで引っ張ったモンだな、ウン。
Posted at 2006/06/24 23:00:17 | |
トラックバック(0) |
鉄道 | 日記