もう少しでシビック納車から1年。
クルマレビューに軽く書いたけど、全然書くスペースないじゃないか。
という事でこちらにシビックのインプレッションでも書き残しておこう。
ファーストインプレッションは…これか。
https://minkara.carview.co.jp/userid/2030025/blog/48522069/
写真1

そもそもシビックに乗り換えた理由が、前車カローラの不調。
どこが駄目って訳じゃ無い。
ただトランスミッション、ステアリングと言った重要機関が全体的に劣化していた。
油脂類は定期的に交換していたけど、ほぼ毎週のように山を越えたり高速道路を走ったりする往復600キロ走行は普通の負荷とは言えない。
少なくとも18年落ちのクルマでやる事じゃない。
おかげでトランスミッションは変速ショック(正確にはトルコンショック)が大きくなっていたし、ステアリングのギヤも減って遊びが出ていた。
エンジンは絶好調だったけど、そろそろ乗り換えた方が合理的と言えるタイミング。
おまけに新潟に帰るという都合もあって納期的に新車は買えない。
付き合いのあるホンダで買うのがいちばん面倒がないから、ホンダの中古車の中で長距離走行の得意な車両を探したら、シビックがいた。
日本では希少なターボカー。
しかも諦めていたセダン。
買うしかない。
写真2

カローラに対してはネガはほぼ無かったけど、シビックにはいっぱいある。
でもそれを超える魅力があるのも事実。
VTECだけで素晴らしいのにVTEC TURBO。
ただの可変バルブタイミングターボなのに何と心躍る響き。
ポジはあんまりないけどネガは徹底的につぶしました!ってトヨタと、ポジがでかいけど多少のネガはあるよ!ってのがホンダの方向性の違いと思っていて、シビックを50年300万キロ乗れるクルマとは思っておらず、保証期間の5年で20万キロ走って手放す気がしている。
味は濃いけどすぐ無くなる、みたいな。
乗ってみて1年経つけど、やっぱりボディがでかい。
全幅1800mm、全長4650mmと極めて大きいボディ。
これはBM9型レガシィの全幅1780mm、全長4730mmとほとんど同じ。
デカい。
レガシィと同じサイズでコンパクトカーは名乗れない。
コンパクトなのはエンジン排気量だけ。
ボディが大きいのに走りのシビックのイメージはそのままで、思うままに走る。
アクセルを踏むとCVTの回転が上がるんじゃなくてエンジンそのもののレスポンスで前に出てくれて、じわりと踏んでもガッと踏んでも操作した通りに前に出る。
むしろエコモードを切るとレスポンス鋭過ぎて街乗りでは使いにくいくらい。
ボディ剛性も極めて高く、高速旋回時であろうとタイヤは確実に路面をとらえ続けて離さない。
前輪駆動なのに後輪が流れる心配が無くて、突っ込み過ぎたと思ってもタイヤは地面を捉え続けてくれるから全然怖くない。
むしろ踏める。
そんなボディ。
むしろボディ剛性が高すぎてスタッドレスタイヤやエコノミータイヤと相性が悪い。
エコノミータイヤはグニャリと腰砕けするし、スタッドレスタイヤは17インチの高速対応型を選んだのに全然タイヤ剛性が足りない。
スタッドレスタイヤは普通車や軽乗用車ならスポーツタイヤって思えるくらいの剛性を持つ銘柄なんだけど、それでも全然タイヤ剛性が足りない。
エンジンとボディが凄く良いのに、CVTのレスポンスが残念。
旋回とか凍結路とかミリ単位のアクセル操作が必要な場面で勝手にギヤ比を変えるから滅茶苦茶怖い。
マニュアルモードでもギヤ比固定は出来ず、何となくギヤ固定っぽい動きをするけどタコメーターは全然落ち着かない。
スポーティには走れるけど、全然スポーツは出来ない。
フィールとかそう言うのではなく、もうCVTがそう言ったスポーツ走行を想定していない感じで走りを求めるのならばマニュアルミッションが必須な感じを受ける。
フル加速でも謎に段付きして、レブリミット固定で加速するCVTならではのフィーリングも無く、「CVTに走りを求めるな」と言われている気分になる。
とはいえ、普通に流れに乗って走る分には十分オーバースペックで一般道で全性能を使い切ることは不可能。
多少無茶をしてもアンダーステアすら出ない。
折角素晴らしい旋回性があるのに非常に勿体ないなって感じるけど、これが一般道になると評価が逆になる。
一般道を普通に走ると極めて滑らかにそして速やかに速度を乗せ、ほぼアイドリング回転数でスーッと滑るように走る。
ターボエンジンが生み出す低回転トルクとCVTならではの超ハイギヤのお陰で坂道だろうとエンジンが低回転で回り、振動もノイズもほとんど聞こえない。
ハンドリングレスポンスは素晴らしく良くて、数ミリしか動かしていないような微小なステアリング操作もきちんと応答してくれてどんな速度域でもどんな道でもビシっとまっすぐ走る。
少し俊敏にステアリングを切ればボディサイズからは想像もつかない機敏に、そして峠道でもリラックスできるハンドリングを見せてくれる。
多少オーバースピードで突っ込んでも何事もなく曲がって行く高い旋回性能があるから、あらゆる場面でリラックスできて、静かに滑らかに、ただただ前に進む移動快適移動空間がそこにある。
ブレーキは1,300Kgのボディに16インチというサイズが十分で、フィーリングはスポンジーだけど踏めばそれなりに効くし峠道でもフェードする気配がない。
多分不満を持つ人はほとんどいないんじゃないかな。
CVTと合わせてコントロール性が良いとは言えないので、やっぱり攻めるには向かない。
現代のシビック(とはいえ既にFC1型は型落ちではあるけれど)が持つのは超長距離に対応したグランドツーリング性能であって、昔のEG6とかEK9時代のシャキシャキ動いていた面影はほとんどない。
思うままに走れるのは事実だけど、詰めて走るんじゃなくてそこそこのペースで流すのが使い方としては適正なんだな。
ホンダらしく後部座席が広いし、トランクも広いから人を乗せて長距離を走るには凄くイイ。
長距離を快適に走りたいなら、最適な選択肢の一台だと思うな。
次にシビックを買う時はより快適なマニュアルミッションを選びたい。