
車の走りを良くするためにはボディ剛性を上げるのが最良です。
レース車両でもスポット増しやロールゲージでボディ剛性を上げるのは当たり前。
それはなぜかと言えば、ハイグリップで剛性の高いタイヤをしっかりと地面に接地させるため。
しかしながら、一般道を走りレーシングタイヤにほど遠いグリップのタイヤを履く一般乗用車のボディ剛性はタイヤを使い切るために必要なだけあれば良いと思うのです。
ローグリップなタイヤであれば、ボディ剛性を下げるのも適切なチューニングなのでは?
なんでこんな事を言うかと言えば、今月に入ってインプレッサのタイヤをサマータイヤからスタッドレスタイヤに換装したのですが、どうも走りのバランスが良くない。
具体的には、コーナリング中に外周のタイヤが先に鳴くようになった。
アンダーステアも強い感じ。
ブレーキも効きが悪い。
これはボディ剛性がタイヤに勝ちすぎているからなのでは。
サスペンションセッティングだってタイヤを基準に設定しますし、タイヤに合わせてセッティングするのは不自然ではないかなと。
もっと本格的にやるならサスペンションセッティングも変えなきゃいけないんだけど、流石に市販車でそこまでやらなくていいんじゃないかな。
そもそも減衰調整式サスペンション持ってないし。
一度高品質なショックアブゾーバーと純正車高のスプリングを組み合わせてみたいのですけどね。
という事で、ストラットタワーバーを取り外してみました。
これでフロントの剛性が下がって、良い感じの走りになるはず?
実際に走ってみると若干のレスポンス悪化はありますが、、コーナリングでも確実にフロントのグリップが増していますしブレーキも効くようになりました。
コーナリング中は若干内輪が鳴くようになりましたが、両輪ともきちんと接地している模様。
しかし今度はフロントがグリップアップしたせいでリアがちょっと流れやすくなった。
これはリアタイヤの空気圧で調整できるかな?
…もしかしてエコタイヤのピレリ・パワジーも今のストラットタワーバーがないセッティングの方が相性良いのかも。
ボディ剛性は高すぎても、合わせるタイヤによって悪影響を及ぼしてしまう事もあるようです。
これから雪道でガタガタ道路を走ることになるので、タワーバーを外したほうがボディダメージも少なくていいかも?
っていうかインプレッサって9万5千キロも走って、まだこんなにボディ剛性あるのか。
走行7万キロぐらいでボディがユルユルになってテールゲートがガタガタ言っているクルマを知っているんですが。
フリードは追突されてからガタガタ言っていますが、これは修理時のチリが合っていないからでしょう。
走りに関してボディ剛性の低下を感じません。
昔は紙ボディと言われたホンダも、8万5千キロ程度じゃ全然ボディ剛性落ちないんだなぁ。
Posted at 2015/11/20 20:41:07 | |
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インプレッサ | 日記