カストロール エッジ オイルマイスタープロジェクトで当選したエンジンオイル、カストロール エッジ 5W-30(SN)を試してきました。
まずはエンジン始動から。
私はアイドリングをしないで走り出すのですが、鉱物油などは発進時に必ずエンジンの微小な振動が発生するのです。
走り出せばすぐに消える振動ですが、恐らくこれがドライスタートによるダメージなのでしょう。
液体チタンによって低温時のエンジン保護性能が高いということは、こういう事なのかな。
そういえばゼストにカストロール マグナテックを入れているけれど、マグナテックを入れてもエンジン始動直後から走りだしてしばらくの振動とノイズが大幅に低減しました。
一般的な鉱物油はエンジン始動直後から走り出して少しの間ノイズと振動があるので、やはりドライスタート保護を謳っている銘柄は違うという事なのでしょう。
エンジンが温まってきたら5速40Kmでの巡航。
エンジン回転数は1000rpm程度とほぼアイドリング状態。
これ、エンジンにはかなりキツいんです。
クオリティの低いオイルでは振動が大きく発生したりノイズが発生し、踏み込んでゆくと大きく振動しながらゆっくり加速します。
しかしカストロール エッジはその振動が少なく、また比較的力強く加速してゆきます。
町中ではこんな感じで楽に走ることができます。
エンジン静粛性も上がっているので、ゆっくり走っているようにも感じますね。
写真1

今回の評価ドライブ、峠道のスタート地点は道の駅いりひろせ。
今回のテストドライブでは国道252号線、通称60里越えを走ります。
本来6里しかない道のりですが、あまりに険しく60里にも感じることからこの名前がついています。
ここからは長く厳しい峠道。
オイルを試すのに調度良い道ですが、登りでもひとつ上のギヤで登れるほどトルクが出ていて楽々走れます。
静かなので多少エンジン回し気味に走っても気になりませんね。
60里超えの登りはヘアピンなどきついカーブもあるので、バーチャルサーキットで教わった通りに走ってみました。
ヘアピンでは十分に減速し、ギヤを1速にシフトダウンして立ち上がりでレブリミットの7,000rpmまで回してシフトアップ。
オイルによってはレブリミットまで回るのを嫌がる銘柄もありますが、カストロール エッジはきちんとレブリミットまで回ります。
2速でレブまで回すと100Km/hに到達してしまうのでレブまで引っ張るのは1速だけですが、これだけでも気持ち良い。
先に減速を終わらせておくと、カーブで無茶しないから全然怖くない。
そして立ち上がりの加速に集中できるからタイヤの負担も少ない。
これだけでも今までのコーナーリングで頑張る走りからシフトしたほうが良いと感じますね。
実際速いかどうかはサーキット走らないと分かりませんが、安全でタイヤと車両に優しい走りであることは間違いないようです。
写真2

そして目的地の田子倉ダム。
停車していて気がついたのですが、エンジンが温まっているとアイドリング振動が消えて大変に静かになっているためエンジンが止まっているものと勘違いしてエンジンを再始動しそうになりました。
このオイルで走っていて感じるのは、このオイルは評価するのが難しいなと。
カストロール エッジは評価ドライブしているということを意識しないと存在を忘れてしまうような、そんなオイル。
あまりに空気みたいで違和感がなく、オイルを意識しないんですね。
気がつけばクルマとの対話モードになっている。
プロフェッショナルレーシングチームARTA監督の鈴木亜久里氏も言っていましたが、「最良のオイルは、オイルのことを意識しないオイル」という言葉そのものがこのカストロール エッジなのかなという感触を得ました。
写真3

その後は国道252を抜けて国道49号経由で帰還。
途中高速道路でフル加速を試してみましたが、本当にスムーズに操作したとおりにエンジンが動いている感じで、フル加速状態でもオイルの存在をあまり意識しません。
太いトルクで高速巡航も楽々。
これはまさに全域高性能なオイルと実感します。
走行距離は約250キロ。
まさに60里(約240Km)越えドライブでした。
イイね、このオイル。
あとは耐久性がどうなるか気になるところです。
Posted at 2016/08/27 21:26:23 | |
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