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ペンタゴン7のブログ一覧

2025年06月16日 イイね!

N-VANの走行性能試験

せっかく面白い車に乗っているんだから、どんなクルマか記録に残しておきましょう。

結論から言うとN-VANは名前の通り商用バンです。
お金を使う乗用車じゃなくてお金を稼ぐ商用車。

運転座席は立派だけど助手席の時点でかなり怪しい。
後部座席は市内ならギリギリ何とか。

運転手だけ乗れれば良いと割り切れるなら、乗っていいかもしれません。
走行性能は中々イイです。


ということでN-VANですね。
6MTで前輪駆動。
昔はバンと言うと後輪駆動だったのですが、スペース効率を追求すると前輪駆動なんですね。


正直内装は興味ないので、ドライバーズカーとしてどうかだけ書いていきます。

まず走り出して思ったのはスポーツカーかな?と言う事。
排気音が聞こえるクルマは久しぶりに乗りました。
最後に乗ったのはGR86かな(割と最近)

演出じゃないんですよ。
遮音材を省いて軽量化&コストダウンしているんですよ。


さらに6速マニュアルミッション。
気分が上がる変速操作!と言う前に超忙しい。
1速25キロ、2速45キロ、3速70キロ、4速90キロくらいの超ローギヤードの上にクロスしているミッション。
1速クラッチをつないで車が前に動き出し、2速もアクセル踏まずにそのまま繋がる。
ようやくアクセルを踏んで加速して、時速30キロくらいで3速。
時速30キロの時点でエンジン4,000rpmくらい回っていますからね。
気分が上がるというかやかましい。
そして凄く忙しい。
信号のたびにコレですよ。

じゃあギヤ飛ばししよう!って思いますよね。
でも660ccのNAエンジンはそんなズボラ操作は許容してくれないんですよ。
しっかり一段一段ギヤを変えていかないとスムーズに加速しません。

ですので1速、2速、…3速、…4速と、確実にシフトアップしていく必要があります。
しかも4,000rpm以上で。
5速に入ると随分静かになってきて落ち着く事ができます。
流れもいいし、6速!と入れると「ゴロゴロゴロゴロ」とエンジンが唸りだし場合によっては減速します。
あれー?

カタログ見てみると、どうやら4速が直結相当の1.097で、5速は0.829のオーバードライブギヤ。
そして6速は0.634の超オーバードライブギヤなのでした。
最近の主流はベルト式トランスミッションなのでギヤなんて付いていませんから、今の人にオーバードライブギヤって言っても通じませんね。
そもそも今のクルマはオートマしかないから、ギヤ比の概念も薄いのか…。

と言う事で平坦な道で時速60キロ以上でなければ6速は出番が無いのでした。
燃費の為の割り切りが凄い。


高速道路でもずっと6速という訳にはいかず、上り坂ではアクセル全開でも減速する場面があります。
マニュアルミッションらしく大人しくギヤを落とし、5速で走ると割とどんな坂でも登って結構オールマイティ。
5速90キロってエンジン5,000rpmも回っていて最大トルク発生域に入っているんですよ。
何なの最大トルク4,800rpmって。
スポーツカー?

パワーは全然ないんですがレスポンスが物凄く良くて、アクセルを踏むとガォン!と一気に回転が上がります。
おかげでダブルクラッチもヒールアンドトゥも凄く楽。
超低粘度エンジンオイル、ウルトラネクストの恩恵でしょうね。

と言う事で楽しいけれど、かなり忙しいですね。


ハンドリングはどう?というと、これが素晴らしいんですよ。
まさにドライバーズカー。
熟練ドライバー向けのセッティング。

まずビシっとまっすぐ走ります。
もう直進安定性が素晴らしい。
マニュアルミッションはどうしても片手運転の時間ができますが、そんな時でもビシっとまっすぐ走る。
このおかげで300キロの長距離移動も凄く楽でした。
長距離を走るクルマはハンドリングが大事だって、しっかり分かっていますねホンダ。


コーナリングに関してはカーブの入り口で(あえてコーナーとは言わない)しっかり減速し、トラクションをかけながら曲がっていくとハンドル角度は最初に決めた一定角度で、旋回挙動が一切ぶれないのでまさにオンザレールで曲がっていきます。
いやー気持ち良いですよこのハンドリングは。

カーブの入り口でしっかり減速して、出口に向かって加速していく。
これ他のホンダ車と同じ挙動です。
サーキット走るクルマみたいなセッティング。

限界なんて公道でアンダー出るくらい低いんですよ。
登りのカーブなんて読み間違えるとアンダーステアが出る。
でもそんな時でもハンドル切り増したりアクセル緩めたりするとすーっとカーブを曲がっていく。

これは気持ちいい。
峠道が凄く楽しい。

ボディ剛性なんて全然なくて、高負荷時にリアボディがクニャってしなるのが分かるんですよ。
全然剛性なんてない。
開口部デカいバンなのに、助手席側Bピラー無いですからね。
おまけに普通軽バン、軽トラックはラダーフレームボディなのにN-VANはモノコックボディ。
ボディ剛性なんてある訳ない。

でもサスペンションセッティングがいいんですね。
全然ロールしないし、運転感覚は背の高い車両とあまり感じません。
ふらつく前にアンダーステアが出ます。


運転席限定ですが快適性は中々イイです。
シートが明らかに軽乗用車ではない普通車みたいなシート付いていまして、腰痛持ちの私でも6時間運転して全然痛くならない。
大事なところにきちんとカネをかける姿勢は素晴らしいですね。

助手席?
ああ…付いていますよ。
短距離で酔いそうとクレーム出ましたが。


写真1

またタイヤがイイですね。
12インチタイヤが凄く良い仕事をします。
銘柄はブリヂストン・エコピア R680 145/80R12。
このタイヤが凄く静かなんですよ。
排気音や他車のロードノイズなど外部ノイズは凄く良く聞こえるのに、このタイヤはロードノイズが少ない。

また乗り心地も凄く良いんですね。
まさにブリヂストンという感じの、しなやかで滑らかで柔らかい乗り心地。
なんだか古のB'Styleを思い出すような優しさがある乗り味のタイヤです。

良いタイヤもありますがサスペンションセッティングもいいんですね。
かなり快適です。


写真2

写真は50キロ走行時点だけど、瞬間的に20キロを平気で超える。

実燃費は一般道100キロと高速道路200キロ走行して19.93Km/L。
滅茶苦茶燃費良いな。


クーラーの効きが悪いとか外部ノイズがうるさいとか事実上一人乗りとか、些細な問題はありますが割り切れば凄いくイイと思います。
燃費も超良いからセカンドカーにピッタリなんじゃないかな。
Posted at 2025/06/16 21:31:22 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日常 | 日記
2025年06月14日 イイね!

シビック納車まで1週間の相棒

カローラはノーマル戻しのためディーラーへ旅立ちました。
本日私をディーラーに送り届けて、カローラの仕事は終了。

そして1週間の間共に走る新しい相棒を受け取ってきました。
写真1

ホンダ・N-VANになります。
走行4,000Kmとほぼ新車。


写真2

今の時代超希少なマニュアルトランスミッションで。
こんなの代車にして、使いたいお客さんいるのか。
私は嬉しいですけど(ここに一人いた
耐久性と価格重視の商用車ならマニュアルトランスミッションがイイですね。

久しぶりのマニュアルミッションですが、特に何事もなく走っています。
エンストもしないし、シフトミスもなし。

ただN-VANは4速で100Km/hの超ローギヤードな上にクロスミッションなので街中ではシフト操作が忙しい。
いやあ、忙しくてニヤニヤしますね。
たかが最適なギヤを求めるだけで、こんなに考えるコトが増えるなんて。
シフトダウンはダブルクラッチで回転数を合わせて、旋回はヒールアンドトゥで上手くギヤを繋いで。
体が覚えてるから、無意識にできる。
凄く、凄く楽しい。
まだコーナリングなんてレベルで走っていないんですよ。
街中をダラダラと走っただけ。
でも楽しいね。

ナラシが終わっていないのかギヤの入りが渋いですが。


N-VANは1速30キロ、2速50キロ、3速75キロ、4速100キロと言った感じのギヤ。
街中では意外と5速とか6速に入らない。
5速に入ってもエンジンがゴロゴロと苦しそうな音を出す。
これは低回転トルクが足りていませんね。
N-VANの純正エンジンオイルが規格外のウルトラネクストという事もありますが、カタログ見たら最大トルク発生回転数が4800rpm。
物凄い高回転型特性のエンジンでした。
約5,000rpmからレブリミットの約7,000rpmまでブン回して走るタイプのエンジン。
恐らく30番くらいのエンジンオイル入れれば5速とか使えそうですけど、代車なのでそこまでできない。
素の特性で走るしかないですね。

つまり超高回転型特性を活かして、5,000rpm以上で走る。
高回転型特性のエンジンをローギヤードのクロスミッションで走るから忙しいし楽しい。


明日宮城までの300キロを走って性能を見る事になります。
今日は旋回性能とか見れるところまで乗っていないので性能は未知数ですが、多分全然曲がらないでしょう。
そう言うの求めるクルマじゃないんで一切問題ナシ。


マニュアルミッションで走っていると勝手に加速しないし、速度維持が物凄く楽。
前の車がフラフラしていたってギヤを落としてエンジンブレーキで対応できる。
ああ…快適。

オートマがどれだけ進歩してもアクセルの踏み込み量から判断した最適なギヤにチェンジするしかできないので、他の車両との協調走行が難しいんですよね。
あるいはアクセルオンにしか対応していないから、前の車両が謎減速したら人間がシフトレバーかフットブレーキを操作して減速しないといけない。
そういった余計な操作が入るのは大きなストレスになりますし、クルマが応答してくれないのはさらにストレス。
人間の操作が入るなら最初からマニュアルミッションでいいんじゃないのって毎回思うんですよ。
何で自動変速機使っているのに人間の操作が入るの?って。
全然自動ではない。

この辺ホンダとかスバルのトランスミッションはある程度上手く動いてくれるんですけど、やっぱり限度があります。


その辺、マニュアルミッションは楽。
思い通りにしか動かない。

次のクルマ選ぶ時は今以上に希少種になっているけれど、やっぱりマニュアルミッションを選びたいな。
特に通勤車は軽乗用車でも一人乗りでも問題ない訳で。
ジムニーが事実上手に入らない今、どうせ同乗者の快適性無視ならMTも機械式4WDも今のところ選択肢があるしN-VANでもいいんじゃないかなって。
そう思えるクルマですね。

もちろん同乗者が快適なマニュアルミッションがあればそれがいいですが。
普通にオートマの方が速い時代ですから、多分MTは今後趣味性の強いスポーツカーにしか残らないと思うんですよね。

もちろんドライバーの意思通りに動いてくれるオートマがあれば結構ですが、そんなもの出てこないでしょう。


ひとまず、もしかすると私が経験する最後のマニュアルミッションになるかもしれない期間限定の相棒を楽しむ事にします。
Posted at 2025/06/14 22:38:40 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日常 | 日記
2025年05月11日 イイね!

カローラのモデルチェンジと困り事

ゴールデンウィーク中の出来事は気力がなくなったので諦めます。

カローラがモデルチェンジしますね。
https://toyota.jp/news/?n=733&d=car_contents
このタイミングでモデルチェンジと言う事はあと一年フルモデルチェンジしないのかな。
現状を見るとフルモデルチェンジしても速攻で受注停止になるだろうけど。

あるいはフルモデルチェンジ前のテコ入れにも見えます。


トヨタは絶滅危惧種となっているセダンとステーションワゴンを未だ残してくれているので良心的。
最早一般人が買えるセダンはカローラとアクセラ(MAZDA3)のみ。
300万円を安価と言えるかどうかは別問題としておいて。

他はWRX S4やスカイラインなどのハイパフォーマンスセダンになりますが500万スタートと言う割と無茶な価格設定。
もう、セダンは大衆車ではないのですねぇ。


ステーションワゴンもカローラとレヴォーグくらいしか生き残っていません。
荷物積むなら圧倒的にミニバンの方が有利ですからね。
今の時代走行性能に優れる事はスポーツカーにしか求められないようです。

私は荷物が詰めて高速走行安定性に優れるクルマとしてステーションワゴンが欲しいのですけど。


トヨタとしては台数の出ないステーションワゴンとセダンを捨てたいのでしょうが、こちら法人需要が根強いので残しているのでしょう。
ワゴン欲しい法人はプロボックス買ってねって、フルモデルチェンジでカローラスポーツとカローラクロス残して消えるかもしれません。
ADバンも消えたから、本格的に商用バンはプロボックスしか残っていないんですよね。


さて、最近ドクターストップが出ました。
常に疲労感があり仕事を休む事も増えてきたのでかかりつけ医に相談したところ、「それは精神的な疲労感ではなく肉体の疲労。診察するたびに悪化しているから、今後医者として宮城への毎週往復を認めるわけにいかない」ですって。
左様で御座いますか。
気が付かないうちに長距離移動によって体が疲労していたのね。

と言う事で今週は宮城に留まっています。
宮城新潟往復は隔週以上にするしかない…。


運転座席交換とかプレミアムコンフォートタイヤとか色々対策しているつもりでしたが、毎週700キロ走行と言う根本的問題は解決できなかったようです。
そうなると新潟でできる事が大幅に制限されるので困りますねェ。
Posted at 2025/05/11 19:27:19 | コメント(5) | トラックバック(0) | 日常 | 日記
2025年02月01日 イイね!

完璧な次期愛車候補・ジムニーノマド

スズキが新型車、ジムニーノマドを発表しました。
最近自動車関連の記事は飛ばし記事ばかりで、ジムニー5ドアが出るというのも飛ばし記事だろと思っていたのですがね。
予想CGとか予想スペックとかいらないから、確実に販売予定の車両の確実な性能情報が欲しいのですよ。

現在ジムニーノマドはカローラからの乗り換え最有力候補となっています。
なにしろ
・5ナンバー
・ローギヤード5MT
・パートタイム四駆+FR
・1.5Lエンジン
・5ドア
という、欲しいと言っていた装備ほぼ全部乗せ。
無いのはオンロードサーキット走行可能くらいか。

これは完璧。
ジムニー及びジムニーシエラは2ドア。
やはり人を乗せるには4ドアは欲しい。
ジムニーシエラは何度か買おうと思いましたが、あまりに実用性無視のリアルスポーツカー過ぎて買えなかったのです。
後部座席に人が座る前提のジムニーノマドなら、長距離も快適なはず。
少なくともシエラよりは。

あるいは4ドア86でも良かったのですが、どうせいつもの飛ばし記事でしょう。
そういえば最近カプチーノとか言ってますが、かなりの高確率で飛ばし記事と断定しています。
飛ばし記事が検索エンジンに非常に引っ掛かりやすいので除外できるオプションとか無いものか…。

あとはローギヤードマシンで気になるエンジン回転数だけど…
ギヤ比が
1速4.425
2速2.304
3速1.674
4速1.190
5速1.000
まさかの5速直結。
5速直結は最近中々見ませんね。
ファイナルが4.090で、タイヤが195/80R15。
意外と16インチタイヤじゃないんだ。

ここから計算するとレブリミットの6,000rpm時には
1速42.3(km/h)
2速81.3
3速111.8
4速157.3
5速187.2
という結果に。
ここまでローギヤなら、一般道はパワー不足感じないんじゃないかな。

100Km/h時の回転数は3,205rpm。
んー、微妙に3,000rpmオーバー。
まぁジムニーにとってオンロードはオプションみたいなもんだから。
ゆっくり走るとして90Km/hのギヤ比を計算すると…2,884rpm。
まあイケるんじゃないかな。
そんな事よりも魅力的なポイントが多すぎる。
オートクルーズもついてくる素敵仕様。
ホイールベースもシエラの2,250mmから大幅拡大し2,590mmとカローラの2,600mmとほぼ同じ。

実写乗って後部座席の広さと乗り心地を確認したら発注しよう…と思っていたら。
実店舗に行く前に、既に受注終了との話が。

早い。早すぎる。


どうせ発注しても数年待ちになるんでしょうし、既存のスズキ顧客が優先でしょうけどね。
ひとまず実車見て確認したいな。
Posted at 2025/02/01 22:34:41 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日常 | 日記
2025年01月18日 イイね!

HONDA N-BOXの短期走行レポート

N-WGNのサスペンション部品、ダンパーアッパーマウント交換の間代車を借りたので乗り回してきました。
写真1

車両はN-BOX。
現在日本で一番売れている車両。
型式はJF5型。
エンジンはNA(自然吸気)で、軽乗用車なのにVTEC搭載。

N-BOXは以前から気になっていたけど、JF3型N-BOXはサスペンションがふわふわ過ぎて家族全員が酔う始末。
今回はモデルチェンジでサスペンションの設定が変わっている事で、期待して乗ってみました。

結果としては
・家族は酔わない
・走りに文句無し。ただきちんとしたタイヤで再評価したい。
・日本一売れているのは納得
という所。

今回はスタッドレスタイヤ装着なので、本来の性能からはずいぶん離れているのですが。


エンジンをかけて、まず感じるのが静かさ。
軽乗用車ってエンジンかけた瞬間から割と賑やかなんですけどね。
N-BOXはエンジンの音が遠くで聞こえる感じで、車内の静粛性は高い。
車外は割とノイズが聞こえるので、遮音が上手くいってるんだな。

走行中もかなり静かで、後部座席と普通に会話ができます。
高速道路走行中もノイズがうるさくて会話できないなんてことは無く、普通に会話できる静けさがあります。


アクセルを踏んで走り出すと、結構硬質な走り出しをします。
普通はトルコンが滑ってじわりと動力が伝わって前に進む感じがしますが、N-BOXはトルコンを極力滑らせずグッと加速する感じ。
スムーズと言うか硬質な感じで、近いのはスバルのリニアトロニックか。
低速域ではクラッチ直結みたいな硬質な動きをします。

また加速時にリアサスペンションがあまり沈み込まないのが特徴的。
リアサスペンションが沈まないので、より前に出る感じが強調されていますね。
トラクションが強く、まるで4WDに乗っているかのような出足を見せます。


直進安定性はあまり良くない。
恐らくこれはスタッドレスタイヤの影響が強いのだろうけど、随分左右方向のふらつきが大きいな。
具体的にはサスペンションが動いていないのに走行ラインが勝手にずれていくので、高い確率でタイヤの剛性および直進安定性が低いものと推測されます。
特に高速道路走行時は常に左右にラインがずれていくので、安定した走りは少し難しい。

更に高速道路では車線維持支援システム(LKAS)が非常に悪い動きをし、そのために常に動きが安定しなかったのもあるかな。
まっすぐ走らせるために存在する車線維持支援システムだけど、そもそもの直進安定性が低い車両もしくはタイヤではより直進安定性の低さが助長されるンですよ。
きちんと車両性能が高い状態を維持しないと、システム非搭載車より車体挙動が安定しないんだな。

残念ながらシステムキャンセル方法を知らないままだったので、高速道路では常にふらついたままでした。
あるいはステアリングアシストの速度が早過ぎるか、アシスト量が大き過ぎるな。


旋回性能はワンボックス形状から想像できる通り、俊敏なものではないですね。
ただし挙動が非常に素直で、特にリアサスペンションの剛性が高い事を強く感じる仕上がり。
リアタイヤを軸に旋回してゆくイメージで、リアはただ踏ん張っているのではなく最大限グリップを発揮させようとアクティブに動いている感じ。
とにかくリアの剛性が高く車体挙動が安定しているので、高負荷旋回時にも安心してアクセル踏んで行けますね。
フロント駆動の2WDで一番怖いのはリアタイヤがいきなりグリップを失う事なので、このリアタイヤのグリップは非常に安心感が強い。

ホンダって昔からFFスポーツ作っているから、こういうリアタイヤをただ踏ん張らせるではなくアクティブに使う方法が凄く上手いんですね。
スポーティに走るのは無理だけど、限界が高く走行安定性は高いので旋回に不満は無い。
きちんと荷重をかけてやると、フロントもリアもかなりの仕事をします。


あとブレーキが効く。
市販乗用車全般に言える事ですが、日本車はとにかくブレーキをケチりたがるんですよ。
スポーツカーのGR86でさえ、オプションの高制動型ブレーキパッドを入れても満足できる制動力は出ない。
旧形式のN-ONEもそうでしたが、ホンダでさえ例外ではありません。
コントロール性が低く、制動能力の低いブレーキを平気で採用する。

はずだったのですが。
N-BOXのブレーキはきちんとフィーリングがかっちりしており、なおかつ制動力もそこそこ高い。
そしてコントロールできる。
踏み込み量ではなく踏み込む力でコントロールするので、非常に扱いやすい。

コントロールできるのは非常に大きいですね。
これだけで制動時の安心感がまるで違う。


搭載されるS07Bエンジンは私の愛車N-WGNに搭載されているS07Aエンジンの改良型となりますが、NAの660ccなので当然パワーは無いです。
ただS07Aエンジンと違い高回転での伸びが素晴らしく良くなっています。
上の回転になるとエンジン音が変わっていき、レブリミットまできちんと伸びる。
ホンダらしい高回転型エンジンで、レブリミットに近付くにつれ変わっていくエンジン音のおかげで回すのがとても楽しい。
回れ回れブン回れ。
どうせ速度が伸びないから思う存分ブン回れ。

またホンダNAエンジンらしい鋭いエンジンレスポンスは健在。
カローラの重ったるい1NZエンジンと比べるとスポーツユニットみたいな鋭さ。
ただエンジンが回るだけではなく鋭いレスポンスのお陰で旋回時の姿勢制御などとてもしやすく、限界が非常に低いスタッドレスタイヤでも限界を探りながら曲がれます。
速くは無いけれど、ワンボックスボディだけど、走るのが楽しい。

これはマニュアルミッションもしくはマニュアルモードが欲しくなるエンジンですね。
えっ、グレードによってはマニュアルモードあるの?


あとドライバーに最大限のストレスを与えるために搭載されているエンジンのアイドリングストップは例外なく邪魔。
何で一時停止する度にエンジンが止まるのか意味が分からない。
アイドリングストップはハイブリッド車以外全撤廃して欲しい。


先代N-BOXと比較してサスペンションが非常にしっかりしているため、家族が酔う事はありませんでした。
これならある程度の長距離もこなせるかな。

後部座席と普通に会話できる静粛性。
ボディとサスペンションの剛性を確かに感じる乗り心地。
ドライバーが運転していて楽しいと感じる運転空間。

ファミリーカーとして、大変に優秀と思います。


N-BOXは日本一売れている乗用車ですが、そこにはワンボックスボディだから、軽乗用車だからという言い訳は無く、きちんとクルマとしてまともに走るクルマを作ろうという心意気が感じられました。

きちんと大人四人が快適に乗れ、走りもかなり良い。
タイヤさえマトモな銘柄はいていれば高速道路の長距離移動もこなせそうです。

走行性能に劣るスタッドレスタイヤではなく、せめて純正サマータイヤで評価したいと思いましたね。

N-BOXのようないわゆるプレミアムコンパクトカーが売れている背景には、普通乗用車が大きくなりすぎて乗れるクルマが無い方の退避所という性格があると私は分析しています。
そんな普通乗用車に慣れている方が乗り換えても、これなら不満は出ないと思いますね。
Posted at 2025/01/18 21:56:51 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日常 | 日記

プロフィール

「シビックの愛車紹介写真を追加。改めて見るとゴツい。」
何シテル?   07/22 20:34
FC1型シビック、JH2型N-WGN、M910A型ルーミーに乗っています。 フォローはご自由にどうぞ。 ドライブが好きで、ふらりふらりとあちこちに出...

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2025年5月5日 取り外したクラッチ部品の状況観察をしてみる 
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2025/05/25 08:07:24
みん友さんと燕三条界隈でラーメンオフ会でした~( ̄∇ ̄) 
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