ちょっとした事情で手に入れたGP7型XVのキャリパーと、既に持っているGC8型インプレッサWRX用キャリパーを比較してみました。
GC8型インプレッサWRXが発表されたのは1992年。
スバルXVが発表されたのは2012年なので、20年の差がある訳です。
当時のインプレッサWRXに採用されていたブレーキは15インチ。
でもNAインプレッサは165SR13(165/82R13)タイヤを履いていたので、当時としては15インチでも十分大きいブレーキだったのでしょう。
対するGP7用ブレーキも、15インチになります。
GC8用ブレーキローターがピッタリはまる事から、ローター寸法は変わっていない様子。
今の時代にはインプレッサクラスに15インチなんて小さい部類のブレーキですし、正直容量不足の感は否めませんが、この温度差も時代の差なのでしょう。
いや、その後WRXのブレーキは16インチ対向4ポッドブレーキキャリパーに変更されるので、当時から15インチでも容量は不足していたのかもしれない。
16インチブレーキはスポーツタイヤをロックさせられるほど強力なので、長く使われていましたけどね。
写真1

右がGC8用、左がGP7用ですが、この時点ですでに違う。
GP7用キャリパーのほうが大きいのです。
写真2

ブレーキパッド比較。
これも右がGC8用、左がGP7用。
GP7用のパッド面積が広いですね。
写真3

一番の違いはココ。
ブレーキパッドにスプリングが付いています。
どこかの資料で、ブレーキ引きずりによる抵抗を回避するために採用したと読んだ覚えがありますが、コレか?
写真4

GP7用ブレーキキャリパー。
信頼と実績のトキコ製。
写真5

GC8用ブレーキキャリパー。
これは…どこのメーカーだ?
三菱マークみたいなのがメーカーロゴなのでしょうが。
背面の補強がGP7と違いますね。
GP7用の方が天面の穴も大きく、放熱に優れていそう。
こうやって見ると、さすがに20年も経つとブレーキひとつとってもぜんぜん違うんですね。
Posted at 2015/01/24 13:05:24 | |
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